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HONDA N-WGN CUSTOM Lターボ 納車整備 エンジンオイル・フィルター交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
前回まで販売前メンテナンスの様子をご紹介して参りました、注文販売車両としてご成約頂きました HONDA N-WGN CUSTOM Lターボ(JH3)ですが、オプション作業として以下の作業をご用命頂きました。
①エンジンオイル交換
②オイルフィルター交換
③ボディーガラスコーティング施工
そこで、今回は①エンジンオイル交換②オイルフィルター交換作業の様子をご紹介致します。
ここで、なぜ弊社ではオプション作業の内容を含め、ブログにて写真付きでご紹介をしているのか?をご説明させて頂きますと・・・
それは、ご納車前の整備などお客様が直接見ることのできない作業の様子をブログにて写真付きでご紹介することで、ご依頼頂きました作業をちゃんと行っているのか?という不安を払拭し、安心して運転を楽しんで頂くことにあります。
昨今、某中古車買い取り店の不祥事が取り沙汰され、誠に残念ながら中古車販売店含め信頼が揺らいでしまっている状況ですが、弊社では全ての車両において実施した作業を写真付きでご紹介するということを創業当初から一貫して行っており、これからも続けていくことで、少なくとも弊社とご縁を頂きましたお客様におかれましては今後も安心して作業をご依頼頂けましたら幸いと考えております。
ということで、少し話が逸れましたが、早速エンジンオイル及びオイルフィルター交換を行いました際の様子をご紹介して参ります。
はじめは、古いエンジンオイルを抜く作業となります。
このJH3型N-WGNでは、オイルパンの前側にドレンボルトとオイルフィルターがあり、ジャッキアップも不要ですので大変作業が容易ですね。
まずは、オイルフィラーキャップを外した上で、ドレンボルトを緩めて外し、古いオイルを排出します。
ある程度排出しましたら、今度はオイルフィルターをフィルターレンチを用いて緩めて外します。
そして、少し時間をおいてしっかりとオイルを抜き終わりましたら、ドレンワッシャーを新品に交換して規定トルクの40N・mでドレンボルトを締め付けます。
エンジンオイルドレンボルトは大変重要な部品の一つであり、緩むと大変なことになりますし、閉めすぎるとオイルパンネジ山を痛めてしまいますので、必ずトルクレンチにて規定トルクで締め付けることが必要です。
ドレンボルトを締め付けましたら、続いてはオイルフィルターの取り付けに入ります。
ちなみに、オイルフィルターは安い粗悪品が多々ありますが、弊社ではお客様からご指定が無い限りは基本的に信頼性の高いHAMP製を使用しております。
尚、新しいオイルフィルターの取り付にあたりましては、正確なトルク管理の為に新しいオイルフィルターのパッキンにオイルを塗布することと、オイルフィルターに新品オイルを満たしておきます。
フィルターにオイルを満たしてから取り付けるのは、エンジンには油膜があり、交換したオイルはすぐに行き渡るので実際には効果は大きくありませんが、可能な限りエンジンに良くなる方法で作業を行いたいとの想いから毎回必ずフィルターにオイルを満たしてから取り付けを行っております。
そして、オイルフィルターを取り付ける前にエンジン周辺を綺麗に清掃した上で、規定トルクの14N・mでオイルフィルターを締め込みましたらオイルフィルター交換が完了です。
オイルドレンボルト同様にオイルフィルターもしっかりトルク管理することが大切ですので、感覚による手トルクは避けた方が良いです。
続いて、新品のエンジンオイルを注入する作業に入ります。
今回はホンダ純正オイルであるURTRA LEO(0W-20)を使用致します。
少し価格は高めではあるものの、HONDA車のエンジンにはHONDA純正オイルが一番との考えから、通常は純正オイルをご提案させて頂いております。
オイル缶からジョッキにオイルを移して、注入口からオイルを入れていきますが、一旦、規定量の8~9割ほどのオイルを入れ、レベルゲージのUPPERレベル付近にあることを確認しましたら1度エンジンを始動します。
これは、エンジンを始動することで、各部オイルラインにエンジンオイルを1度循環させて正確なオイルレベルを測る為です。
数十秒エンジンを回したらエンジンを停止させて、少し時間をおいたら再度レベルゲージにてオイルレベルを見ます。
この際も、エンジンを停止してすぐにオイルレベルを測るとオイルが落ちる前のレベルを見ることになってしまうので少し時間を置くこともポイントです。
そして、エンジンを一度始動するとオイルレベルは下がっているはずなので、オイルを少し足しては確認を繰り返し、オイルレベルゲージのUPPERラインまでオイルを追加します。
きっちりUPPERレベルとなりました。
ここでの大事な注意点としては、UPPERレベル以上は決して入れないことです。
オイルが少なすぎることももちろん問題ですが、多すぎても油面をクランクウェーブが叩いたりすることでオイルの早期劣化やブローバイガスの過多に繋がりますので、もし入り過ぎたら面倒ですがUPPERレベル以下となるまでオイルを抜くことが大切です。
そして、オイルフィラーキャップを閉め、再度エンジンを始動しエンジンを暖めてオイル粘度を下げた状態で、ドレンボルトからオイルの漏れ・滲みが無いか、異音が無いか、オイルフィラーキャップがしっかり締まっているかを改めて確認しましたらエンジンオイル交換作業は完了です。
これで、ご納車後はエンジンオイルに関する心配事無く、安心して気持ち良いドライブをお楽しみ頂けるかと存じます。
以上、エンジンオイル及びオイルフィルター交換の様子をご紹介して参りましたが、ボディーのガラスコーティング施工の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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