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VOLVO V60 B5インスクリプション 納車整備 ボディーガラスコーティング施工
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、注文販売車両としてご成約頂きました VOLVO V60 B5 インスクリプション(ZB420)ですが、オプション作業として、ボディーガラスコーティング、ホイールコーティング、ウィンドウ撥水コーティングをご用命頂きました。
そこで、今回はボディーのガラスコーティング施工の様子をご紹介致します。
今回ガラスコーティング施工を行います VOLVO V60 は綺麗な塗装状態を保っておりますものの、中古車では仕方のないことではありますが、よく見ると洗車傷やウォータースポットなどにより、塗装面が多少くすんで見えてしまっている状態でした。
そこで、ポリッシング作業にて洗車傷等をしっかり除去することにより、くすみの無い塗装面に仕上げた上で、ガラスコーティング塗布(撥水)を行うことで、艶の更なる向上及びメンテナンスの容易化や塗装面の保護が可能となります。
では早速作業のご紹介に入りますが、まずはポリッシング作業の際に余計な傷が入らない様に、洗車と鉄粉除去作業から始めます。
水洗いにてホコリを落としましたら、鉄粉除去作業の為に鉄粉除去剤をパネル毎に塗布して、粘土もしくはマイクロファイバータオルを用いて鉄粉を除去していきます。
塗装面に見える紫色のツブツブが鉄粉除去剤に反応した鉄粉で、多数付着していることがわかります。
全てのパネルにおいて鉄粉を除去致しましたら、鉄粉除去剤を綺麗に落とすために改めて洗車を行い、水分が残らない様にブロアも用いてしっかりと拭き上げましたら、続いてはポリッシング作業に入る前のマスキング作業を行います。
このマスキング作業は、コンパウンドがパネル間などの隙間に入り込まない様に、またポリッシング作業の際に研磨したくない箇所の保護等が目的で、主にパネル隙間やメッキ部、無塗装樹脂部、ゴム部品、エンブレム、ステッカーなどにマスキングテープを用いてマスキングをしていきます。
必要な箇所にマスキングを行いましたら、ガラスコーティング施工における下準備が完了ですので、ガラスコーティング施工における肝の作業といえるポリッシング作業に入ります。
尚、弊社では完全屋内施工にて専用照明を用いてポリッシング作業を行うことで、きちんとボディー表面にある傷の状態を把握しながらポリッシング作業を実施することができ、確実な小傷の除去および艶の向上が可能です。
ポリッシング作業は、塗装の状態や傷の深さ、種類などに応じて、最適な研磨剤(コンパウンド)とバフの組み合わせを選択して作業を行いますが、基本的には小傷を除去するポリッシング工程、艶を向上させるポリッシング工程の2工程を踏んでポリッシング作業を行うこととなります。
因みに、欧州車は塗装面が硬めですので、専用のコンパウンドを用いて初期研磨を行っております。
ということで、1部ではありますが以下にポリッシング作業のご紹介としてボディー各部のポリッシング前とポリッシング後の状態をご紹介して参ります。
・ボンネットポリッシング前
ボンネットにおきましては、洗車傷やウォータースポットなどが見られ、塗装面が多少くすんでいることがご覧頂けるかと存じます。
そこで、ポリッシングにて洗車傷とウォータースポットを取り除いていきます。
・ボンネットポリッシング後
洗車傷やウォータースポットが無くなり、キリっとした綺麗な塗装面になりました。
続いては、運転席側フロントドアパネルです。
・運転席側フロントドアポリッシング前
ボンネットと同様に洗車傷が多数見られる状態ですので、しっかりポリッシングして除去していきます。
・運転席側フロントドアポリッシング後
綺麗な塗装面になりました。
続いては、本車両におきまして唯一『傷』と認識できる傷が助手席側リアドアに入っておりましたが、ポリッシング作業にてわからなくなるレベルまで綺麗にすることができました。
・助手席側リアドアポリッシング前
・助手席側リアドアポリッシング後
これで、本車両は本当に傷といえる傷は無くなりました。
また、Bピラー部分においては傷の目立ちやすいピアノブラックでしたので、見違える様に綺麗になっております。
・運転席側Bピラーポリッシング前
・運転席側Bピラーポリッシング後
これで、西日が当たった時でも、ドアを開けるときに残念な気持ちにならないと思います。
といった様に、全てのパネル部分においてポリッシング作業を行って、綺麗に仕上げていきます。
上記ご紹介部分以外のすべての塗装面において洗車傷などの小傷を除去し、仕上げのポリッシングを行うことで艶々の綺麗な塗装面に仕上がりました。
そして、磨き残しが無いか、コンパウンド残り(焼き付き)が無いかをしっかり確認しましたらポリッシング作業としましては完了ですので、研磨粉を洗い流す為に一度洗車を行います。
尚、せっかく綺麗になった塗装面に傷が入らない様に、摩擦を減らすためにシャンプー洗車を行っております。
そして、やはり傷が極力入らない様にブロアの使用をメインで水分をしっかりと除去しましたら、コーティング剤を確実に定着させる為に、脱脂作業を行います。
ここまでの作業にて塗装面はツルツルの綺麗な状態になっておりますが、続いてはこの綺麗な塗装面にガラスコーティング剤を塗布していく作業に入ります。
弊社のガラスコーティング剤は塗装面の保護はもちろんのこと、ガラスコーティング独特の光沢感や艶感をプラスしながら、塗装面の汚れが落ちやすくなる為、メンテナンス容易化が可能です。
また、副次的なメリットとしましては、強撥水により洗車後の拭き取り作業が楽になる為、洗車時の傷のリスクを少なくすることができたり、洗車時間の短縮が可能になります。
コーティング剤の塗布作業としては、専用の不織布付きスポンジを用いて、パネル毎に小さな範囲を区切って、塗装面に傷が入らない様に力を入れず優しく塗り込んでいきます。
コーティング剤を塗布しては拭き取りを迅速且つ確実に繰り返していき(この工程で傷が入らない様にタオルは3枚用いて作業を行います)、ボディーパネル全体にガラスコーティング剤を塗布しましたら、ガラスコーティング施工作業はいよいよ完了となります。
そして、ガラスコーティング塗布後のVOLVO V60がこちらです。
しっかりとポリッシング作業を行った上で、ガラスコーティング塗布を行うことで、塗装面の艶と光沢が劇的に向上し、本当に新車同様の外装に仕上がりました。
更に、長期に渡り塗装面を保護してくれることに加え、汚れがすぐに落ちる、撥水効果で洗車の吹き上げ作業が楽になるなど、メンテナンスも容易になるので、今後も綺麗に維持して頂けるかと存じます。
以上、今回はオプション作業としてご用命頂きましたボディーガラスコーティング、ホイールコーティング、ウィンドウ撥水コーティングの内、ボディーガラスコーティング施工の様子をご紹介致しましたが、次回はホイールコーティング及びウィンドウ撥水コーティング施工の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
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