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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

前回までご納車前メンテナンスの様子をご紹介して参りました『希少パールホワイト 後期180系最終モデル オリジナル状態 HONDA FD2 CIVIC TYPE-R』ですが、先日に東京都にお住まいのK様のもとへご納車させて頂きましたので、そのご納車の様子をご紹介させて頂きます。

※TORINO CARSのガレージ出発時

この度のご納車におきましても、直接ご納車サービスをご用命頂きましたので、私が自走にてお客様がお住まいの東京都まで移動し、名義変更まで完了させた状態でお客様ご自宅にてご納車させて頂きました。

尚、ご納車の行程と致しましては、ご納車の前日に大阪のTORINO CARSを出発し東京都にて前泊、そしてご納車日の午前中に車庫証明取得及び名義変更を行い、そのままご納車をさせて頂く流れで御座いました。

ということで、今回は東京都まで約500kmの道のりとなる為、少し時間に余裕をもって朝9:00頃に大阪のガレージを出発し、高速道路に乗ってホテルまで向かいます。

※新名神高速のSAにて

FD2 CIVIC TYPE-Rはサーキット走行を主眼としたサスペンションセッティングが施されており確かに街中では硬さを感じる乗り心地ですが、路面の綺麗な新名神高速、新東名高速などでは、直進安定性は良好でどっしりとした乗り心地であり、エンジンパワーも十分のためミッションを6速に入れっぱなしでアクセル操作のみで速度調整が容易に可能な為、想像よりも快適な走行が可能です。

なので、あまり疲れも感じることなく順調に走行を重ね、『今回は快適なご納車だなぁ～』なんて考えていた矢先のこと、新東名高速道路の静岡を過ぎたあたりで、突然メーター内にエンジンチェックランプが点灯。。。

『えっ』となりましたが、エンジンのパワー感やフィーリングなどに何も変化は無く、走行している限り何か重大なエラーが発生している様には思えませんので『O2センサーかな？』などと考えながら、一番近くのパーキングエリアに入り一度エンジンのON/OFFを行っても当然チェックランプは消えません。

アイドリングも安定しており、そのままパーキングエリアから本線合流においても、やはりエンジンのパワー感や吹け上がりに何も変化は見られない為、『やっぱりO2センサーのエラーを拾ったのかな？』と考えましたが、フィーリング上で変化が無くとも、お客様にご納車する車両に何かあってはいけませんし、もし重大なエラーである場合はご納車を取りやめることも考え、急遽近くのインターチェンジで降りて最寄りのホンダカーズディーラーに連絡を行った上で、診断機にてDTCチェックを行ってもらうことに。

※新東名高速のPAにて

そしてDTCチェックを行って頂いた結果は、『ノックセンサーエラー』でした。

ただ、一度DTCを消して少し走行を行った後に再度DTCチェックを行ってもエラーが残っていないとのことで、『恐らく一時的なノックセンサーエラーを拾ったのだろう』との見解でした。

※急な連絡、訪問にも関わらず大変丁寧にご対応頂きましたディーラー様に本当に感謝です

車両を受け取った後に、インターチェンジまで様々な速度や回転数で走行してもやはりチェックランプはつかず、車両としても変化はありませんので、もう一度高速道路に乗り東京都まで向かうことに。

その後、高速道路を走行してもチェックランプは点灯せず、ディーラーから約150kmの走行を行い、予定よりもかなり遅い夜の9:00頃にホテルに到着致しました（どっと疲れが出たのが正直なところでした）。

そして、1泊した後、翌日は朝一で車庫証明受け取りのために警察署に向かいますが、やはりチェックランプは点灯せず、そのまま車庫証明書を受け取り、陸運局に向かいます。

陸運局で名義変更が完了し、今回は希望ナンバーをご希望頂いておりましたので、希望ナンバーを取り付けましたら、お客様に手続き完了のご連絡を行った上で陸運局を出発し、約30分でいよいよお客様のご自宅に到着です。

この度は現車確認を実施頂いた上でご納車となりますので、改めてお客様にご挨拶をさせて頂き、オプション作業等含め車両のチェックを行って頂きますが、この段階でお客様に今回の高速道路でエンジンチェックランプが点灯したこと、ホンダディーラーでチェックして頂いた結果をお詫びと共にそのまま正直にお話致しました。

そして、DTCチェック結果及びその後1度もチェックランプが点灯していないことから現状そのままお乗り頂いても問題はないものの、お客様にはお手数をお掛けしてしまうこと恐縮の限りではありますがディーラー様にてノックセンサーを交換して頂くことをご提案させて頂きました（今回は完全に初期不良にあたりますので、もちろん交換費用は弊社にて負担する旨をお伝え致しました）。

お客様は最初は少し驚かれておりましたが、この度のご対応に関してお話が終わった段階では『そこまでして頂いてありがとう御座います』とのお言葉を頂戴し、気持ち良いご納車に水を差すような形になってしまったことが本当に申し訳無い気持ちでは御座いましたが、少し安堵の気持ちが生まれたことをはっきりと覚えております。

続いて、車両の説明を一通り終えましたら、近所にあったガストに移動して各書類の説明やお引渡しを行いましたが、そこではお客様の今後のカスタマイズの予定など車談義に花が咲き（1時間以上はお話致しましたでしょうか）、大変楽しい時間を過ごさせて頂き、この度も本当に良いお客様とご縁を頂けましたことを嚙み締めた時間となりました。

以上で、FD2 CIVIC TYPE-R におけるご納車としては完了となりますが、この度のチェックランプ点灯の件におきましては心よりお詫びを致しますと共に、お客様に寛大なご対応を頂けました事に対して心より感謝申し上げます。

今後におきまして、車両に関してのご不明点やご質問、今後のメンテナンス等についてもいつでもお気軽にご相談下さいませ。

最大限のサポートをさせて頂く所存で御座います。

そして、ノックセンサーを交換されました際にはご連絡を頂けましたら幸いに存じます。

K様、この度は本当にありがとう御座いました。

そして、今後も引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。

・・・

尚、帰路はFD2をご納車させて頂きましたお客様がお乗りでありました、F40 BMW M135i xDrive をお下取りさせ頂いた為、その F40 BMW M135i xDrive にて帰社致しましたが、直前に洗車までして頂き綺麗な状態でお引渡し頂きました。

ご納車の際にガストにて、このBMWを非常に大切にされてきたことをお伺い致しましたので（車の状態からもそれは見てとれます）、弊社で更に綺麗に仕上げた上で、次も大切にして頂けるオーナ様へK様の想いを繋いでいけるように努力させて頂く所存で御座います。

では、失礼致します。

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