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無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ 納車整備 スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
石川県にお住まいのお客様よりご成約を頂き、先日にご納車させて頂きました『無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きましたので、前回より作業の様子をご紹介しております。
①エンジンオイル交換
②オイルフィルター交換
③ミッションオイル交換
④スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
⑤メインリレー交換
⑥デストリビューターキャップ交換
前回はエンジンオイル、オイルフィルター及びミッションオイル交換の様子をご紹介致しましたが、今回は④スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAを交換作業の様子をご紹介致します。
※エンジン、ミッションオイル交換はこちら ⇒ HONDA BEAT VerZ納車整備①
今回ご紹介致します、スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換は、硬く硬化したスタビライザー関連ブッシュを新品に交換することで、乗り心地の向上やハンドルに伝わるガタつき低減など、比較的安価にも関わらず乗り味の質感向上(ヤレ感の解消)をご体感頂けます為、おススメな作業の一つです。
では、早速スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換に入りますが、まずはジャッキアップし、プラスチックのクリップ7ケを外してアンダーカバーを外します。
アンダーカバーが外れましたら、フロントロアアームに固定されているスタビライザーボルトの両端にあるセルフロックナットを緩め、スタビライザーラバーAとスタビライザーボルトを車両から外して、スタビライザー両端をフリーにします。
続いて、スタビライザーとブッシュを車体に固定しているブラケットの固定ボルトを緩め、スタビライザーごとブッシュを車体から取り外します。
これで、今回交換するブッシュが全て外れましたので、新品のブッシュ(下側)と古いブッシュ(上側)を並べてみますと、古い方は特にスタビライザーラバーAが硬くなり変形してしまっていることが確認頂けるかと思います。
続いては各ブッシュの取り付けに入りますが、取り付け前にスタビライザーやアンダーカバー、そして車体側を綺麗に清掃しておきます。
清掃が終わりましたら、スタビライザー及びスタビライザーブッシュを車体に取り付けますが、スタビライザーを車体に固定するブッシュ側には動きを良くする為と異音発生防止の為に、内側にシリコンペーストを塗っておきます。
そして、スタビライザーブッシュをスタビライザーに装着してブラケットと共に車体に取り付け、スタビライザー両端のスタビライザーボルトとスタビライザーラバーAも取り付けます。
スタビライザーラバーAを取り付ける際には、ワッシャーが2種類あるので間違えない様に注意しながら、下図のサービスマニュアルにある通りの順序でラバーとワッシャーを組み付けて、車両に取り付けます。
また、取り付けに際しては、スタビライザーワッシャーBの変形を防ぐ為に、ロアアームをジャッキ等で持ち上げるなどして、アームが水平となる様にして取り付けを行います。
そして、スタビライザーブッシュ固定ブラケット及びスタビライザーボルト両端のセルフロックナットを共に22Nmのトルクで締め付けます。
尚、スタビライザーボルト両端のセルフロックナットは過大なトルクで締め付けると、構造上ラバーAの潰れ量が過大になってしまいますので、きっちりと規定トルクで締め付ける必要があります。
再度、各部ボルト、ナットが規定トルクで締め付けられていることを確認致しましたら、最後にアンダーカバーを車体に取り付ければ、スタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーAの交換作業は完了です。
交換後、タイヤ・ホイールを取り付けて異音等の発生が無いか確認の試走を行いましたが、異音等無くOKであり、交換前に比べて段差通過時などのしなやかさが確実に増していることに加え、ステアリングから伝わるフィーリングも良い意味でマイルドになっており、乗り心地の向上が体感できました。
これでBEATドライブの楽しさ、気持ち良さがより一層増すかと存じます。
以上、今回はスタビライザーブッシュ及びスタビライザーラバーA交換作業の様子をご紹介致しましたが、次回はメインリレー交換とデストリビューターキャップ交換の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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