ブログ
ご依頼作業:BMW X3 20d M-Sports(G01)室内異音低減作業 その①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
日中は暖かい日が続いておりますが、朝晩はまだ寒くて少し冬の匂いも残っていますね。
昨日は帰りが遅くなりましたが、寒くて薄着で出社したことを後悔しました(笑)
寒暖差があるので、皆様におかれましても体調にはお気を付け下さいませ。
そんな今日この頃ですが、前回までMercedesBenz CLA200d シューティングブレーク(S118)の室内異音低減作業の様子をご紹介して参りましたが、今現在は同じプラットフォームを持つMercedes AMG CLA45S(C118)の室内異音低減作業を行っております。
この度のお客様は東京都からお越し頂きましたが、さすがAMG車両だけあって、色々な箇所から盛大に異音が発生しております。
大変な作業になりますが、遠方よりお越し頂いておりますので、お困り事解決のために全力で作業をさせて頂いております。
さて、
前回から引き続き異音低減作業の話となりますが、この度、京都府にお住まいのお客様より BMW X3 20d M-Sports(G01)の室内異音低減作業をご用命頂きましたので、今回より作業の様子をご紹介して参ります。
お客様から頂戴致しましたご相談内容としましては、『路面の荒れたアスファルトを走行すると鳴るビビリ音』、『道路の段差を超えた際のガチャンという音』が発生しているという具体的なもので、運転中に気になって仕方無く大変お困りであるという内容のものでした。
また、お客様は本車両の前にはBMWの5シリーズにお乗りであり、その際にも室内異音が発生していたとのことでディーラー様に対応してもらったものの改善されず、その異音が要因でお乗り換えになられた経緯もあり、今回は何とかしたいとのことで弊社にご連絡を頂き、作業をご依頼頂きました経緯で御座います。
そこで、車両をお預かり致しまして、いつも異音の確認を行う道を走行致しましたところ、以下の箇所からの異音を確認致しました。
①助手席側フロントドア
②テールゲート
③運転席側Dピラー
④運転席側ラゲッジルームライニング内
⑤運転席側リアシートサイド
ということで、上記箇所における異音を順次対策を行うこととなりますが、作業の様子を今回より4回に分けてご紹介して参ります。
今回はその①として、助手席側フロントドアから発生していた異音対策を行いました際の様子をご紹介致します。
この助手席側フロントドアに関しては、路面が劣化した道路を走行致しました際に、ドアライニングの前側から小さなチリチリ音、そして後部から大き目なビビリ音が発生しておりました。
そこで、ドアライニングを取り外して内部を確認致します。
ドアライニングの取り外しは、ドアグリップカバーを取り外し内部のボルトを緩めた後に、固定クリップを一つずつ取り外して行います。
ドアライニングが外れましたら、まずはドアパネル側を確認致しますが、ツイーターの純正配線が裸のままであることが確認でき、これが前側から聞こえてきた異音の原因と考えられますので対策を行います。
ドアパネル側に関してはこの部分以外に異音の原因となりそうな箇所が無いので、続いてドアライニング側の作業に移ります。
このドアライニングに関しては、ドアを手で叩いても後端部分から走行中に発生している音と同様のビビリ音が発生しており、手で押さえると音が無くなりますので、このライニングが振動してドアパネルに当たることにより発生している異音と考えられます。
そこで、異音が出ている部分において振動を抑える対応、及びドアパネルに接触している部分に対策を行います。
その他は異音の原因となりそうなものがありませんでしたので、上記対策を行いました後にドアライニングを車体に取り付けて試走を行います。
結果、対策前は異音が発生していた路面が劣化した道路を走行しても、異音は発生しなくなり無事解消致しました。
これで、助手席側フロントドアからの異音が解消致しましたので、続いてはリア廻りから発生している異音の対策に入りますが、次回はテールゲートからの異音対策作業の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。
※ご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ ⇒ ご相談フォーム