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ダイアトーンサウンドナビ、フォーカルスピーカー搭載 メンテナンス多数 MAZDA RX-8 納車整備 エンジンマウント交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日にご成約のご報告させて頂き、お客様の元へご納車をさせて頂きました『ダイアトーンサウンドナビ、フォーカルスピーカー搭載 メンテナンス多数 MAZDA RX-8』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きました。
①エンジンマウント交換
②パワープラントフレーム位置調整
③バッテリー交換
そこで、上記オプション作業の様子を順次ご紹介して参りますが、今回は①エンジンマウント交換作業を行いました際の様子をご紹介致します。
本車両をご購入頂きましたお客様におかれましては、ご契約までのやり取りの中で、ご納車後に各種ブッシュやエンジンマウントといったゴム類のリフレッシュを順次実施していきたい旨のご希望を持たれておりました。
RX-8においてブッシュ類の交換となると数がかなり多く、金額的に嵩んでしまいます故、まずは比較的安価に交換が可能であり、エンジンフィーリングの向上を図ることができるエンジンマウントの交換をご提案をさせて頂きましたところ、交換作業のご用命を頂戴致しました次第で御座います。
尚、エンジンマウント交換と同時にパワープラントフレーム(PPF)の高さ調整も実施致しましたが、PPF高さ調整の様子は次回にご紹介致します。
では早速エンジンマウント交換作業のご紹介に入りますが、RX-8においてはエンジンマウントは運転席側と助手席側の2箇所となり、タイヤを外すだけでマウントまでアクセスできます。
まずは運転席側のエンジンマウント交換を行いますが、エンジンをジャッキで支えた上で、エンジンマウントをメンバーに固定しているボルト1個、ナット1個、そしてエンジンとマウントを固定しているボルト1個を緩めて、エンジンマウントを車体から取り外します。
取り外したエンジンマウントを確認いたしましたところ、上部に亀裂が確認できましたので、交換時期としてはちょうど良いタイミングであったと思います。
また、ここまで99,600kmにおいてエンジンを支えてきてくれたので当然ですが、新品に比べると潰れて高さが低くなっておりました。
続いてエンジンマウントの取り付けですが、今回は純正新品を使用致します。
純正品よりリジッドな製品もいくつか出ている様ですが、お客様がサーキット走行等のスポーティーな走行は全く考えておられない事に加え、純正品は液体封入式となっておりますので、純正品が一番バランスに優れていると考えご提案させて頂きました。
取り付けに際しては、砂などが噛み込まない様にメンバーを綺麗に清掃した上で取り付けます。
あとは固定するボルトが斜めにならないようにエンジンの高さを調整しながら仮締めし、最後に規定トルクで3箇所のボルト及びナットを締め付ければ、運転席側は完了となります。
続いては助手席側の作業に移りますが、作業内容は運転席側と全く同様となります。
まずは古いエンジンマウントを取り外します。
取り外したものを状態確認しましたが、運転席側よりも状態は良好であるものの、やはり上部に薄っすらと亀裂が入っておりました。
運転席側の方が劣化が進んでいるのは、エキゾーストマニホールドが近くを通っているので、その熱の影響を受けているのだと考えられます。
そして、メンバーを綺麗に清掃した上で新しいエンジンマウントを取り付けます。
最後に3箇所共に規定トルクで締め付ければ助手席側も完了となります。
これにて取り付け作業自体は完了となりますので、全てのボルトがしっかり規定トルクで締まっていることを改めて確認した後に、確認のため試走を行いましたところ、アイドリング時の振動が小さくなっていることと、もともと滑らかなエンジンフィールがより滑らかになったことがすぐにわかりました。
これはRX-8に限らずですが、距離や年式を重ねた車両におけるエンジンマウント交換の効果は大きいです。
HONDA BEATではエンジンマウント交換すると本当にびっくりするぐらいフィーリングが変わりますから。
これで、よりロータリーエンジンを気持ち良く味わって頂けるかと存じます。
以上、今回はエンジンマウント交換の様子をご紹介致しましたが、次回はパワープラントフレーム高さ調整の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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