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オリジナル状態で整備箇所多数 2オーナー程度良好 HONDA BEAT 販売前メンテナンス 足廻り状態確認①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
昨日の朝における自宅での出来事ですが、突然2階から妻の大きな驚きの声が聞こえてきました。
そこで私も2階に上がってみると・・・
なんと、小さな『メジロ』のヒナが自宅の中に入ってきていました。
洗濯物を干していたところ、飛んできて自宅の中に入ってきたとのことです。
飛び回って大変でしたが、何とか優しく捕まえて、家の前の公園に逃がしてあげました。
心配でしばらく見守っておりましたところ、親鳥が近付いてきて、その後一緒に飛び立っていきました。
なんだか心が温まったひと時でした。
さて、、、
ブログにて先日入庫のお知らせをさせて頂きました『オリジナル状態で整備箇所多数 2オーナー程度良好 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子を順次ご紹介しております。
前回はエンジンの状態を図り知る上で大切なブローバイガス状態確認の様子をご紹介致しましたが、今回は本車両における販売前メンテナンス最終回となる【足廻り状態確認編】として足廻りの状態確認及び清掃の様子をご紹介致します。
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンスブローバイガス確認
まず、弊社で足廻りの確認を行う目的ですが、サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりが無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど状態把握を行うことで、その車両が本来の走り味、乗り味を保っている状態であるかを確認する為に行っております。
この作業は、BEATに限らず弊社に入庫しました全車両に対して行っておりますが、特にBEATにおいては製造から年数が経過していることもあり、アーム類に過度な錆が無いか、フレームの合わせ面に錆が無いかなども同時に確認することで、より正確に車両の状態を把握する目的も御座います。
その上で、過度に劣化しているパーツや破れているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
では、早速、運転席フロントからホイールを外してホイールハウス内の確認及び清掃を行って参ります。
清掃の前に一通りのホイールハウス内の各部状態確認を行いますが、年式相応の汚れは見られますが、サスペンションからのオイル漏れや、アーム類の曲がり、接触跡、過度な錆、ゴム部品(ブーツ類)の破れが無いことが確認できました。
各部確認を致しましたら清掃に入りますが、ホイールハウス内、アーム類を柔らかいブラシとタオルにて清掃致します。
汚れが落ちて見違える様に黒々と綺麗になりました。
また、インナーフェンダーは保護艶出し剤を塗布することで黒々としますので、ヤレ感の低減に繋がっています。
因みに、本車両のブレーキホースはステンレスメッシュ製のものに交換されていることが確認できます。
本車両のブレーキペダルの踏みごたえに剛性感があるのは、このブレーキホースによる効果ですね。
加えて、本車両はブレーキマスターシリンダーも交換済みですので、これも安心頂けるポイントだと思います。
続いて、足廻りにおけるゴム部品類及びブレーキパッドの状態をご紹介して参ります。
はじめにスタビライザーラバーAですが、ひび割れも軽微でまだ使用可能な状態です。
このスタビライザーラバーAとブッシュは新品に交換することで、安価で乗り味の向上を体感できますので、オプション整備での交換もおススメ致します。
続いて、稼動が多く劣化が現れ易いタイロッドエンドブーツはひび割れ等無く、良好な状態です。
ロアボールジョイントブーツもヒビの発生といった劣化は見られず問題無い状態です。
ラックブーツも同様に問題無い状態です。
足廻りのゴム部品の各部状態も良好で良くメンテナンスが行き届いていることが伺える足廻りです。
最後にブレーキパッドの状態に関しては、残量が約7.0mmですので、まだ半分以上残っており、まだまだ交換の必要はございません。
以上で、運転席側フロントの状態確認及び清掃は完了ですので、続いて、助手席側フロントに移ります。
こちらも一通り確認を行いました結果、運転席側同様に汚れはございますが、問題となる箇所はございませんでしたので、清掃を行います。
綺麗になり気持ち良いです。
続いて、運転席同様にゴム部品の状態をご紹介して参ります。
・スタビライザーラバーA
・タイロッドエンドブーツ
・ロアボールジョイントブーツ
・ラックブーツ
以上の様に各ゴム部品においても状態が良好であることが確認できました。
最後にブレーキパッドの残量ですが、運転席側同様に残量は約7.0mmあり、現状のままで当分は走行可能で御座います。
フロントにおける状態確認と清掃は以上となりますので、ホイール・タイヤを装着して完了となりますが、やはり清掃しますと足元が締まって、更に清潔感がアップしますね。
また、まだフロントのみの作業を行った状態ですが、本車両の乗り味が良好で、純正サスペンションならではの滑らかな乗り味を保っている理由が、状態の良いボディーと状態の良い足廻りによる賜物であることがよくわかります。
続いては、リアにおける足廻りの確認と清掃ですが、作業の様子は次回ご紹介致します。
では、失礼致します。