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Audi Q5 Sportback 室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

前回までVOLVO V60 CCにおける異音低減作業のご紹介をして参りましたが、今回からも引き続き異音低減作業のご紹介をさせて頂きたく存じます。

昨今も相変わらず異音低減作業のご用命を多数頂いている状況ですが、全ての車両において作業の様子をご紹介させて頂くこともできず、ピックアップしてご紹介させて頂いているものの全く追いついておりません。。。

初めて作業を行う車種や、なかなか作業させて頂くことの無い車種など、ご紹介をさせて頂きたい車両もあることに加え、異音低減作業をご用命頂きましたお客様からも、ブログでの紹介を楽しみにして頂いている旨のお言葉を多く頂戴しておりますので、可能な限り順次ご紹介を進めていこうと考えている次第で御座います。

といっても、ご紹介できずかなり溜まってしまっている状態で、今回の車両も昨年のはじめに施工をさせて頂いた際のものになります。。。

ということで、今回からは静岡県にお住まいのお客様よりご用命頂きました Audi Q5 Sportback における異音低減作業の様子をご紹介して参ります。

Audiは他の輸入車メーカーに比べて室内異音が発生しにくい様で、ご依頼頂く件数もメルセデスに比べると大変少なく、私と致しましては本車両が3台目の作業となります。

実際に作業を行っておりましても、内装の建付け剛性が高く、配線類などの処理を含め、メーカーとしても室内異音を気にして設計していることが伝わって参ります。

それでも、様々なパーツの組み合わせである内装からはどうしても異音は発生してしまうものだと思いますので、異音の無い状態で気持ち良くお乗り頂くべく、きっちり対策作業をさせて頂きました。

そんな Audi Q5 Sportback ですが、この度作業をご用命頂きましたお客様は、新車で車両購入時より助手席側ドアを中心として内装からの異音でお困りで、何度か購入されたディーラー様に加え、他のディーラー様にも対策作業を実施頂きましたものの改善しない(むしろ余計に異音が増えたとのことでした)とのことで、弊社にご相談のご連絡を頂戴し、作業をご依頼頂きました次第で御座います。

そこで、作業の開始当日に弊社までお越し頂きまして、お客様と共に同乗にて確認致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。

①助手席側フロントドア
②運転席側フロントドア
③運転席側エアコン吹き出し口付近
④運転席側Bピラー
⑤バックドア

ということで、上記箇所における異音の解消に向けて対策作業を行いましたので、作業の様子を今回から3回に分けて順にご紹介して参ります。

今回はその①として、お客様が一番お困りでありました助手席側フロントドアから発生していた異音対策作業の様子をご紹介致します。

今回ご紹介致します助手席側フロントドアからは、段差を通過した際や路面が劣化したザラメ路面の道を走行した際にビビリ音が発生しておりました。

ということで、早速作業の様子をご紹介して参りますが、内部の確認を行うためにドアライニングを取り外していきます。

ドアライニングは主にクリップにより固定されておりますが、このクリップ取り外しがかなり硬く取り外すのに苦労しました。

が、こういった取り付けの強固さ一つとっても建付け剛性への配慮が見て取れます。

ドアライニングが外れましたら、まずはドア側に異音の原因となりそうな箇所が無いか確認しますが、配線含めしっかりと異音対策の処理がなされており異音の原因となりそうな箇所はありませんでしたので、ドアライニング側の確認に移ります。

ザッと確認してすぐに異音の原因の一つが見つかりましたが、メーカー側による異音対策の一つである、ライニング内側にある起毛のモールが外れてしまっており、手で触るとビーンと異音がする状態でした。

生産時の組付け不良か、ディーラー様による対策作業時の不備かはわかりませんが、異音の原因となることは間違いないので、元通りに取り付けておきます。

その他に異音の原因となりそうな箇所が無いか確認を進めますと、配線が内装に接している部分がありましたので、TESAテープで対策します。

加えて、この部分のカプラー一つの固定が甘く、小さなガタがありましたので、一度取り外してガタが出ない様に対策を行います。

その他にも異音の原因になりそうな箇所が無いか、パーツ一つ一つを手で触りながら確認していきますと、もう1箇所異音の原因となりそうな箇所が見つかりました。

アンビエントライトカプラの固定台座がドアライニングに接しており、軽く手で触るとカタカタと音が出て走行中のビビリ音になりそうですので、クッションを挟んで対策を行いました。

その他にはドアライニング側に異音の原因となりそうな箇所がありませんでしたので、ドアライニングを取り付けて試走を行いましたところ、対策前に発生していたビビリ音は無事に解消しましたものの、ドアの前側あたりからかすかに『ピチピチ』と小さな音がします。

ビビリ音に隠れていた音で、異音対策作業をしていると本当に良くあることです。

そこで、もう一度ドアライニングを取り外して異音が出ていた付近を確認すると、原因となりそうな箇所がありました。

ドア側から金属棒が出ており、これがドアライニング側の溝に嵌るような構造となっているのですが、この金属棒とライニングの樹脂が接触し、振動による小さなガタで異音が出ていたと考えられますので、この金属棒に不織布を貼り、接触しても音が出ないように対策します。

上記対策を施した上で、もう一度ドアライニングを取り付けて試走を行いましたところ、、、

助手席側から発生していた異音は綺麗に解消致しました。

これでお客様が一番お困りでありました助手席側ドアの異音が解消して一安心ですが、引き続きその他の箇所の異音対策作業を進めます。

ということで、次回は運転席側フロントドア及び運転席側エアコン吹き出し口付近から発生していた異音対策の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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