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走行距離29,000km ハルテックフルコン 20周年モデューロサスペンション TE37 RECAROなど希少パーツ多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス 内装清掃
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、入庫致しました『走行距離29,000km ハルテックフルコン 20周年モデューロサスペンション TE37 RECAROなど希少パーツ多数 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、前回より作業の様子をご紹介しております。
前回は外装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【内装清掃編】として、シートやセンターコンソールを取り外して内装を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致します。
※車両の概要はこちら ⇒ HONDA BEAT 入庫しました
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃
BEATに関しては製造から既に約30年経過しておりますので、内装におけるフロアカーペットやシートなど各部に経年の汚れがございますことに加え、通常なかなか清掃ができない部分におきましてはどれだけ大切にされてきた車両と言えども汚れが溜まっております。
そこで、弊社ではシートやセンターコンソール等を脱着し、清掃できるところは徹底的に清掃を行うことで、可能な限り清潔感のある状態でご納車させて頂きたいとの想いから実施している次第で御座います。
また、BEATにおいてはセンターコンソール内など、脱着しないと見えない部分の錆の状態を確認し、車両の状態を隅々まで把握する目的もございます。
では早速作業のご紹介に入りますが、内装清掃におけるはじめの作業としまして、フロアマットを車両から取り外して清掃を行います。
因みに、本車両は20周年記念のフロアマットが装着されており、スレなども少なく良好な状態ですが、フロアマットには掃除機掛けでは落ちない汚れが付着しておりますので、柔らかいブラシと洗剤を用いて汚れが落ちるようにしっかりと洗っていきます。
洗った後は、表裏共に高圧洗浄機で洗剤を良く洗い流して、太陽のもとでしっかり乾かします。
続いては室内の清掃に入りますが、シートとセンターコンソール、ブルートゥースユニット、フットレストを車両より取り外し、状態確認から行います。
上の写真は清掃前ですが、石やゴミなどがほとんど見られない状態で、シミなどもほとんど見られません。
前オーナー様が本当に大切に、そして綺麗にお使いであったことが伝わって参ります。
また、車両の錆の状態判断における一助となるセンターコンソールフロアの錆ですが、鉄板部品含め各パーツに錆が非常に少ないことが確認できます。
他の部分と、このセンターコンソールと併せて、錆に関しては少ない車両であることが伺えます。
また、本車両においてはフロアカーペットの下に、防音施工が施されていることが確認できます。
フロアカーペット下だけでなく、バルクヘッドやセンターコンソール側面部分まできっちりと防音材が敷き詰められており、確かに通常のBEATよりもロードノイズやエンジン音の侵入が少ないので、より快適なドライブが可能です。
エンジンが物凄く滑らかに回る様に感じるのは、この防音材の効果も大きいと考えられます。
因みに、ハルテックのフルコンは運転席後ろに設置されており、アイドリング制御を行っている純正ECUは運転席バルクヘッドに追加されている純正ドキュメントBOX内に設置されております。
通常のBEATでは、ドキュメントBOXは助手席側のみにしか無いので、BEATを良くご存じの方が違和感があるかもしれませんね。
状態確認に続いては、フロアカーペット廻りの清掃に入ります。
フロアカーペットの清掃としましては、掃除機掛けを隅々まで行い、フロアカーペットにある砂や石、小さなゴミを吸い取った後に、洗剤を染み込ました濡れタオルで徹底的に拭き上げていきます。
しっかりと洗剤付きのタオルで拭きあげますと、カーペットの色が明るくなり、どれだけ綺麗に維持されていた車両でも30年分の汚れは溜まっていたことを実感します(汚い話ですが、タオルと絞ると真っ黒です・・・)。
フロアカーペットの次はセンターコンソールフロアやバルクヘッド廻りも綺麗にします。
※TOYOTA MR-S純正ウィンドウリフレクター
これで、フロアカーペット廻りやセンターコンソールフロア、バルクヘッド廻りの汚れが落ち綺麗さっぱりになりましたので、続いては取り外したセンターコンソールの清掃を行います。
センターコンソールにおいては、各パーツをバラバラにして、細部まで清掃致します。
因みに、シフトブーツに軽微な破れがありましたので、新品のブーツに交換を致しました。
シフトノブに関しては、さすが距離が少ないだけあって、非常に綺麗な状態ですので、そのまま使用することに致します。
続いては取り外したシートの清掃を行いますが、本車両の運転席に装着されているシートはHONDA インテグラTYPE-R(DC2)純正のRECARO SR-3で、通常は乗り降りに伴い、サイドボルスター部分や座面の部分にヘタレが大きく出ているものですが、このシートはRECARO社にてサイド部分の生地張替え及びウレタン補修といったリフレッシュ作業を実施済みの為、ヘタリが大変少ない超美品です。
このシート単品でも価値のあるものであり、実際の座り心地も良いので、ドライブをより快適なものにしてくれます。
助手席側はシートカバーが装着されております。
尚、シートの清掃におきましては、掃除機で細かいゴミを取り除いた後に、クリーナーを用いて清掃を行います。
両席共に綺麗に清掃致しましたら、次はシートレール部分の汚れも取り除きます。
このシートレール部分はグリスなどの油分が多い為、長年の汚れが多く付着しており、シートを取り外した際にしか清掃ができないので、可動部のグリスは取らない様に留意しながら細部まで綺麗にしておきます。
これにて、フロア廻りとシートの清掃が完了となりますので、取り外したパーツを車両に取り付けていきます。
取り付けができましたら、ダッシュボードやステアリング、ドアライニング、シートサイドガーニッシュ、内窓、エアコン吹き出し口など内装各部の細かい部分まで水拭きにて清掃を行っていきます。
因みに、ほぼ全ての車両で破損してしまっているドアライニング前側にある固定グロメットは、このタイミングで両側共に新品に交換致します。
そして、最後に清掃済みのフロアマットを装着すれば内装清掃作業は完了となります。
これにて外装、内装共に清掃作業は完了となりますが、本車両は内外装共に大変状態が良好であり、錆が少ないことを改めて確認することができましたと共に、各部清掃により大変綺麗な状態に仕上がりましたので、お客様にもご満足頂けるかと存じます。
是非、清潔感のあるBEATでのドライブをお楽しみ頂けましたら幸いです。
以上、ここまで内外装徹底清掃の様子をご紹介致しましたが、次回からはボディーの状態確認及びバンパーを外して清掃を行いました際の様子をご紹介して参ります。
では、失礼致します。
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