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希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT 納車整備 ボディーガラスコーティング施工
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
佐賀県にお住まいのお客様よりご成約を頂き、先日にご納車させて頂きました『希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT』ですが、ご納車前整備のオプション作業として以下の作業をご用命頂きましたので、順次作業の様子をご紹介しております。
①LEDヘッドライトバルブ交換
②スパークプラグ交換
③プラグコード交換
④デスビキャップ交換
⑤メインリレー交換
⑥スタビライザーブッシュ+ラバーA交換
⑦タイヤ交換
⑧エンジンオイル交換
⑨エンジンオイルフィルター交換
⑩ミッションオイル交換
⑪ボディーガラスコーティング施工
前回はエンジンオイルなど油脂類交換を行いました際の様子をご紹介致しましたが、今回は本BEATにおけるオプション作業の最終回と致しまして、⑪ボディーガラスコーティング施工を行いました際の様子をご紹介致します。
※LEDヘッドライト交換はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備①
※プラグ等交換はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備②
※メインリレー交換はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備③
※スタビライザーブッシュ交換はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備④
※油脂類交換はこちら ⇒ HONDA BEAT 納車整備⑤
今回ガラスコーティング施工を行いますBEATは、基本的に塗装状態は大変良好で、シルバーという塗装色から傷やイオンデポジット、ウォータースポットなどが目立ちにくいとは言えますが、良く見ると維持をしていく上でどうしても発生してしまう洗車傷やイオンデポジットが多数あり、その結果としてパッと見た際の車両の印象が多少くすんでしまっている状態でした。
そこで、ポリッシング作業にて洗車傷等を除去することにより、くすみの無い、綺麗なブレードシルバーの塗装面に仕上げた上で、ガラスコーティング塗布(撥水)を行うことで、艶の更なる向上及びメンテナンスの容易化や塗装面の保護が可能となります。
では早速作業のご紹介に入りますが、本車両は販売車両の為、塗装の状態確認がしっかりできており、汚れの付着等はございませんので、ホコリを落とすレベルの洗車作業から行います。
最小限の水でホコリを落としましたら、まずはエンブレムの淵などに付着している頑固な水垢の汚れを専用のクリーナーを用いた上で、鉄粉除去剤にて鉄粉除去を行いますが、本車両は手で塗装面を触った感覚においても付着がほとんど見られず、鉄粉除去剤を吹きかけても反応がほとんどありませんでしたので、粘土は使用せず鉄粉除去剤を塗布してマイクロファイバータオルで除去する方法で行いました。
そして、もう一度ボディーの洗車を行い水垢クリーナーや鉄粉除去剤を洗い流した後にしっかりと拭き上げましたら、続いてはポリッシング作業に入る前のマスキング作業を行います。
このマスキング作業は、コンパウンドがパネル間などの隙間に入り込んでしまわない様に、またポリッシング作業の際に研磨したくない箇所の保護等が目的で、主にパネル隙間やメッキ部、無塗装樹脂部、ゴム部品、エンブレム、ステッカーなどにマスキングテープを用いてマスキングをしていきます。
また、BEATでは幌にコンパウンドが付着しないように、幌の一部にもマスキングを行う必要があります。
必要な箇所にマスキングを行いましたら、ガラスコーティング施工における下準備が完了ですので、ガラスコーティング施工における肝の作業といえるポリッシング作業に入ります。
尚、弊社では完全屋内施工にて専用照明を用いてポリッシング作業を行うことで、きちんとボディー表面にある傷の状態を把握しながらポリッシング作業を実施することができ、確実な小傷の除去および艶の向上が可能です。
ポリッシング作業は、塗装の状態や傷の深さ、種類などに応じて、最適な研磨剤(コンパウンド)とバフの組み合わせを選択して作業を行いますが、基本的には小傷を除去するポリッシング工程、艶を向上させるポリッシング工程の2工程を踏んでポリッシング作業を行うこととなります。
加えて、BEATのオリジナル塗装面においては塗装がかなり柔らかい為、通常のポリッシングでは綺麗に仕上げることができないのですが、弊社では何度もBEATにおけるオリジナル塗装のポリッシング作業を行っておりますのでノウハウもあり、綺麗に仕上げることが可能です。
ということで、1部ではありますが以下にポリッシング作業のご紹介としてボディー各部のポリッシング前とポリッシング後の状態をご紹介して参ります。
・Aピラーポリッシング前
通常のBEATではAピラーはウレタンシールが貼られておりますが、本車両は黒色塗装に変更されており、ソリッドの黒色のため洗車傷が大変目立つ状態でした。
そこで、ポリッシングにて洗車傷を除去していきます。
・Aピラーポリッシング後
これで、傷一つ無い綺麗な黒色になり、車両の印象もグッと引き締まります。
続いては、ドアパネルです。
・運転席ドアポリッシング前
照明の廻りを中心に洗車傷が多数入っていることがご覧頂けるかと思います。
・運転席ドアポリッシング後
洗車傷を綺麗に除去できました。
助手席側も同様に洗車傷が入っておりますので、除去していきます。
・助手席ドアポリッシング前
・助手席ドアポリッシング後
以下、ポリッシングによる変化を順次ご紹介致します。
・リアフェンダーポリッシング前
・リアフェンダーポリッシング後
・トランクフードポリッシング前
・トランクフードポリッシング後
・フロントバンパーポリッシング前
・フロントバンパーポリッシング後
フロントウィンドウ下の樹脂カウルも小傷によるくすみが発生しておりますので、ポリッシングを行います。
・カウルポリッシング前
・カウルポリッシング後
Aピラーと併せて黒の部分がしっかり黒色となると、印象が引き締まります。
上記ご紹介部分以外のすべての塗装面において洗車傷などの小傷を除去し、仕上げのポリッシングを行うことで艶々の綺麗な塗装面に仕上がりました。
そして、磨き残しが無いか、コンパウンド残り(焼き付き)が無いかをしっかり確認しましたらポリッシング作業としましては完了ですので、研磨粉を洗い流す為に一度洗車を行います。
尚、せっかく綺麗になった塗装面に傷が入らない様に、摩擦を減らすためにシャンプー洗車を行っております。
そして、水分をしっかりと除去しましたら、コーティング剤を確実に定着させる為に、脱脂作業を行い・・・
これで、すっぴんの綺麗な素肌になりました。
ここまでの作業にて見違える程に綺麗な状態になっておりますが、続いてはこの綺麗な塗装面にガラスコーティング剤を塗布していく作業に入ります。
弊社のガラスコーティング剤は塗装面の保護はもちろんのこと、ガラスコーティング独特の光沢感や艶感をプラスしながら、塗装面の汚れが落ちやすくなる為、メンテナンス容易化が可能です。
また、副次的なメリットとしましては、強撥水により洗車後の拭き取り作業が楽になる為、洗車時の傷のリスクを少なくすることができたり、洗車時間の短縮が可能になります。
コーティング剤の塗布作業としては、専用の不織布付きスポンジを用いて、パネル毎に小さな範囲を区切って、塗装面に傷が入らない様に力を入れず優しく塗り込んでいきます。
コーティング剤を塗布しては拭き取りを迅速且つ確実に繰り返していき(この工程で傷が入らない様にタオルは3枚用いて作業を行います)、ボディーパネル全体にガラスコーティング剤を塗布しましたら、ガラスコーティング施工作業はいよいよ完了となります。
そして、ガラスコーティング塗布後のBEATがこちらです。
しっかりとポリッシング作業を行い、ガラスコーティング塗布を行うことで、艶と光沢が劇的に向上し、本当に綺麗なBEATに仕上がりました。
ご納車の際にも、『本当に綺麗で驚いた』と仕上がりに対して大変ご満足を頂けましたので、作業のやりがいがあるというものです。
今後、長期間にわたり綺麗な状態を保ってくれますので、末永く綺麗なBEATをお楽しみ頂けましたら幸甚に存じます。
以上、6回に渡りご用命頂きましたオプション作業の様子をご紹介して参りましたが、これにてオプション作業のご紹介は終わりとなりますので、次回は、お客様にご納車後も安全且つ安心してドライブを楽しんで頂く為に、弊社におきまして全車両に行っておりますご納車直前整備の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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