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ご依頼作業:TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)室内異音低減作業 その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、三重県にお住まいのお客様より TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、前回より5回に分けて、以下の箇所における異音低減作業の様子をご紹介しております。
①リアシート
②リアルーフライニング
③助手席側Cピラー
④運転席側リアドア
⑤ダッシュボードオーディオパネル奥
⑥運転席側ダッシュボード
⑦助手席側ダッシュボード
⑧グローブBOX
⑨フロントルーフライニング
⑩オーバーヘッドコンソール
前回はリアシートにおける作業の様子をご紹介致しましたが、今回はリアルーフライニング、助手席側Cピラー、そして運転席側リアドアから発生しておりました異音低減作業の様子をご紹介致します。
※リアシート作業はこちら ⇒ TOYOTA CROWN ATHLETE異音対策作業①
では早速作業のご紹介に入りますが、まずはリアルーフライニング及び助手席側Cピラーからの異音対策の様子をご紹介致します。
リアルーフライニング及び助手席側Cピラーからは段差通過や路面が劣化した道路を走行した際に、ビビリ音が発生しておりました。
本車両はリアのドラレコが装着されておりますので、その配線が原因であることは想像できますが、ライニング等を取り外して確認します。
やはり、ドラレコの配線が異音対策されずに引かれている状態であり、配線がルーフライニングやCピラーライニングに当たって音が出ていた様です。
そこで、配線に対してTESAテープにて対策を行った上で、Cピラー部分においては純正ハーネスに固定して段差等で動かないようにします。
加えて、念のためリアシート横のガーニッシュ内に通っておりました配線に対しても同様の対策をしておきました。
上記対策を施した上でライニング類を元に戻し試走を行いましたところ、ルーフライニング及びCピラーから発生していた異音は無事に解消致しました。
続いては、運転席側リアドアから発生していた異音対策を行います。
このリアドアにおいては、段差通過時にライニングの上部前側からビビリ音が発生しており、耳に近い部分でもあり不快な音でした。
手で叩いても走行中と同様のビビリ音が発生しており、どうもドアライニングの固定が甘い感じです。
そこで、ドアライニングを取り外して内側を確認します。
ライニングを取り外すと、ドア側にはぎっしりとデッドニング施工が施されており、このドアを手で叩いても異音は出ておりませんので、ドア側からの音ではなさそうと判断できます。
続いてライニング側の確認を行います。
ドアライニング側もぎっしりとデッドニング施工が施されており、ライニング本体を手で叩いたり確認をしても異音は発生しませんでした。
ということは、やはりドアライニングの固定部分から異音が発生している可能性が高いので、異音が発生している箇所のドアライニング固定部分を重点的に確認します。
ライニングの固定は、ドア側のクリップにライニングを嵌め込む構造であり、この部分の固定が少し甘くなっていることが考えられますので、ドア側とライニング側にそれぞれ対策を行います。
加えて、これは今後異音が出ない様に念のための作業となりますが、ドア側の純正ハーネスに対しても異音対策を施しておきました。
上記対策を施した上で、ドアライニングを取り付け、試走を行いましたところ、、、
運転席側リアドアから発生していたビビリ音も綺麗に解消致しました。
副次的な効果ですが、ドアを閉めた際の音も『バスッ』と余韻の無い更に気持ち良い音に変わりました。
以上、ここまでの作業でリア廻りにおける異音は解消致しましたので、続いてはフロント側の作業に入っていきますが、次回はダッシュボードオーディオパネル奥から発生していた異音の対応を行いました様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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