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メンテナンスバッチリ 錆少でカスタマイズ多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス 足廻り状態確認及びサスペンション交換①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度入庫し、ご成約済車両となります『メンテナンスバッチリ 錆少でカスタマイズ多数 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
※入庫のお知らせはこちら ⇒ BEAT 入庫しました
前回はエンジンの状態を図り知る上で大切なブローバイガス状態確認の様子をご紹介致しましたが、今回から2回に分けて足廻りの状態確認としまして、フロントにおける足廻りの状態確認及び清掃の様子をご紹介致します。
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※外装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテボディー確認①
※エンジンルーム確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ エンジンルーム確認
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ブローバイガス確認
加えて、本車両におきましてはクスコ製車高調整式サスペンションへの交換をご用命頂きましたので、交換作業の様子もご紹介致します。
まず、弊社で足廻りの確認を行う目的ですが、サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりが無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど状態把握を行うことで、その車両が本来の走り味、乗り味を保っている状態であるかを確認する為に行っております。
この作業は、BEATに限らず弊社に入庫しました全車両に対して行っておりますが、特にBEATにおいては製造から年数が経過していることもあり、アーム類に過度な錆が無いか、フレームの合わせ面に錆が無いかなども同時に確認することで、より正確に車両の状態を把握する目的も御座います。
その上で、過度に劣化しているパーツや破れているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
では、早速、運転席フロントからホイールを外してホイールハウス内の確認及び清掃を行って参ります。
今回は交換するもののサスペンションからのオイル漏れは無く、アーム類の曲がり、接触跡、過度な錆、ゴム部品(ブーツ類)の破れなどもございません。
各部確認を致しましたら清掃に入りますが、ホイールハウス内、アーム類を柔らかいブラシとタオルにて清掃致します。
ホイールハウス内が綺麗になりました。
また、清掃後に一部シャシーブラックが剥がれていた部分は改めてシャシーブラックを塗布しております。
インナーフェンダーは保護の目的もあり、樹脂専用保護剤を塗布しております。
ホイールハウス内が黒々とすると、車両の印象が引き締まって、清潔感もUPしますよね。
尚、ロアアームも錆が少なく、良好な状態であることが確認できます。
続いて、足廻りにおけるゴム部品類及びブレーキパッドの状態をご紹介して参ります。
はじめにスタビライザーラバーAですが、走行距離93,800km時にワッシャーと共に交換済みなので、大変綺麗な状態です。
スタビライザーブッシュも同時に交換されており、本当にメンテナンスに抜かりがありません。
続いて、稼動が多く劣化が現れ易いタイロッドエンドブーツは、軽微なヒビ割れが見られますが、まだ使用可能な状態です。
ロアボールジョイントブーツやラックブーツもひび割れの無い良好な状態です。
最後にブレーキパッドの状態に関しては、残量が約8.0mmと十分残っている状態ですので、当分交換の必要はございません。
状態確認及び清掃が完了しましたら、引き続き、オプション作業としてご用命頂きましたサスペンションの交換を行います。
まずは、アッパーマウントのナット2ケとダンパーロックボルト、ブレーキホースクランプボルトを取り外して、サスペンションを車体から取り外します。
因みに、今回交換を行うサスペンションは、お客様がご自身で選定し手配をされたクスコ製の車高調式サスペンションとなりますが、純正のアッパーマウント類を使用しますので、事前に新品部品を手配し組付けて取り付けます。
※ニードルベアリングにはサービスマニュアル指定のリチウムグリスを塗布します
尚、取り付けに際しては、位置決め突起の位置に注意しながら取り付け、全ての部分において規定トルクで締め付けております。
各部締め付けトルクは、ダンパーロックボルトが55N・m、アッパーマウントナットが40N・m、セルフロックナットが45N・m、ブレーキホースクランプボルトが22N・mで、ダブルチェックまでして締め付けましたら、サスペンションの取り付けは完了です。
車高に関しましては、お客様とご相談の上、メーカー推奨値よりも7mmダウンで設定致しました。
以上で、運転席側フロントの状態確認及び清掃、サスペンション交換作業は完了ですので、続いて、助手席側フロントに移ります。
助手席側におきましても一通り確認を行いましたところ、特に気になる箇所はございませんので、清掃を行います。
助手席側においてもホイールハウスの一部にシャシーブラックを塗布致しました。
助手席側も大変綺麗な状態になりましたので、ゴム部品の状態をご紹介して参ります。
スタビライザーラバーA・・・
タイロッドエンドブーツ・・・
ロアボールジョイントブーツ・・・
ラックブーツ・・・
以上の様に各ゴム部品において破れや過度な劣化は無く、問題無い事が確認できました。
最後にブレーキパッドの残量ですが、運転席側同様に残量は約8.0mm残っている状態です。
そして最後に助手席側のサスペンション交換を行えばフロントにおける作業は完了です。
以上、フロントにおける足廻りの状態確認と清掃、そしてサスペンション交換の様子をご紹介致しましたが、足廻りの各部状態も大変良好であることが確認できましたことに加え、今回はサスペンションを社外品ですが新品へ交換致しましたので、乗り味のリフレッシュも図られております。
サスペンション交換による車高の変化や、乗り味に関してはリア交換作業の際にご紹介致します。
ということで、引き続きの作業となります、リアにおける足廻りの確認と清掃に関しましては次回ご紹介致します。
では、失礼致します。
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