ブログ

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

この度、入庫致しました『無限パーツ満載 走行距離44,100km 希少な最終110系 HONDA BEAT VersionZ』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、前回より作業の様子をご紹介しております。

※車両の概要はこちら ⇒ HONDA BEAT 入庫しました

前回は外装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【内装清掃編】として、シート等を取り外して内装を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致します。

※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃

BEATに関しては製造から既に約30年経過しておりますので、内装におけるフロアカーペットやシートなど各部に経年の汚れがございますことに加え、通常なかなか清掃ができない部分におきましてはどれだけ大切にされてきた車両と言えども汚れが溜まっております。

そこで、弊社ではシートやセンターコンソール等を脱着し、清掃できるところは徹底的に清掃を行うことで、可能な限り清潔感のある状態でご納車させて頂きたいとの想いから実施している次第で御座います。

また、BEATにおいてはセンターコンソール内など、脱着しないと見えない部分の錆の状態を確認することで、車両の状態を隅々まで把握することに加え、お客様にもお伝えしたいという目的もございます。

では早速作業のご紹介に入りますが、内装清掃におけるはじめの作業としまして、フロアマットを車両から取り外して清掃を行います。

フロアマットには掃除機掛けでは落ちない汚れが付着しておりますので、柔らかいブラシと洗剤を用いて汚れが落ちるようにしっかりと洗っていきます。

洗った後は、表裏共に高圧洗浄機で洗剤を良く洗い流して、太陽のもとでしっかり乾かします。

続いてはシートとセンターコンソール、フットレストを車両より取り外し、状態確認から行います。

上の写真は清掃前ですが、石やゴミなどがほとんど見られない状態で、シミなどもほとんど見られません。

前オーナー様が本当に大切に、そして綺麗にお使いであったことが伝わって参ります。

また、センターコンソールフロアですが、鉄板部品含め各パーツに錆が極めて少ないことが確認できます。

他の部分とあわせて、このセンターコンソールからも錆に関しては安心できる車両であることが伺えます。

続いては、フロアカーペット廻りの清掃に入ります。

フロアカーペットの清掃としましては、掃除機でフロアカーペットにある砂や石、小さなゴミを吸い取った後に、洗剤を染み込ました濡れタオルで徹底的に拭き上げていきます。

しっかりと洗剤付きのタオルで拭きあげますと、カーペットの色が明るくなると共に、BEAT特有の匂いというのがあるのですが、その匂いが少し薄れます（この匂いがBEATらしさではあるのですが）。

フットレストも外して、ペダル類まで含めて隅々まで清掃しております。

フロアカーペットの次はバルクヘッド廻りも綺麗にします。

これで、フロアカーペット廻りやバルクヘッド廻りの汚れが落ち綺麗さっぱりになりましたので、続いてはセンターコンソール部分と取り外したセンターコンソールの清掃を行います。

センターコンソールにおいては、各パーツをバラバラにして、細部まで清掃致します。

因みに、本車両のシフトブーツは新車時のOPパーツであるブーツ一体型の本革巻きシフトノブが装着されております。

また、同じく純正OPとなるスカイサウンドウーハーが装着されておりますが、このスピーカーはコーンエッジが破れてビリビリと音の出ている車両が多い中、本車両はFOSTER製のスピーカーに交換されており、しっかりと低音が出ております。

このウーハーの効果はテキメンで、音の豊かさが全然違ってきます。

続いては取り外したシートの清掃を行いますが、シートの清掃におきましては、掃除機で細かいゴミを取り除いた後に、クリーナーを用いて清掃を行います。

運転席シートのサイドボルスター部分はBEATの弱点ポイントの一つで、生地が破れてスポンジが見えてしまっている車両が多いのですが、本車両のサイドボルスターには少しのスレとホツレは見られるものの、破れの無い状態を保っております。

また、劣化の現れやすいシートベルトキャッチャーの色褪せや、リクライニングレバーも劣化が少ない状態で、日光に当たってきた時間が非常に短いことがわかり、車庫保管されてきた車両である証拠でもあります。

シート表面の清掃の次はシートレール部分の汚れも取り除きます。

このシートレール部分はグリスなどの油分が多い為、長年の汚れが多く付着しており、シートを取り外した際にしか清掃ができないので、細部まで綺麗にしておきます。

フロア廻りとシートの清掃が終わりましたら、取り外したパーツを車両に取り付けていきます。

取り付けができましたら、ダッシュボードやステアリング、ドアライニング、シートサイドガーニッシュ、内窓、エアコン吹き出し口など内装各部の細かい部分まで水拭きにて清掃を行っていきます。

※希少な純正OPのMOMO本革巻きステアリング

エアコンパネルの日焼けの少なさも特筆モノですし、スカイサウンドシステムは不具合無く動作しております。

最後にしっかりと乾かしたフロアマットを装着すれば内装清掃作業は完了となります。

これにて外装、内装共に清掃作業は完了となりますが、本車両は大変状態が良好であり、錆が少ないことを改めて確認することができました。

また、希少なパーツも多数装着されており、各部清掃により大変綺麗な状態に仕上がっておりますので、お客様にもご満足頂けるかと存じます。

尚、清掃の過程におきましては、元々から大変綺麗な状態であることに驚きましたと共に、如何に前オーナー様が大切にされてこられたのかが良く伝わって参りましたが、こういった車両は色々な意味で安心とも言えます。

愛情を持って維持されてきた車と、動けば良いとの考えで乗りっぱなしにされてきた車、どちらの方が良い車であるかは言うまでもないことだと思います。。。

以上、ここまで内外装徹底清掃の様子をご紹介致しましたが、次回からはボディーの状態確認及びバンパーを外して清掃を行いました際の様子をご紹介して参ります。

では、失礼致します。

※車両に関するご相談やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ ⇒ ご相談フォーム