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ご依頼作業:シボレー エクスプレス 室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
暑い!暑すぎる!
とにかく暑いという言葉しか出てこない程、暑すぎる日々が続いている今日この頃ですが、この暑さに耐えながらなんとか日々仕事を頑張っている今日この頃です。
本日ご紹介する異音低減作業もそうですが、ガレージ内での作業は日陰となる為、直射日光は避けることができているものの、もはやサウナではないかと思うほど蒸し風呂の様な状態で、とにかく毎日汗をかきまくっております。
これだけ汗をかけば『痩せるのではないか』と思うのですが、家に帰って夜ご飯を食べた後にお菓子を食べてしまうからだと思いますが、一向に痩せることはありません。。。
私も熱中症にならないように水分補給を心掛けておりますが、皆様におかれましても水分補給等を適宜行って頂くなど熱中症対策を実施頂き、くれぐれもお身体には十分ご留意くださいませ。
さて、
この度、大阪府にお住まいのお客様より、シボレー エクスプレス(chevrolet EXPRESS)の室内異音低減作業をご依頼頂きました。
お客様は走行中に発生している異音(ビビリ音)に大変お困りであり、購入店様に相談したものの作業して頂けないとのご相談を頂き、異音低減作業をご依頼頂きました次第で御座います。
尚、作業開始当日に弊社までお越し頂きまして、お客様と共に同乗確認致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。
①助手席側フロントドア
②運転席側フロントドア
ということで、上記箇所における異音の解消に向けて対策作業を行いましたので、作業の様子を2回に分けてご紹介して参ります。
今回はその①として、よりお客様がお困りでありました助手席側フロントドアから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
尚、今回作業の様子をご紹介致します助手席側フロントドアにおきましては、ちょっとした段差通過においても『バシャン』『ビリビリ』といったビビリ音を中心とした大きな異音が発生しており、確かにかなり質感を下げてしまう不快な状態でした。
異音の発生個所としては、主にドア内部から発生している様でしたので、早速ドアライニングを取り外して対策を行うことと致します。
ドアライニングが外れましたら、この状態でドアパネルを手で叩くと、走行中と同様の異音が発生することが確認できます。
そこで、ドアパネルを手で叩きながら音の発生場所を探っていくと、まず一つの異音発生個所が見つかりました。
ドアロックのロッドとクリップにガタが大きく、このロッドが動いて異音が発生しておりました。
従いまして、このロッドの動きを妨げない様に、ドアロックがかかった状態、解除の状態でもガタが出ない様に対策を行いました。
対策を行った後に、ドアパネルを手で叩いてもこの部分からは異音が発生しなくなったので、この部分の対策はこれでOKです。
上記箇所からの音は無くなりましたものの、まだドアパネルを手で叩くと『バシャンバシャン』と異音が発生している状態ですので、引き続き発生個所を探ると、どうもドアパネル内部の上部から発生している様です。
そこで、ドアパネルを手で叩きながら、内部を良く確認すると、ドアの上部にあるウィンドウレギュレーターのレール部分から音が出ており、このレールを強く抑えると音が出なくなることが確認できました。
ということは、どうもこのレールがドア外板パネルと接触して大きな異音が発生している様ですので、レールの取り付けを緩めた上で、レールと外板パネルが接する部分に緩衝材を挟んで元に戻します。
上記対策を行った上でドアパネルを手で叩きましたところ、対策前に発生していた異音はすっかりなくなりましたので、この部分の対策はこれでOKです。
その他に音の原因となりそうな箇所が無いか確認しますが、純正のハーネスやカプラーが異音対策されておらず裸の状態ですので、念のためTESAテープを用いて異音対策を施しておきました。
ということで、上記3箇所の対策を行った状態で一度試走を行いましたところ、対策前に発生していた『バシャン』『ビリビリ』という大きな音は解消しており、対策の効果確認もできましたので、ドアライニングを元に戻して改めて試走を行いましたところ、小さな音ではありますが、まだドアライニングの後ろ側からビビリ音が発生しています。
ドアライニングが無い状態で音が発生せず、ドアライニングを取り付けた状態で音が発生するということは、原因はドアライニングにあると考えられ、ドアライニングを取り付けた状態でドアを叩くと、ドアライニングの後ろ側から異音が発生しており、ライニングを手で押さえると音が無くなるので、ドアライニングとドアパネルが接触して音が出ていると考えられます。
そこで、ドアライニング後ろ側におけるクリップの取り付けや、ライニングとドアパネルが接触する部分を中心に対策を施します。
上記対策を行いました上で、ドアライニングを元に戻し、ドアを手で叩いても音が出なくなったことを確認しましたら、改めて試走を行いましたところ、、、
助手席側フロントドアから発生していた大きな異音はすっかり解消していることを確認できました。
走行中に絶えず大きな異音が発生していたので、変化は物凄く大きいものです。
ということで、助手席側フロントドアからの異音対策はこれにて完了ですが、音の大きさは助手席側よりも小さいものの、運転席側フロントドアからも同様の音が発生しており、引き続き対策を行いましたので、作業の様子を次回にご紹介致します。
では、失礼致します。
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