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フル無限仕様 カスタマイズ多数 走行距離66,500km 800台限定 HONDA BEAT VersionF 販売前メンテナンス ボディー状態確認①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、入庫致しました『フル無限仕様 カスタマイズ多数 走行距離66,500km 800台限定 HONDA BEAT VersionF』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
※車両の概要はこちら1 ⇒ HONDA BEAT 入庫しました その①
※車両の概要はこちら2 ⇒ HONDA BEAT 入庫しました その②
前回は内装関連を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致しましたが、今回は【ボディー状態確認編①】として、BEATの錆定番ポイントであるサイドシルの状態確認及びサイドエアダクトを外してサイドシル内側の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ内装清掃
BEAT選びにおいて最も重要なポイントとも言えるボディーの『錆』ですが、BEATにおいては確認するべきポイントがいくつかあり、複数ある代表ポイントを確認することで車両の錆の状態や使用状況などを推測することができます。
基本的にBEATを買取をさせて頂く際には、必ず現車確認を行い、見える範囲の錆はもちろんのこと、今までBEATのメンテナンスなどを行ってきた経験から、ある程度車両の全体的な雰囲気から錆の状態に関して把握することができますが、現車確認の際に確認できない部分もございますので、販売前メンテナンスにて改めて通常では見えない部分まで含めて錆の状態確認を行い、お客様にとりましても、当方にとりましても安心してお乗り頂ける様に心掛けております。
そして、本ブログにてその代表ポイントにおけるボディーの状態を写真にてご紹介し、お客様にもご覧頂くことで状態をご自身の目でご確認頂きまして、車両をご検討頂く要素の一助となればと考えている次第で御座います。
では、早速BEATで錆確認ポイントとして一番メジャー且つ容易に確認することのできるサイドシルの確認から行います。
・運転席側サイドシル
この部分は、雨の中の走行や水を使った洗車を繰り返すと、サイドエアダクト等から侵入した水が内部に溜まり錆が発生してしまうポイントで、錆が進んでしまうと内側はもちろんのこと、サイドシルのつなぎ目部分をはじめ表面まで錆が浮き出てしまい、腐食により穴が空いてしまっている車両が見受けられます。
本車両におきましては、もちろん錆は見られず大変良好な状態です。
・助手席側サイドシル
助手席側におきましても綺麗な状態です。
続いては、サイドシルと同じく内側の錆が進んでいると表面化して現れてくるリアジャッキアップポイントです。
・運転席側リアジャッキアップポイント
・助手席側リアジャッキアップポイント
リアジャッキアップポイントにおいても、両側共に全く問題無く、大変綺麗な状態です。
尚、ジャッキアップポイントが黒いのはタフコートという防錆塗装で、粘着性のある塗装の為、非常に効果が高そうです。
そして、フロント側のジャッキアップポイント含め、サイドシル下側のミミの部分を確認致します。
・運転席側
・助手席側
無限のサイドスポイラーにより少し見えにくいですが、スポイラーの奥にある黒い部分がサイドシルのミミとなります。
フロント側のジャッキアップポイントからリアまで、錆に加え、擦り跡なども無く大変綺麗な状態です。
因みにですが、前述致しました防錆塗装のタフコートはボディーの下廻り全面に非常に丁寧に塗布されており、もちろん下廻りの錆も見当たりません。
続きましては、サイドエアダクトを外してサイドシル内部の確認に入ります。
・運転席側サイドシル内部
ご紹介致しましたサイドシル外側からの確認において問題無かったとしても、BEATにおいては『外板を補修により綺麗にしているだけで内側のフレームは錆の腐食により穴が空いてしまっている』という可能性もある為、サイドシル内側の確認も重要です。
ということで、まずは運転席側から内部の確認をしますが、内部を確認するにはサイドエアダクトを取り外さないと確認できない為、サイドエアダクトを取り外します。
サイドエアダクト取り外しは、室内側からビス3本を外し、ボディーとサイドシルの隙間から細いマイナスドライバーの様なもので3つのクリップを確実に外してから取り外します。
エアダクトが外れましたら、内部には汚れが溜まっておりますので、まずは清掃を行いますが、手の届く範囲でタオルを用いて奥まで綺麗にしていきます。
清掃しましたら、内部をライトで照らして、サイドシルフレームの奥まで目視で良く確認します。
予想通り、フレーム側、ボディーパネル側、パネルのつなぎ目まで含めて錆は見られず、状態は極めて良好です。
確認が終わりましたら、ホコリが多く付着しておりますサイドダクトを綺麗に清掃してから車体に取り付けます。
因みに、このサイドダクトの清掃の際も含めてなのですが、至るところにワックスの白い粉の付着が見られます。
『こんなところまで!?』と驚くぐらい本当に細かい部分までワックスが見られるので、前オーナー様は丁寧にワックスがけをされていたことがわかり、愛情をかけられていたことが伝わって参ります。
尚、サイドエアダクトを綺麗に取り付けるにはコツがあり、3つのクリップがしっかりとボディーに嵌る様に奥に押し込みながらビスの締め付けを行わなければエアダクトが浮いてしまい、ドアを閉めた際にサイドエアダクトから『ビィィィン』とビビリ音が発生して質感が下がってしまいます。
本車両においてはドアを閉めた際の音が『バスン』と良い音がしますが、上記の様にサイドエアダクトをしっかりと取り付けたことに加え、やはりボディーがしっかりしていることも関係しております。
もちろんドアの音で全てを判断することは到底できませんが、ヤレが進んでいる車両はドアの締まる音も『バシャン』と少し質感の低い音がすることも事実です。
以上で運転席側の確認作業は完了ですので、続いて助手席側の確認に移ります。
・助手席側サイドシル内部
こちらも、サイドエアダクトを外して、まずは清掃から始めます。
綺麗になりましたら内部のフレーム確認を行います。
運転席側同様に、助手席側においてもフレームやボディーパネルに錆は発生しておらず、やはり状態は大変良好です。
ここまで綺麗な状態であるのは、車庫保管であることはもちろんのこと、雨天の走行を控えたり、洗車の際に極力水を使わないなど、先程のワックスの話ではないですが、前オーナー様達の愛情や努力の賜物と言えると思います。
これにて内部の確認ができましたので、清掃しましたサイドエアダクトを取り付け致しましたら助手席側も完了です。
以上で、通常では確認できないサイドシル内側に関しまして、運転席側、助手席側共に綺麗な状態であることが確認できました。
最後は、外装清掃の際にもご紹介済みではありますが、改めて錆の確認ポイントの一つであるトランクリッドのヒンジ部分のご紹介致します。
本車両は綺麗な状態です。
このヒンジの台座部分に関しては、ボディーパネルの合わせ面が工場出荷時から塗装されていない為、錆が進行してしまうこともあります。
一度、買取のご依頼を頂いて現車確認をさせて頂きました際に、台座部分から横のパネル合わせ面まで錆でごっそり穴が空いてしまっている車両を見たことがあります(もちろん買取はお断りさせて頂きました)。
以上でボディーにおける錆定番ポイントの状態確認、及び清掃作業は完了ですが、本車両におきましては錆が大変少ないことを確認できました。
BEAT選びにおける一番大切と言えるボディーの錆に関して問題無いことを確認できましたので、お客様におかれましては安心してお乗り頂けますし、前述致しました粘着性があり非常に効果の高そうなタフコートという防錆塗装が本当に細かい部分まで丁寧に塗布されておりますので、今後の錆に関してもご安心頂ける車両かと存じます。
続いては、錆に加えボディーフレームの状態確認のために、フロントバンパーを外して状態確認及び、各部清掃を行いますが、作業の様子に関しましては次回にご紹介致します。
では、失礼致します。
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