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ご依頼作業:Mercedes Benz GLC220d 室内異音低減作業 その①

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

今回から複数回に分けて、先日に東京都のお客様よりご用命頂きました Mercedes Benz GLC220d(X253)の内装異音低減作業の様子をご紹介して参ります。

異音低減作業に関しましては、作業のご紹介が遅れてしまっており、この度ご紹介致します GLC220d 以外にも、Mercedes-AMG E43(S213)をはじめ Mercedes-AMG C63S(S205)や AUDI RS7 などの作業を実施させて頂きましたものの、まだご紹介出来ていない状況でございます。


※Mercedes-AMG E43(S213)


※Mercedes-AMG C63S(S205)


※AUDI RS7

これらの車両における作業も順次ご紹介して参る予定ですが、今月も既に異音低減作業をご予約頂いていたりと、全く追いついていないので、これから積極的にご紹介ブログを作成していく予定です。

さて、冒頭にも記載させて頂きました通り、この度ご依頼頂きました Mercedes Benz GLC220d(X253)の内装異音低減作業に関してで御座いますが、お客様よりご相談のご連絡を頂きました内容は、『段差通過時の内装から発生する「バシャン」といった異音(低級音)を何とかしたい』というものと、運転席ドアラニングからのビビリ音対策のご相談でございました。

私も自身が同じ車体構造であるMercedes-AMG GLC43の所有経験があり、全く同様に段差通過時に内装各種から異音(低級音)が発生しており、各部対策作業を行い異音が低減することで乗り味が向上(車体剛性感の向上)した経験がありましたので、その旨をご説明させて頂きまして、この度作業をご依頼頂きました経緯となります。

そして、作業日当日となりまして弊社までお越し頂き(遠方の東京よりありがとう御座いました)、同乗走行にて状況確認を行いましたが、運転席ドアや運転席ダッシュボード内からの明確な異音に加え、段差通過時に車両全体から『バシャン』といったものや『ザワザワ』といった不快な低級音が発生しておりました。

メルセデスはせっかく極めて高い車体剛性やシャシー剛性があり特有の良い乗り味を持っているはずなのに、この異音や低級音の為に、車体剛性が低く感じてしまい、乗り味の低下に繋がってしまっています。

従いまして、各部異音や低級音を低減させることで、お客様のお困り事解消及び乗り味向上を図って参ります。

そして、お客様と同乗走行による現状確認及び作業内容に関してご相談させて頂きました後に、改めていつも異音を確認する道(かなり路面の荒れた道)を走行しましたところ、以下の室内異音及び低級音を確認致しました。

①運転席ドアからの異音
②運転席ダッシュボード内からの異音
③助手席ダッシュボード内からの異音
④センターコンソールからの異音
⑤ラゲッジルームからの異音
⑥運転席側リアドアからの異音
⑦Bピラーからの異音

ということで、上記箇所における異音低減作業を行うこととしましたので、その様子を今回より4回に分けてご紹介致しますが、今回は第1回目、異音低減作業その①として、運転席ドアからの異音対策を実施致しました様子をご紹介致します。

運転席ドアからの異音としましては、段差通過時に限らず常に『チリチリ』とビビリ音が発生しておりましたので、まずはドアライニングを取り外して内部を確認致します。

GLCに限らずこの世代のメルセデスには多いのですが、ハーネスが異音処理されておらず、裸のままのものがあります。

ドアミラー近辺も同様ですが、この様にハーネスがむき出しでそのままなので、振動でドアに当たったり、配線同士が擦れることで異音となってしまいます。

そこで、TESAテープを用いて巻いてあげることと、各部固定を行うことで異音対策を行います。

上記対策を行いました後に、ドアライニングを元に戻して確認走行を行いましたところ、無事に運転席からの異音は解消致しました。

これで、お客様のお困り事でありました運転席からの異音は無くなりましたが、助手席側も同じ様にハーネスが異音処理されておりませんので、今回の施工のご依頼が乗り味向上と、今後において助手席側から同様の異音が発生する可能性がありますので、助手席側ドアも同様の施工を実施致しました。

現状は気になる異音としては現れておりませんでしたが、これでは必ず異音に繋がってしまいます。

上記対策を行い、ドアライニングを元に戻せば、助手席側の対応も完了です。

これで、前席ドアからの異音は解消ですが、まだまだ多数の異音が発生しておりますので、順次対策を行って参ります。

続いてはダッシュボード内から発生していた異音の対策を行いましたが、その様子は次回にご紹介致します。

では、失礼致します。

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