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ご依頼作業: TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)室内異音低減作業 その③
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、三重県にお住まいのお客様より TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、5回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①リアシート
②リアルーフライニング
③助手席側Cピラー
④運転席側リアドア
⑤ダッシュボードオーディオパネル奥
⑥運転席側ダッシュボード
⑦助手席側ダッシュボード
⑧グローブBOX
⑨フロントルーフライニング
⑩オーバーヘッドコンソール
前回はリアルーフライニング、助手席側Cピラー、運転席側リアドアにおける作業の様子をご紹介致しましたが、今回はダッシュボードオーディオパネル奥から発生しておりました異音低減作業の様子をご紹介致します。
※リアシート作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業①
※Cピラー、リアドア作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業②
では早速作業のご紹介に入りますが、今回ご紹介致しますダッシュボードオーディオパネル奥からは、段差を通過した際に『ザワザワ』という雑音、そして路面が劣化したザラメ道路を走行した際にビビリ音が発生しておりました。
オーディオパネル、そしてオーディオユニットの奥から聞こえてくる音ですので、センターコンソール等を取り外した上で、オーディオユニットも取り外して内部を確認致します。
そうすると、オーディオユニットに繋がる純正配線が異音処理されておらず、そのまま詰め込まれている状態でしたので、『ザワザワ』という雑音は恐らくこの純正配線が原因と考えられます。
続いて、その他の原因が無いか確認を進めますと、もう一つ異音の原因となりそうな配線が見つかりました。
恐らくレーダー探知機の配線だと思いますが、異音処理されず樹脂部品の上に置かれているだけの状態ですので、段差通過時やザラメ路面を通過した際の異音はこの配線が原因と考えられます。
その他には異音の原因となりそうな箇所はありませんでしたので、オーディオユニット裏の配線から対策を行います。
配線を一度取り外して、TESAテープを巻いて異音対策を行います。
次に、レーダー探知機の配線においては、配線をTESAテープで処理した上で、段差等で動かない様に固定を行いました。
これで、異音は解消しているはずですので、念のためセンターコンソールに繋がる純正ハーネスにおいても異音処理を実施した上で元に戻します。
上記対策を行った上で試走を行いましたところ、ダッシュボードオーディオパネル奥から聞こえていた異音は綺麗に無くなっていることが確認できました。
ダッシュボードセンターから聞こえていた雑音が無くなることで、段差通過時に随分とスッキリした感覚がありますが、まだダッシュボード左右や、グローブBOX奥からなど他の箇所からも異音が発生しておりますので、どんどん作業を進めます。
ということで、次回は運転席側ダッシュボード及び助手席側ダッシュボードから発生していた異音の対応を行いました様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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