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ご依頼作業:TOYOTA CH-R(ZYX11)室内異音低減作業
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
今回は、久しぶりのご紹介となります異音低減作業の様子をご紹介したいと思います。
この度、大阪府にお住まいのお客様より TOYOTA CH-R(ZYX11)において走行中に発生する異音で大変お困りとのことでご相談を頂き、作業をご用命頂きましたので、先日に実施致しました異音低減作業の様子をご紹介致します。
お客様から頂戴致しましたご相談内容としましては、走行中に絶えずダッシュボード中央付近からビリビリといったビビリ音が発生しており、ディーラーに相談したものの解消してもらうことができず、大きな音なので大変困っているという内容でした。
そこで、車両をお預かり致しまして、いつも異音の確認を行う道を走行致しましたところ、確かにダッシュボード奥の内部から大きなビビリ音を確認することができました事に加え、ディスプレイオーディオ奥のダッシュボード中央付近を手で叩いても同様の音が発生することが確認できました。
ということで、ディスプレイオーディオ奥のダッシュボード中央付近の内部から発生しているであろうことは予測できましたので、ディスプレイオーディオを取り外し、内部の確認を行います。
では、早速作業の様子のご紹介に入りますが、まずはディスプレイオーディオを取り外すために、ダッシュボードの各パネルやエアコン吹き出し口を外していきます。
パネル類はクリップで止まっているだけですので、基本的に手前に引っ張るのみで取り外すことができます。
弊社で良くご用命頂きますメルセデス等の輸入車と比べるとかなり弱い力でも外れていきますのでサクサクと作業が進みます。
エアコンの吹き出し口はボルトで固定されておりますので、ボルトを緩めた上で、同じく手前に引っ張ると外れます。
そして、あとはディスプレイオーディオを固定しているボルトを緩めて手前に引っ張ると、ディスプレイオーディオも取り外すことができて、ダッシュボード内部を確認することができる様になりました。
この状態で改めてダッシュボード上面を手で叩くと、『ビーン、ビーン』と大きな音が内部から聞こえてきますので、奥を良く確認すると、犯人が判明致しました。
ダッシュボードの上面に取り付けられているプラスチックパーツの固定が甘く、振動でダッシュボードにあたって異音が発生しておりました。
そこで、このパーツがダッシュボードに接触する部分に緩衝材を挟んで対応致します。
この状態でダッシュボードを手で叩いても異音は全く発生しなくなりましたので、対応としてOKと判断しました。
これにて、お客様がお困りでありました異音における対策作業は完了ですので、取り外したパーツを元に戻していきますが、その前にその他の部分においても異音の原因になりそうなものが無いか確認すると、裸のハーネスが固定されていなかったり、カプラーが遊んでいたりしたので、今後経年変化で異音が発生しない様に対応しておきます。
対応としては、ハーネスとカプラーをTESAテープで巻いて、ダッシュボードなどにあたっても音が出ない様にしました。
その他には異音が発生しそうな箇所は見当たりませんでしたので、ディスプレイオーディオや各パネル類を元に戻していきます。
そして、全てのパーツを元に戻した状態で試走を行いましたところ、対策前に発生していた大きなビビリ音は綺麗に解消致しました。
これで異音の無い快適な車内にてドライブをお楽しみ頂けます。
以上で、異音対策作業は完了ですので、最後に車両の清掃を行ってからお客様にご納車致します。
車両のお引渡しの際に、効果確認としてお客様と同乗走行致しましたが、『確かにビビリ音が無くなってます!』とお喜び頂けまして、何よりで御座います。
今後も何かお困り事がございました際にはお気軽にご連絡下さいませ。
この度は異音低減作業をご用命頂きまして誠にありがとう御座いました。
次回は、販売を致しておりました『程度極上 走行距離35,000km 無限エキマニ、マフラー、サス装備 HONDA BEAT VersionZ』におきましてご成約を頂きましたので、ご報告をさせて頂きたく存じます。
では、失礼致します。
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