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走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT 販売前メンテナンス 足廻り状態確認①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
昨日は442年ぶりの皆既月食・天王星食(惑星食)でしたが、皆様はご覧になられましたでしょうか?
私は現在施工中の低減処理作業に夢中になっておりましたが、妻からの連絡で思い出し、しっかりとこの目で確認しました。
天王星食は確認できませんでしたが、私が見た時はちょうど月食となっており、オレンジ色の月をしばらく眺めておりました。
次の皆既月食と惑星食が同時に起こるのは332年後だそうで、さすがに孫の孫の孫の・・・あたりにしっかりと見てもらおうと思います(笑)
さて、この度入庫致しました『走行距離わずか17,200kmで錆極少 フルノーマル状態の程度極上 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
※入庫のお知らせはこちら⇒ BEAT入庫しました①
前回はエンジンの状態を図り知る上で大切なブローバイガス状態確認の様子をご紹介致しましたが、今回は【足廻り状態確認編①】としてフロントにおける足廻りの状態確認及び清掃の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら⇒ BEAT販売前メンテ外装清掃
※内装清掃の様子はこちら⇒ BEAT販売前メンテ内装清掃
※錆確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ボディー状態確認①
※フロント確認の様子はこちら ⇒ BEAT販売前メンテ ボディー状態確認②
※リア確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ボディー状態確認③
※エンジンルーム清掃の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ エンジンルーム清掃
※点火時期調整等の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ エンジン関連調整
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテ ブローバイガス確認
まず、弊社で足廻りの確認を行う目的ですが、サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりが無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど状態把握を行うことで、その車両が本来の走り味、乗り味を保っている状態であるかを確認する為に行っております。
この作業は、BEATに限らず弊社に入庫しました全車両に対して行っておりますが、特にBEATにおいては製造から年数が経過していることもあり、アーム類に過度な錆が無いか、フレームの合わせ面に錆が無いかなども同時に確認することで、より正確に車両の状態を把握する目的も御座います。
その上で、過度に劣化しているパーツや破れているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
では、早速、運転席フロントからホイールを外してホイールハウス内の確認及び清掃を行って参ります。
上の写真は清掃前ですが、他の箇所と同様に清掃前でも大変綺麗な状態であり、恐らく雨天の走行は無いか、極めて少なかったと考えられます。
もちろん、サスペンションからのオイル漏れや、アーム類の曲がり、接触跡、過度な錆、ゴム部品(ブーツ類)の破れなどはございません。
サスペンション本体もこのように大変綺麗な状態が保たれており、実際の乗り味も走行距離が少ない故のしっかりと減衰を感じることのできる乗り味を体感できます。
各部確認を致しましたら清掃に入りますが、ホイールハウス内、アーム類を柔らかいブラシとタオルにて清掃致します。
清掃していてもそれほど変化が無く、通常のBEATと違い正直なところ清掃のし甲斐が無いとも言えますが、ホコリやほんの少しの汚れが落ちて綺麗になりました。
また、インナーフェンダーもこのように黒々とした状態です。
また、ロアアームやブレーキキャリパーも錆などが見当たらない、大変良好な状態です。
このブレーキキャリパーなどは、本当に走行距離が少ないことを物語っております。
続いて、足廻りにおけるゴム部品類及びブレーキパッドの状態をご紹介して参ります。
はじめにスタビライザーラバーAですが、間違いなく1度は交換されていると考えられ、ひび割れもほとんど無く、まだまだ使用可能な状態です。
また、スタビライザーワッシャーも錆が全く無く、こういった小さな部分一つをとってみても、状態の良さをご理解頂けるかと存じます。
続いて、稼動が多く劣化が現れ易いタイロッドエンドブーツは、軽微なヒビ割れが見られますが、まだ使用可能な状態です。
ロアボールジョイントブーツもひび割れの無い良好な状態です。
ラックブーツも同様に問題無い状態です。
最後にブレーキパッドの状態に関しては、残量が約8.0mmと十分残っている状態ですので、当分交換の必要はございません。
以上で、運転席側フロントの状態確認及び清掃は完了ですので、続いて、助手席側フロントに移ります。
助手席側におきましても元々大変綺麗な状態ですが、一通り確認を行いましたところ、気になる箇所はございません。
助手席側のサスペンションもこのように大変綺麗な状態で、シャシーブラックも塗布されていない為、サスペンションの型番シールもはっきりと確認できる状態です。
ロアアームも錆が発生していない、大変良好な状態と言えます。
各部確認が終わりましたら、清掃を行います。
助手席側も大変綺麗な状態になりました。
続いて、ゴム部品の状態をご紹介して参ります。
スタビライザーラバーA・・・
タイロッドエンドブーツ・・・
ロアボールジョイントブーツ・・・
ラックブーツ・・・
以上の様に各ゴム部品においても問題無い状態です。
最後にブレーキパッドの残量ですが、運転席側同様に残量は約8.0mm残っている状態です。
以上、フロントにおける足廻りの状態確認と清掃の様子をご紹介致しましたが、足廻りの各部状態も大変良好で、足廻りまでしっかりとメンテナンスが行き届いていることを確認することができました。
引き続きの作業となります、リアにおける足廻りの確認と清掃に関しましては次回ご紹介致します。
では、失礼致します。
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