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希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT 販売前メンテナンス 内装清掃
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
連日ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが流れておりますが、本当に心が痛いです。
軍人同士の戦いも決してあって欲しく無いことですが、民間人まで残虐な方法で殺害されている状況に、言葉もありません。
また、子供が戦争に出向く父親の頭を泣きながら叩いている映像を見て、心が痛く、締め付けられる様な思いになりました。
かといって、私が何もすることができないことが、本当に情けないですが、日本としてロシアに対して経済制裁を加えたことによる影響は覚悟を持って受け止めようと思っております。
何も知らない私にとっては『なぜ?なぜ侵攻しなければいけないのか?』ということが素直な疑問ですが、一日も早く戦争が終わり、ウクライナに平和が訪れることを、心より、本当に心より祈っております。
さて、少し暗い話題の出だしになってしまいましたが、先日、ご成約のお知らせを致しました『希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり HONDA BEAT』におきまして、販売前メンテナンスを進めておりますので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。
前回は外装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【内装清掃編】として、シート等を取り外して内装を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致します。
※外装清掃の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンス外装清掃
BEATなど含め、年数の経過した車両は特にフロアカーペットや各部に経年の汚れがございます。
BEATに関しては製造から約30年経過しておりますので、通常清掃ができない部分は特に汚れが溜まって当然です。
そこで、シートやセンターコンソール等を脱着し、清掃できるところは徹底的に清掃を行うことで、可能な限り清潔感のある状態でご納車させて頂こうと考えて清掃をしております。
では、まずはフロアマットを車両から取り外して清掃を行います。
掃除機掛けでは落ちない汚れが付着しておりますので、柔らかいブラシと洗剤を用いて汚れが落ちるようにしっかりと洗っていきます。
ブラシでゴシゴシ洗った後は、表裏共に高圧洗浄機で洗剤を良く洗い流して、太陽のもとでしっかり乾かせば、フロアマットの清掃は完了です。
昨今は天気が良く暖かいので、すぐに乾きますね。
続いてはシートを外し、運転席側から室内清掃をはじめます。
シート下を中心にフロアカーペットには通常使用の汚れや細かいゴミは見られますが、カーペットに過度な錆の跡や汚れなどはなく綺麗な状態といえます。
確認後に清掃を開始致しますが、掃除機でフロアカーペットにある砂や石、小さなゴミを吸い取った後に、洗剤を染み込ました濡れタオルで徹底的に拭き上げていきます。
バルクヘッドのカーペットを含め綺麗になりました。
ちなみに、ほとんどの車両で錆が見られるフットレストは清掃と同時に取り外して塗装を実施してから取り付けております。
通常見えない部分まで綺麗に・・・というのが私のコダワリです。
これで運転席側が綺麗になりましたので、続いて助手席側の清掃に移ります。
助手席側も通常使用に伴う汚れがございますので、入念に掃除機をかけ、濡れタオルで汚れを落としていきます。
これで、運転席、助手席共にフロアカーペット周りは綺麗さっぱりです。
因みに、汚い画像で大変恐縮ですが、清掃を行ったタオルを絞りますと長年の汚れの蓄積具合がわかりますね。
続いてはセンターコンソール廻りを清掃します。
本車両はシフトノブ及びシフトブーツの状態が良好ですので交換は致しませんが、シフトブーツとセンターコンソールの隙間の汚れは取り外さないと落とせませんので、一度バラしてから清掃を行います。
これでセンターコンソール廻りも綺麗になりました。
続いては、シートの清掃です。
シートの清掃におきましても、掃除機で細かいゴミを取り除きましたら、クリーナーを用いて清掃を行いますが、同時にシートレール部分の汚れも取り除きます。
この部分はグリスなどの油分が多く、汚れが多く付着しておりますので、細部まで綺麗にしていきます。
このシートレール部分は、普段は目に入りにくい部分ですが、見えない部分まで綺麗にしておくことで車両から感じる清潔感は全然異なってきます。
これにてフロア廻りとセンターコンソール、シートの清掃が終わりましたので、シートとフロアマットを元に戻します。
そして最後に、ダッシュボードやドアライニング、シートサイドガーニッシュ、内窓など内装各部の細かい部分まで水拭きにて清掃をしましたら内装徹底清掃のメニューは全て完了です。
これにて、内装は清潔感のある大変綺麗な状態に仕上げることができました。
本車両は内装の日焼けが少ないこともあり、清潔感に関しましてはとても30年が経過した車両とは思えない状態だと思います。
もちろん、デザインや雰囲気、そして匂いに関しましては、しっかりと30年の時が経過した独特の良い雰囲気があります。
以上、今回は内装徹底清掃の様子をご紹介致しましたが、次回はエンジンルーム内の確認及び清掃の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。