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この度、愛知県にお住まいのお客様よりMercedesBenz CLA200d シューティングブレーク（S118）の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。

MercedesBenz CLAクラスは弊社でも異音低減作業を良くご用命頂きます車両の一つで、原因はそれぞれの車両で異なるものの、確かにメーカーによる設計段階での異音へ対する配慮が少し甘い様に思います。

さて、お客様はある時から左右のリアドア及びラゲッジルーム付近からの異音（ビビリ音）が発生していることに気付き、購入したディーラー様に相談し対策作業を実施して頂いたものの改善が見られなかったとのことでご相談のご連絡を頂き、この度作業をご依頼頂くこととなりました。

そして、作業の開始当日に弊社までお越し頂きまして、お客様と共に同乗確認致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。

①運転席側リアドア
②助手席側リアドア
③バックドア

ということで、上記箇所における異音の解消に向けて対策作業を行いましたので、作業の様子を2回に分けて順にご紹介して参ります。

今回はその①として、運転席側リアドア及び助手席側リアドアから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。

尚、今回作業の様子をご紹介致します左右のリアドアにおきましては、荒れた路面を走行した際にビリビリといったビビリ音が発生しており、発生個所として一つはライニングのスピーカーカバー、もう一つはライニング後端からの2箇所から発生しておりました。

では、早速作業の様子をご紹介して参りますが、対策にあたりドアライニングの取り外しを行います。

まずスピーカーカバー部分の対策を行いますが、カバー部分を軽く触ると固定が甘く少しガタがあり、この状態で手で叩いたところビーンビーンと走行中と同じビビリ音がしますので、このガタにより異音が出ていた様です。

従いまして、カバーを取り外してガタが出ない様に、そしてライニングに接触している部分に対策を行います。

対策を行った上で取り付けを行いましたところ、手で触ってもガタは無くなり、叩いてもビビリ音は出なくなりました。

これでスピーカーカバーはOKですので、続いてはライニング後端側の対策を行います。

この後端側はライニングが振動でボディーに接触して異音が発生していたと考えられる為、接触部分に不織布貼り付けと、念のためエプトシールも上から張り付けて対策を行います。

そして、上記対策を行った上で車両にライニングの取り付けを行い試走を行いましたところ、無事に運転席側リアドアからの異音は解消していることが確認でき、対策内容としてはこれでOKです。

ということで、今回の車両では左右ドア共に同じビビリ音が発生していたので、続いて助手席側ドアライニングにおいても同様の対策を行うことと致します。

ドアライニングを取り外した上で、スピーカーカバーとライニング後端において運転席側と同様の対策を施します。

そして、車両にライニングを取り付けを行い、再度試走を行いましたところ助手席側ドアライニングからの異音も消えており、これで左右リアドアからの異音は無事に解消致しました。

これでお客様がお困りでありました左右リアドアからの異音（ビビリ音）が解消し、これだけでも乗り味の質感がグッとUP致しましたが、まだバックドアから異音が発生しておりますので、次回にバックドアにおける異音対策作業の様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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