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M.TEC.サージョン様OH歴あり メンテナンス箇所多数 無限マフラー装備 HONDA BEAT VerF 販売前メンテナンス ボディー状態確認③
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
販売車両であり、先日ブログにて入庫のご案内をさせて頂きました『M.TEC.サージョン様OH歴あり メンテナンス箇所多数 無限マフラー装備 HONDA BEAT VerF』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をご紹介しております。
※車両の概要はこちら ⇒ BEAT VerF入庫しました
前回はフロント廻りの状態確認と清掃の様子をご紹介致しましたが、今回は【ボディー状態確認編③】として、リアバンパーを外してリア廻りの修復歴有無や錆の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテボディー確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテボディー確認②
リアバンパーを外しての確認作業の目的は基本的にフロントと同様で、リアエンドパネルやトランクフロアパネル、そしてサイドフレーム等の修復歴の確認とマフラーの状態確認、遮熱板の状態確認などを行うこと、そして普段は手が届かない部分まで清掃を行って綺麗にすることですが、リアにおいてはテールランプ下のスポンジの貼り付けという目的もございます。
BEATはリーンホースメントが存在しないので、後方からの軽微な衝突でもフレーム後端やトランクフロアパネル、遮熱版に歪が生じる為、しっかりとチェックする必要があると考えております。
尚、何度も申し上げており恐縮ではありますが、この車両は2021年に一度販売させて頂いた際に修復歴や状態の確認は行っておりますものの、2021年の際には現在とは異なるマフラーであったり、実施していなかった清掃等も行いたいため、今回改めてリア廻りの作業を行っている次第で御座います。
では早速確認作業に入りますが、ガーニッシュに隠れた正面左右のボルト2本と底面にあるクリップ2ケ、バンパー両端のビス2本、そしてバンパー上部のクリップ5ケとライセンスランプの配線を外し、リアバンパーを外します。
バンパーが外れましたら、まずはマフラーの遮熱版に接触歴が無いか確認致しますが、本車両は曲がりなど無く、接触歴は無いと考えられます。
続いて、マフラーやトランクフロア、フレームの奥まで確認するために、3本のボルトを取り外してマフラー遮熱板を取り外します。
この状態でリアエンドパネルやトランクフロアパネル、そしてサイドフレーム等のボディー各部に接触跡や修正跡が無いか、シーラーの状態などから交換歴等が無いか確認致しましたが、前回の確認時と同様、凹みや歪、交換歴、補修歴が無いので、リアにおいても修復歴は無しと判断できます。
因みに、本車両には無限のツインループマフラーが装着されておりますが、焼けが少なく、大変綺麗な状態です。
何度かブログでもご紹介しているこの無限ツインループマフラーですが、管長を非常に長く取った独特なレイアウトが特徴で、効果的な消音と確実な低速トルク向上が可能な構造です。
BEATはMR故、構造上排気管長を長く取ることができない為、もともと排気系にて低速トルクを稼ぐことが難しいところですが、この無限ツインループマフラーは可能な限り管長を長く取る構造となっている為、BEATの持っている構造的な弱点を補うことができている画期的なマフラーと言えると思います。
実際の走り味においても純正マフラーに対して低速トルクUPを体感することができ(社外マフラーと比べるともっとはっきり体感できます)、少ないアクセル開度で車が進む様になったり、低回転域のレスポンスが向上したりと確実な性能向上が可能なパーツと断言できます。
排気音はかなり静かなのですが(低回転域では純正よりも静かです)、音質は野太い音となっており、中回転域から高回転域においては純正よりも音量が少し大きく、高めの乾いたエキゾーストサウンドが大変気持ち良いです。
以上、一通り状態確認ができましたので、続いてボディー側の清掃を行います。
少し汚れが付着しているレベルの綺麗な状態でありましたものの、改めて隅々まで綺麗さっぱりになりました。
綺麗になりましたら、続いてテールランプ下のスポンジ張り替えを行います。
2021年に一度スポンジを張り付け致しましたものの、当時は純正よりも少しサイズの小さいものを張り付けしておりましたので、現在使用している純正と同じサイズのスポンジに張り替えを実施致しました。
小さいスポンジの際はライトとバンパーの隙間から薄っすらとボディー色が見えている状態でしたが、これで隙間が無くなりボディー色は全く見えなくなります。
ボディ側の作業に続いて、バンパーとガーニッシュ、ショートパーツの清掃に入ります。
バンパー裏側はもちろんのこと、リアバンパーにはライセンスライトのホルダーやレンズ、ステーなどが装着されておりますので、全て取り外して一つ一つ清掃致します。
そして、取り外した部品を取り付ければバンパーの清掃は完了ですので、最後に遮熱版の清掃を行います。
遮熱版は表側はもちろんのこと、裏側まで焼けが少なく大変綺麗な状態ですので、エムテックサージョン様のOH時に交換か塗り直し作業が施されているのかもしれません。
リアバンパーから見えるこの遮熱版が黒々としているとリアから見た印象がグッと締まるので良いですね。
これにて状態確認作業と清掃作業は完了ですので、あとは遮熱版やバンパーを取り付けましたら、リア廻りの作業は全て完了となります。
以上、リアにおいても修復歴は無く、各部の状態が良好であることを改めて確認できましたと共に、各部清掃により綺麗なリア廻りに仕上がりました。
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ということで、ここまで3回に渡りボディーの状態確認としましてボディー各部の状態をご紹介して参りましたが、2021年に前回販売させて頂いた際と変わりなく錆が大変少ないボディーであることを再確認できました。
当時よりも多くのBEATを確認してきた今の基準で見ても本車両のボディーの状態は大変良好と言えます。
もちろん外装や内装、エンジンの状態も大切ですが、交換することができず車の基礎となるボディーは何よりも重要なものだと思いますので、そのボディーの状態が良好であることが確認できたことで、お客様におかれましては安心してBEATをご所有頂けるかと存じます。
加えて、改めてしっかりと各部清掃を行いましたので、機会としては無いかもしれませんが、バンパーを取り外した際などに『おっ、綺麗』と思って頂けるのではないでしょうか。
ボディーの状態確認及び清掃としては以上となりますが、次回はエンジンルーム内の確認及び清掃、各種調整作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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