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無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ 販売前メンテナンス ボディー状態確認①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、入庫致しました『無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
※車両の概要はこちら ⇒ HONDA BEAT 入庫しました
前回は内装関連を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致しましたが、今回は【ボディー状態確認編①】として、BEATの錆定番ポイントであるサイドシルの状態確認及びサイドエアダクトを外してサイドシル内側の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ内装清掃
BEAT選びにおいて最も重要なポイントとも言えるボディーの『錆』ですが、BEATにおいては確認するべきポイントがいくつかあり、複数ある代表ポイントを確認することで車両の錆の状態や使用状況などを推測することができます。
基本的にBEATを買取をさせて頂く際には、必ず現車確認を行い、見える範囲の錆はしっかりと確認しており、今までBEATのメンテナンスなどを行ってきた経験から、ある程度車両の全体的な雰囲気から錆の状態に関して把握することができる様になって参りました。
それでも、現車確認にてどうしても確認できない部分があることも確かですので、販売前メンテナンスにて改めて通常では見えない部分まで含めて錆の状態確認を行い、お客様にとりましても、当方にとりましても安心してお乗り頂ける様に心掛けております。
そして、本ブログにてその代表ポイントにおけるボディーの状態を写真にてご紹介し、お客様にもご覧頂くことで状態をご自身の目でご確認頂きまして、車両をご検討頂く要素の一助となればと考えている次第で御座います。
では、早速BEATで錆確認ポイントとして一番メジャー且つ容易に確認することのできるサイドシルの確認から行います。
・運転席側サイドシル
この部分は、サイドシル下側の水抜き穴が塞がってしまっている車両において、雨に降られたり、水を使った洗車を繰り返すと、上部やサイドエアダクト等から侵入した水が内部に溜まり錆が発生してしまうポイントで、錆が進んでしまうと内側はもちろんのこと、サイドシルのつなぎ目部分をはじめ表面まで錆が浮き出てしまい、腐食により穴が空いてしまっている車両が見受けられますが、本車両におきましては錆は見られず大変良好な状態です。
・助手席側サイドシル
助手席側におきましても綺麗な状態です。
続いては、サイドシルと同じく内側の錆が進んでいると表面化して現れてくるリアジャッキアップポイントです。
・運転席側リアジャッキアップポイント
・助手席側リアジャッキアップポイント
リアジャッキアップポイントにおいても、両側共に全く問題無い、大変綺麗な状態です。
そして、フロント側のジャッキアップポイント含め、サイドシル下側のミミの部分を確認致します。
・運転席側
※運転席側の無限サイドスポイラー底面に1か所割れがございます
・助手席側
本車両は無限のサイドスポイラーが装着されておりますので少し見辛いですが、フロント側のジャッキアップポイントからリアまで、両側共に錆は見られず大変綺麗な下廻りです。
続きましては、サイドエアダクトを外してサイドシル内部の確認に入ります。
・運転席側サイドシル内部
ご紹介致しましたサイドシル外側からの確認において問題無かったとしましても、BEATにおいては『外板を補修により綺麗にしているだけで内側のフレームは錆の腐食により穴が空いてしまっている』という可能性もある為、サイドシル内側の確認も重要です。
ということで、まずは運転席側から確認しますが、サイドエアダクト取り外しは、室内側からビス3本を外し、ボディーとサイドシルの隙間から細いマイナスドライバーの様なもので3つのクリップを確実に外してから取り外します。
エアダクトが外れましたらまずは清掃を行いますが、手の届く範囲でタオルを用いて奥まで綺麗にしていきます。
パネルの合わせ目などにも錆は見られず、大変綺麗な状態です。
続いては、内部をライトで照らして、サイドシルフレームの奥まで目視で良く確認します。
結果、フレーム側、ボディーパネル側、パネルのつなぎ目まで含めて錆は見られず、状態は極めて良好です。
確認が終わりましたら、ホコリが多く付着しておりますサイドダクトを綺麗に清掃してから元に戻しますが、良く破損してしまっているクリップ固定部分も全く破損は無く、1度も取り外されたことが無いと考えられます(オリジナル塗装である証拠とも言えます)。
因みに、サイドエアダクトを綺麗に取り付けるにはコツがあり、3つのクリップがしっかりとボディーに嵌る様に奥に押し込みながらビスの締め付けを行わなければエアダクトが浮いてしまい、ドアを閉めた際にサイドエアダクトから『ビィィィン』とビビリ音が発生して質感が下がってしまいます。
本車両においてはしっかりと取り付けを行っておりますことに加え、ドアの下がりが少ないため(ドアキャッチとストライカーの位置が良好)、ドアを閉めた際の音も『バスン』と良い音がします。
少し話が逸れましたが、以上で運転席側の確認作業は完了ですので、続いて助手席側の確認に移ります。
・助手席側サイドシル内部
こちらも、サイドエアダクトを外して、まずは清掃から始めます。
こちらもパネルの合わせ目に錆はございません。
綺麗になりましたら内部のフレーム確認を行います。
運転席側同様に、助手席側においてもフレームやボディーパネルにも錆は発生しておらず、やはり状態は大変良好です。
ここまで綺麗な状態であるのは、車庫保管であることはもちろんのこと、雨天の走行を控えたり、洗車の際に極力水を使わないなど、前オーナー様達の愛情や努力の賜物と言えると思います。
これにて内部の確認ができましたので、清掃しましたサイドエアダクトを取り付け致しましたら助手席側も完了です。
最後は、外装清掃の際にもご紹介済みではありますが、改めて錆の確認ポイントの一つであるトランクリッドのヒンジ部分とヒューエルリッド内のご紹介致します。
この部分は台座とボディーパネルの合わせ面が工場出荷時から塗装されていない為、錆が進行して、パネルの合わせ面まで錆で穴が空いてしまうこともありますが、本車両は綺麗な状態です。
また、純正OPヒューエルリッドの内側ですが、水抜き穴が詰まってしまっている車両ですと水が溜まってしまい、錆が発生してしまっている車両もありますが、本車両は問題無く、綺麗な状態です。
以上でボディーにおける錆定番ポイントの状態確認及び清掃作業は完了ですが、本車両におきましては錆が大変少ないことを確認できました。
BEAT選びにおける一番大切と言えるボディーの錆に関して問題無いことを確認できましたので、お客様にも安心してお乗り頂けますし、私としましても安心して販売させて頂くことができます。
続いては、フロントバンパーを外してフレームの修復歴有無の確認や錆の状態確認及び各部清掃を行いますが、作業の様子に関しましては次回にご紹介致します。
では、失礼致します。
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