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ご依頼作業:Mercedes AMG CLA45S(C118)室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
今回より、先日に施工させて頂きました室内異音低減作業の様子をご紹介して参りますが、現在も MercedesBenz S450(W222)の異音低減作業を鋭意推進中であります。
運転席ドアからの軋み音でお困りとのことで施工をご用命頂きましたが、この『軋み音』は『ビビリ音』などに比べ対策が難しく苦労をしている状況ですが、なんとかお困り事を解消すべく異音を低減してお引渡しさせて頂きます!
ということで、、、
先日ですが、東京都にお住まいのお客様よりMercedes AMG CLA45S(C118)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。
この度のお客様も、東京都と大変遠方よりお越し頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
本車両のオーナー様は、ルームミラー周辺、Aピラー、ダッシュボード、センターコンソール、助手席ドアなど様々な箇所からの異音でお困りで、ディーラー様には何度か見て頂き、対策作業を行って頂きましたものの改善しない状況で、『この車種はよくある相談なんですよねー』と言われて取り合って貰えない状況とのことでした。
そこで、弊社にご相談のご連絡を頂きまして、異音低減作業をご用命頂きました次第で御座います。
ということで、作業開始当日に車両をお預かり致しまして早速お客様と共に状態確認を致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。
①オーバーヘッドコンソール
②Aピラー
③助手席側ダッシュボード
④助手席グローブBOX奥
⑤センターエアコン吹き出し口
⑥センターコンソール
⑦フロントドア
⑧リアドア
⑨Bピラー
⑩Cピラー
従いまして、お客様とご相談の上、上記箇所における異音を順次対策を行うことと致しましたので、作業の様子を今回から6回に分けてご紹介して参ります。
今回は1回目として、①オーバーヘッドコンソールから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
尚、今回ご紹介致しますオーバーヘッドコンソールからの異音に関しましては、お客様がルームミラー周辺から発生していると仰っていた異音となり、メルセデスでは異音発生箇所として多い場所でもあります。
それでは作業のご紹介に入りますが、まずはオーバーヘッドコンソールを取り外して確認致します。
すると、恐らくディーラー様が行ったと見られる作業の跡があり、純正ハーネスからの異音と考え対策を行って頂いている様です。
確かに、ハーネスから異音が発生するケースも多く効果はあるかと思いますが、本車両ではまだ異音が発生しているので、原因はその他にもあるということになります。
そこで、他の原因を探る為によくよく確認を行いますと、オーバーヘッドコンソールを止める白い樹脂ビーム手で叩くとビビリ音が発生します。
この樹脂ビームのボディーパネルへの固定が甘く、少しガタツキがある為に異音が発生している様です。
なので、この樹脂ビームがしっかりとボディーパネルに固定できる様に対処致します。
これで、樹脂ビームを手で叩いても異音が発生しなくなりましたので、オーバーヘッドコンソールを元に戻して試走を行いましたところ・・・
無事にビビリ音は解消致しました。
しかし、
今度はオーバーヘッドコンソール本体から『チリチリ』と小さな音が聞こえてきます。
大きなビビリ音が消えることで新たに聞こえてくる様になったのか、樹脂ビームをしっかり固定したことで振動の周波数が変わり新たに発生した異音なのか・・・。
とにかく、異音が発生している際にオーバーヘッドコンソールのカバーを軽く手で押さえると異音は鳴らなくなるので、どうもカバーから異音が発生している様です。
ということで、もう一度車両からオーバーヘッドコンソールを取り外して、カバーを分解して対策を行います。
対策内容としては、カバーがしっかり嵌る様に爪の部分にガタ詰め処理を行いました。
そして、もう一度オーバーヘッドコンソールを元に戻して試走を行いましたところ、今度こそオーバーヘッドコンソールからの異音は無事に解消致しましたので、対策としてはOKです。
このオーバーヘッドコンソールからの異音は耳にも近く大変気になるものですので、異音が解消すると変化は大きいですが、まだまだ他の箇所からたくさんの異音が発生しておりますのでどんどん作業を進めます。
次回はAピラーから発生していた異音対策の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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