ブログ
ご依頼作業:TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日ですが、三重県にお住まいのお客様より TOYOTA CROWN ATHLETE(GRS200)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。
このクラウンアスリートのオーナー様は、以前にもう一台ご所有であります LEXUS LS においても異音低減作業をご用命頂いており、前回の施工に大変ご満足頂きましたことから、本車両においてもご依頼頂くこととなりました。
引き続きのご用命に心より感謝申し上げます。
弊社では、様々なメーカーにおける車両の異音低減作業を行っておりますが、当初はメルセデスベンツを中心として欧州車の作業ご依頼が大変多かったものの、昨今はレクサスをはじめ、トヨタなど国産車のご依頼も多くなってきております。
ということで、今回はトヨタのクラウンアスリートとなりますが、本車両のオーナー様は足廻りを総リフレッシュされていたり、室内においても他社様でデッドニング作業をされていたりと、長期に渡り大変大切にお乗りになられている車両で御座います。
本車両におけるご相談内容と致しましては、異音として一番気になる部分はリアシートに座った際のシートから発生する軋み音であるものの、その他にも様々な箇所から異音が発生しており、今回の作業を機に徹底的に対策をして欲しいという内容で御座いました。
そこで、お客様にご来店頂きました際に同乗走行にて異音箇所を確認致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。
①リアシート(お客様のお困り箇所)
②リアルーフライニング
③助手席側Cピラー
④運転席側リアドア
⑤ダッシュボードオーディオパネル奥
⑥運転席側ダッシュボード
⑦助手席側ダッシュボード
⑧グローブBOX
⑨フロントルーフライニング
⑩オーバーヘッドコンソール
従いまして、上記異音発生個所におきまして順次対策を行うことと致しましたので、作業の様子を今回から5回に分けてご紹介して参ります。
今回は1回目として、リアシートから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
一番お困りでありましたリアシートに関しては、オーナー様がお客様を後部座席にお乗せになられる際に、座った際や走行中も『ギュッ』という不快な軋み音が発生するというものでした。
そして、その異音が解消すればと、現在も装着されておりますシートカバーを装着なさったのですが結局解消しなかったとのことでした。
そこで、私が実際に座って確認致しましたところ、どうもリアシートの背面付近から発生している様な音でしたので、リアシートを取り外して確認を致します。
リアシートをまずはボディー側に異音の原因になりそうな箇所が無いか確認致しましたところ、様々な箇所にデッドニング作業が施されており、リアシート背面も防音材がきっちり張り付けられており、異音の原因になりそうな箇所はありません。
が、確認しておりましたら、座面付近に見慣れないものを発見。。。
取り出してみると、ライターでした。
デッドニングの業者様が置き忘れたものかもしれませんが、他の異音の原因になりかねないので取り除いておきます。
車体側に異音の原因となりそうな箇所が無いことを確認致しましたので、続いてリアシート本体を確認致しますと、シート表面を手で強く押さえた際に座ったときと同様に『ギュッ』という軋み音が発生します。
どの部分から発生しているか良く良く確認していきますと、原因はシートと骨組みが接する部分からでした。
骨組みがスポンジと擦れることで不快な軋み音が発生しておりましたので、この骨組みとスポンジが擦れる部分に不織布を貼って対策を致します。
不織布を貼ることでシート表面を手で強く押さえても異音は発生しなくなりましたので、反対側にも同様の対策を行います。
上記対策を行った上で、シートを取り付けて座りましたところ、無事に軋み音が解消していることが確認できました。
これでお客様が一番お困りでありました異音が解消し、ひとまずホッと致しましたが、まだまだ他の箇所から異音が発生している為、どんどん作業を進めて参ります。
ということで、次回は同じくリアから発生していた異音である、リアルーフライニング、助手席側Cピラー、そして運転席側リアドアにおける作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
※ご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ ⇒ ご相談フォーム