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希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日、ご成約のお知らせを致しました『希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT』におきまして、販売前メンテナンスを進めておりますので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。
前回は錆の定番ポイント確認の様子をご紹介致しましたが、今回はボディー状態確認の続きである【ボディー状態確認編②】として、フロントバンパーを外してフロントの修復歴有無や錆の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。
※錆確認の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認①
フロントバンパーを外しての作業は、フロントのサイドメンバーやコアサポートなどの修復歴をしっかり確認できることに加え、ステーなどの錆の状況から車両全体の錆の具合を図り知ることができたり、普段手が届かず汚れが溜まっている部分の清掃ができ隅々まで綺麗な車両に仕上げることができる為、BEATにおいては全車両において実施している作業となります。
では、早速バンパー内部の確認及び清掃を行う為にフロントバンパーを外す作業から開始ですが、バンパーを外す前に・・・
細かいところですが、ナンバープレートのナットクリップに全く錆が出ていないところから、交換されていることが考えられ、本当に大事にされてきたんだなぁ~と作業しながら感じていました。
で、バンパーの取り外しですが、バンパー中央とガーニッシュに隠れている両端の前側のボルトの計3ケ、底面のボルト2ケ、ホイールハウス部のバンパー両端ビス2ケ、そしてボンネットを開けて上部の樹脂クリップ4ケを外し、バンパー両端を軽く広げて手前に引っ張る様に車両から取り外します。
バンパーが外れましたら、まずはフロントバルクヘッド、コアサポートの状態確認として、曲がりや交換歴、修正跡、溶接跡が無いかの確認、そして内部をのぞき込んでサイドメンバーに曲がりやシワなど修復歴にあたる損傷跡が無いか、加えて塗装の状態などから総合的に修復歴の有無を確認しますが、本車両は全て問題無く、修復歴が無いことを確認できました。
この確認作業もバンパーを外さないとできない部分が多いですので、毎回ドキドキする作業です。。。
また、確認作業の際に驚いたのが、ヘッドライトステーが既に塗装されていることです。
これは前オーナー様がご自身でさなったのか、エムテックサージョン様で作業なさったのかは定かではありませんが、この部分が塗装されている車は初めて出会いました。
この部分に錆が見られた場合は弊社でも塗装致しますものの、私の出る幕は無さそうです(笑)
ということで、一通り状態確認が終わりましたら、清掃に入ります。
奥まで手の届く範囲で各部清掃を行いましたが、そもそもこの車は汚れが非常に少なかったです。
因みに、本車両はご納車前整備にてLEDヘッドライトに交換予定ですので、その際にヘッドライトの奥まで清掃予定で御座います。
ボディー側の清掃に続いて、バンパー裏側もなかなか清掃ができず汚れが溜まる部分ですので綺麗に清掃しておきます。
このバンパー裏ももともと汚れが少なかったですが、ここまで綺麗な車両で御座いますので、バンパーの左右に付いているステーの軽微な錆が気になり、塗装を行うことにしました。
ステーまで含めて大変綺麗になりました。
このステーに関しましては、以降メンテナンスするBEATにおきましても錆が見られましたら塗装を行っていくことにします。
続いては、バンパーにはめ込まれている4つのガーニッシュも取り外して裏側まで綺麗にしておきます。
入り組んだ部分やRのキツイ箇所は柔らかいブラシで洗う事で綺麗になります。
以上で、各部確認と清掃が全て終わりましたので、バンパーを元に戻せばフロントの状態確認及び清掃は完了です。
フロントバンパーを外してフロントのボディーの状態確認及び清掃を行って参りましたが、修復歴が無いこと、また状態が良好であること、そして細かい部分まで手入れが施されていることが確認できました。
加えて、細部まで綺麗にさせて頂きましたが、ここまで細かい部分まで手入れをされている車両ですと、私も更に徹底的に綺麗にしたくなるというものです。
かといって、他の車両の手を抜いているという訳ではありませんので、そこはご安心下さいませ(笑)
以上、フロントの作業が完了致しましたので、次回はリアバンパーを外してフレームの修復歴有無確認や錆の状態確認、及び各部清掃の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。