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ご依頼作業:MercedesBenz GLA250(X156)室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
今回から室内異音低減作業の様子のご紹介をさせて頂く予定ですが、施工させて頂きましたにも関わらず作業のご紹介ができていない車両が複数ございます。
ブログの内容が異音でお困りの方のお役に立てる可能性がありますので、どんどんご紹介して参りたいのですが、その他にも入庫車両のご紹介やメンテナンスのご紹介、ご納車車両のご紹介、その他ご依頼作業のご紹介・・・
と溜まりすぎて全然ブログが実際の時系列に追いついておりません。。。
ブログを書く時間をもっと確保すれば毎日の更新もできますが、中古車販売業やご依頼作業においてもしっかり対応しないと収益的にも厳しくなりと、『私がもう一人いれば!!!』と強く思う今日この頃です(笑)
なんて、言い訳や弱音を吐いている場合ではありませんので、順次ご紹介を進める予定で御座います!
さて、、、
この度、大阪府にお住まいのお客様より MercedesBenz GLA250(X156)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。
この度作業をさせて頂きますGLA250のオーナー様は、先日にご紹介させて頂きましたMercedes AMG E53における異音低減作業をご用命頂きましたお客様であり、E53での作業にて異音が低減したことにご満足頂き、主に奥様がご使用になられるお車でありますGLA250においても異音低減作業をご用命頂きました次第で御座います。
2台続けて大切なお車の異音低減作業をご用命頂きまして、誠にありがとう御座います。
尚、お客様は走行中に内装における様々な箇所から発生している異音により大変お困りで、複数箇所から発生しているため場所の特定は難しく、とにかく何とか異音を軽減して静かな車内にして欲しいとのご相談を頂きました。
そこで、車両をお預かり致しまして早速確認を致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。
①左右Aピラー
②助手席側Bピラー
③助手席側グローブBOX付近
④メーターフード
⑤センターコンソール
⑥センターディスプレイ
⑦運転席側フロントドア
⑧助手席側フロントドア
⑨運転席側リアドア
⑩助手席側リアドア
⑪テールゲート
以上の様に、段差を通過する際などには前後左右と色々な箇所から同時に異音が発生することもあり、かなり騒がしい状態でした。
確かにお客様では場所の特定は難しいと思います。。。
ということで、上記箇所における異音を順次対策を行うことと致しましたので、作業の様子を今回から6回に分けてご紹介して参ります。
今回は1回目のその①として、①Aピラーから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
では作業のご紹介に入りますが、まずはAピラーの作業から行います。
Aピラーからの異音は左右共に発生しておりましたが、段差を通過した際に『キチキチ』と比較的大きな音が出ており、かなり気に障る音が発生しておりました。
また、Aピラーライニング下側を手で押しても同様の異音が発生します。
そこでまずは運転席側からAピラーライニングを取り外して確認します。
Aピラーライニングの取り外しは、多くのMercedesと同様に『AIRBAG』と記載のあるカバーを取り外してから手前に引っ張ると外れます。
車体側には異音の原因となる箇所はありませんので、ライニング側を確認します。
確認しますと、下側が金属クリップで固定されており、異音の発生場所や音質から、この金属クリップからの異音であると考えられます。
この金属クリップがボディーと擦れて、軋み音の様な『キチキチ』といった音が出ていたと予測できますので、金属クリップを取り外して、不織布を張り付けて対応します。
その他には異音の原因となりそうな箇所はありませんので、Aピラーライニングを元に戻します。
この状態で試走を行いましたところ、運転席側Aピラーからの異音は発生しなくなりましたので、対策はこれでOKです。
従いまして、同様の音が発生しております助手席側のAピラーに対しても同様の対策を行うことにします。
尚、助手席側にAピラーにはドライブレコーダーの配線が裸のまま固定されていない状態で通っており、明確に異音とはなっておりませんが、これも異音の原因になり得るので後に対策することとし、先にライニング側の対策を行います。
運転席側と同様に金属クリップに不織布を貼り付けます。
これでライニングからの『キチキチ』音に関しては対策できているはずですので、続いてドラレコ配線の対応も行います。
本車両は特にビビリ音発生しておりませんでしたが、他の車両でこのドラレコ配線からの異音という事象は大変多いので、予防的な観点で対策しました。
ドラレコ配線にTESAテープを巻いていき・・・
※更に下側のダッシュボード内部の配線は後のダッシュボードにおける作業にて対策を行います
エアバッグ展開時の邪魔にならない様に固定していきます。
これでAピラーライニングと車体側のドラレコ配線共に対応致しましたので、ライニングを元に戻します。
そしてこの状態にて改めて試走を行いましたところ、運転席側、助手席側共にAピラーから発生していた異音は綺麗に無くなりました。
ということで、Aピラーからの異音は無事に解消致しましたが、まだまだ他の箇所から異音が発生しておりますので、どんどん作業を進めて参りますが、次回はBピラーからの発生していた異音対策の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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