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ご依頼作業: TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)室内異音低減作業 その④
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、三重県にお住まいのお客様より TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、5回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①リアシート
②リアルーフライニング
③助手席側Cピラー
④運転席側リアドア
⑤ダッシュボードオーディオパネル奥
⑥運転席側ダッシュボード
⑦助手席側ダッシュボード
⑧グローブBOX
⑨フロントルーフライニング
⑩オーバーヘッドコンソール
前回はオーディオパネル奥における作業の様子をご紹介致しましたが、今回は運転席側ダッシュボード及び助手席側ダッシュボードから発生しておりました異音低減作業の様子をご紹介致します。
※リアシート作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業①
※Cピラー、リアドア作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業②
※オーディオパネル奥作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業③
では早速作業のご紹介に入りますが、今回ご紹介致します運転席側ダッシュボード及び助手席側ダッシュボードにおいては、共にスピーカーカバー下側辺りから、段差を通過した際に『ザワザワ』という雑音、そして路面が劣化したザラメ道路を走行した際にビビリ音が発生しておりました。
ということで、まずは運転席側から作業を始めます。
明らかにダッシュボード上のスピーカーカバー下から音が出ておりましたので、Aピラーとスピーカーカバーを取り外して確認を行います。
カバー下には純正品では無く社外品のツイーターが取り付けられておりましたので、このツイーターも取り外します。
すると、異音処理されていないツイーターの配線がそのままエアコンダクトの上に置かれている状態でしたので、これでは異音が出て当然と言えます。
せっかく音を良くする為にツイーターを交換したにも関わらず、結果的に異音が出てしまっていてはもったいないですよね。。。
そこで、ツイーターを車体から取り出し、配線から音が出ない様にTESAテープで対策致します。
これでツイーター配線からの異音は発生しないはずですので、車体に取り付けます。
続いて、その他に異音の原因となる箇所が無いか確認を行いますが、ドラレコの配線がAピラーからダッシュボード内に入っており、配線に全く異音処理が施されていないので動いて異音が出ていることが容易に想像できます。
加えて、配線が向かう先であるダッシュボード内も異音の対策はされていないと考えられますので、ダッシュボード横のパネルを取り外して内部を確認します。
予想通り、配線が詰め込まれているだけに加え、ドラレコの電源ソケットも異音処理がされておらず、手で触ると車体に当たって音が出ている状態でした。
そこで、Aピラーからダッシュボードに入る配線と、ダッシュボード内の配線やソケットにおいて対策を行います。
その他には異音の原因となりそうな箇所はありませんでしたので、以上の対策を行った上で、取り外した部品を取り付けていきます。
この状態で試走を行いましたところ、運転席側ダッシュボードから発生していた異音はきれいに解消致しましたので、異音対策としては上記作業にてOKとなります。
運転席側は解決致しましたので、続いて助手席側の作業に入ります。
こちら側の異音においては、運転席側と同様にツイーターの配線が原因であると考えられますので、Aピラーとスピーカーカバーを取り外して確認します。
当然ではありますが、運転席と同様に社外品ツイーターの配線が異音処理されずダクトの上に置かれているだけの状態でしたので、取り外して対策を行った上で元に戻します。
加えて、助手席側においてもレーダー探知機の配線がAピラーからダッシュボード内に向かって入っており、異音処理がされておりませんでしたので、ダッシュボード横のカバーを外して確認します。
これでは配線が振動で動いて音が出てしまいますので、TESAテープで対策を行います。
その他においては異音の原因になりそうな箇所はありませんでしたので、取り外したパーツを元に戻し試走を行いましたところ、、、
無事に助手席側から発生していた異音も解消していることが確認できました。
ここまでの異音対策作業にてかなりの異音が解消しており、体感的には異音の少ないすっきりとした乗り味になってきましたが、音の大きさは小さく発生の頻度は少ないものの、まだ異音は発生しておりますので、引き続き対策を行います。
ということで、次回は本車両における最終回として、グローブBOX及びフロントルーフライニング、オーバーヘッドコンソールから発生していた異音の対応を行いました様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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