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程度極上 走行距離わずか28,040km フルノーマル HONDA BEAT VerF 販売前メンテナンス 足廻り状態確認①及びスタビライザーブッシュ+ラバーA交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日ブログにて入庫及びご成約のご案内をさせて頂きました『程度極上 走行距離わずか28,040km フルノーマル HONDA BEAT VerF』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をご紹介しております。
※車両の概要はこちら ⇒ HONDA BEAT VerF 入庫しました
また、本車両におきましては以下のオプション作業をご用命頂いておりますので、販売メンテナンスご紹介の中に織り交ぜながらご紹介をしております。
①フロントエンブレム交換 ⇒ ご紹介済
②Aピラー塗装(外注作業)⇒ ご紹介済
③メインリレー交換 ⇒ ご紹介済
④CDチェンジャー取り付け ⇒ ご紹介済
⑤LEDヘッドライト交換⇒ ご紹介済
⑥電球一式交換
⑦スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
⑧タイヤ交換
⑨4輪アライメント調整
⑩ステアリング交換
⑪ステアリングオフセットスペーサー取付
⑫サイドウィンドウモール交換
⑬サイドウィンドウスタビライザー交換
⑭ウェザーストリップ交換
さて、前回はブローバイガス状態確認の様子をご紹介致しましたが、今回は【足廻り状態確認①】として、フロント側におけるホイールハウス内清掃をはじめ、サスペンションやアーム類の清掃・状態確認及びゴム類やブレーキパッドの残量確認の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ 外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ 内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテボ ディー確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ ボディー確認②
※リア確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ ボディー確認②
※エンジンルームメンテの様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ エンジンルーム確認
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ BEAT VerFメンテ ブローバイガス確認
加えて本車両におきましては、オプション作業としてスタビライザーブッシュ+ラバーA交換をご用命頂きましたので、交換作業の様子も併せてご紹介致します。
サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、弊社では、BEATに限らず入庫しました全車両におきまして、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりは無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど、足廻りの状態把握を行っております。
その上で、破れているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
では、作業の様子のご紹介に入りますが、今回はまずスタビライザーブッシュ及びラバーA交換の様子を先にご紹介致します。
スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換は、硬く硬化したスタビライザー関連ブッシュを新品に交換することで、乗り心地の向上やハンドルに伝わるガタつき低減など、比較的安価にも関わらず乗り味の質感向上(ヤレ感の解消)をご体感頂けます為、おススメな作業の一つです。
スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAを交換するために、まずはジャッキアップし、アンダーカバーを外します。
アンダーカバーが外れましたら、ロアアームにあるスタビライザーラバーAとスタビライザーボルトを車両から取り外し、スタビライザー固定ブラケットの固定ボルトを緩め、スタビライザーごとブッシュを車体から取り外します。
これで、今回交換するブッシュが全て外れましたが、古いスタビライザーラバーAは硬くなり変形してしまっていることが確認頂けるかと思います。
因みに、今回交換する新しいブッシュは以下のような状態です。
当然つぶれは無く、弾力もありますので、乗り心地が向上して当然といえます。
続いては、スタビライザーやアンダーカバー、そして車体側を綺麗に清掃した後に、各ブッシュの取り付けに入りますが、取り付け前に、スタビライザーを車体に固定するブッシュ側には動きを良くする為と異音発生防止の為に、内側にシリコンペーストを塗っておきます。
そして、スタビライザーブッシュをスタビライザーに装着してブラケットと共に車体に取り付け、スタビライザー両端のスタビライザーボルトとスタビライザーラバーAもロアアームに取り付けます。
スタビライザーラバーAを取り付ける際には、ワッシャーが2種類あるので間違えない様に注意しながら、下図のサービスマニュアルにある通りの順序でラバーとワッシャーを組み付けて、車両に取り付けます。
また、取り付けに際しては、スタビライザーワッシャーBの変形を防ぐ為に、ロアアームをジャッキ等で持ち上げるなどしてアームが水平となる様にした上で、スタビライザーもラバーで挟み、スタビライザーブッシュ固定ブラケット及びスタビライザーボルト両端のセルフロックナットを共に22Nmのトルクで締め付けます。
尚、スタビライザーボルト両端のセルフロックナットは過大なトルクで締め付けると、構造上ラバーAの潰れ量が過大になってしまいますので、きっちりと規定トルクで締め付ける必要があります。
あとはアンダーカバーを車体に取り付ければ、スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換作業は完了です。
ここで一旦タイヤ・ホイールを取り付けて試走を行いましたが、毎回記載をしておりますものの、スタビライザーブッシュ及びラバーA交換前に比べて段差通過時などのしなやかさが確実に増していることに加え、ステアリングから伝わるフィーリングも良い意味でマイルドになっており、乗り心地の向上が確実に体感できます。
やはり、このスタビライザーブッシュ及びラバーA交換作業はおススメメニューの一つと言えます。
スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーA交換作業に続いて、通常の販売前メンテナンスとなる運転席フロント足廻りの確認及び清掃を行って参ります。
ホイールを外して、各部の状態確認を行う為に、まずはホイールハウス内、サスペンション、アーム類を清掃します。
純正サスペンションもオイル漏れ等無く、見た目も乗り味も良好な状態です。
アーム類も錆は無く綺麗な状態です。
清掃が終わりましたら各部ゴム部品の状態確認を行っていきます。
・タイロッドエンドブーツ
ほぼ新品に近い大変良好な状態であることに加え、タイロッドエンドそのものも交換されていることがわかります。
・ロアボールジョイントブーツ
ロアボールジョイントブーツもヒビの発生無く状態は良好です。
・スタビライザーラバーA
先程ご紹介致しました様に、新品に交換済みです。
・ステアリングラックブーツ
ラックブーツも他のブーツ類と同様に問題無い状態です。
ブーツ類の確認に続いてブレーキパッドの残量確認ですが、残量は約8.5mmありますので、当分交換の必要はございません。
以上で、運転席側フロントの状態確認及び清掃は完了ですので、続いて、助手席側フロントに移ります。
こちら側もまずは清掃から行います。
助手席側もホイールハウス内は綺麗な状態になり、サスペンションからのオイル漏れ等無く、ブレーキキャリパーやアーム類などの状態も良好です。
続いて、助手席側のゴム部品状態を確認していきます。
・タイロッドエンドブーツ
・ロアボールジョイントブーツ
・スタビライザーラバーA(新品に交換済)
・ステアリングラックブーツ
ご覧頂きました様に全ての箇所において良好な状態であることが確認できました。
最後に、助手席側のブレーキパッドも運転席側同様に残量は約8.5mmあり、ブレーキピストン固着による引きずり等も無いことがわかります。
以上、フロントにおける足廻りの状態確認と清掃の様子をご紹介致しましたが、気になる部分や交換が必要な部分は無く、今まで確認してきた他の部分と同様に、非常に良好な状態のフロント足廻りであることを確認できました。
ということで、フロントに続いてはリアにおける状態確認に入りますが、リアの足廻りの確認と清掃に関しましては次回ご紹介致します。
では、失礼致します。
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