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ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT 足廻り状態確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
遂にウクライナにロシアが侵攻しました。
もちろん、私は新聞の記事などを読んでいる程度の浅い表面的な情報しか知らず、歴史的な背景や実際の深い事情は全く知り得ませんが、とにかく戦争がはじまってしまったことに対して本当に悲しく、残念な気持ちです。
どのような事情があるにせよ、1国のリーダーの判断で人の命が失われてしまったり、生活が奪われてしまったり・・・
絶対にあってはならないことだと強く思います。
日本はじめ欧米諸国は経済制裁を行うしかない状況だとは思いますが、とにかくできるだけ早く戦争が終結してくれることを祈るばかりです。
さて、先日、入庫のお知らせ致しました『ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。
前回はブローバイガスの状態確認とケース内の清掃、トランクルームの清掃の様子をご紹介致しましたが、今回は販売前メンテ最終回【足廻り状態確認編】として足廻りの状態確認及び清掃、そしてロアアームブッシュBグリスアップ作業の様子をご紹介致します。
※ブローバイガス確認の様子はこちら ⇒ BEAT 販売前メンテナンス ブローバイガス状態確認
サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、弊社では、BEATに限らず入庫しました全車両におきまして、足廻りの状態確認を必ず行うようにしており、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりが無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど、状態把握を行っております。
更に、BEATにおいてはアーム類に過度な錆が無いか、フレームの合わせ面に錆が無いかなども同時に確認することで、より正確に車両の状態を把握する目的も御座います。
では、早速、運転席フロントからホイールを外してホイールハウス内の確認及び清掃を行って参ります。
各部、綺麗にシャシーブラックが塗布されており、綺麗なホイールハウスです。
ブレーキディスクにも塗装が施されており、前オーナー様が大切にされていたことが良く分かります。
ショックアブソーバーからのオイル漏れも御座いませんし、
続いては、各部の状態確認を行う為に、まずはホイールハウス内、サスペンション、アーム類をタオルにて手洗い清掃を致します。
清掃に加え、一部シャシーブラック剥げがあった部分は改めてシャシーブラックを塗布致しましたので、更に綺麗な状態になりました。
ロアアームも錆が無く黒々としており大変良好な状態です。
一通りの清掃が終わりましたので、各部ゴム部品の状態確認を行っていきますが、以降各ゴム部品の状態を順次ご紹介して参ります。
はじめに、タイロッドエンドブーツですが、ヒビ割れ等も無く大変良好な状態です。
ロアボールジョイントブーツも綺麗な状態で全く問題無い状態です。
ラックブーツも同様に問題無い状態です。
ブレーキパッド残量は約7.5mmであり問題無い残量です。
最後に、ホイールの清掃を行います。
裏側含めて、亀裂や曲がりなどは見られず、大変綺麗な状態です。
以上で、運転席側フロントの状態確認及び清掃は完了ですので、続いて、助手席側フロントに移ります。
助手席側もホイールハウス内は綺麗な状態で、サスペンションからのオイル漏れや、アーム類に錆などは見られません。
助手席側においても清掃を行いますが、運転席側同様に改めてシャシーブラックも塗布しておきます。
大変綺麗なホイールハウス内になりました。
続いて、運転席同様にゴム部品の状態をご紹介して参ります。
・タイロッドエンドブーツ
・ロアボールジョイントブーツ
・ラックブーツ
以上の様に全ての箇所において非常に良好な状態であることを確認できました。
助手席側のブレーキパッドも残量は7.5mmで全く問題ありません。
運転席側同様にホイールも綺麗そのものです。
以上でフロント足廻りの状態確認及び清掃が完了致しましたので、続いてロアアームブッシュBのグリスアップ作業を行います。
寒い時期になるとBEATでは大きな段差を通過する際にフロントのブッシュから異音が発生する車両が多いのですが、ロアアームブッシュBのグリスアップを行うことで解消することが多いです。
本車両も大きな段差を通過した際に、ブッシュBより異音が出ておりましたので販売前メンテナンスの段階でグリスアップ対応致します。
まず運転席側からですが、ロアアームブッシュBはボルト2本で固定されているブラケットにて挟み込まれておりますので、まずはこのブラケットを外します。
ブラケットを外すと、ロアアームブッシュBはロアアームに差し込まれているだけですので、ロアアームから引き抜いて外します。
ブッシュBそのものはひび割れや過度な硬化も無く、まだまだ問題無く使用可能な状態でしたので、早速シリコングリスペーストをブッシュBの内側と外側、ブラケットのブッシュBに接する部分に塗り込んでいきます。
しっかり塗り込みましたら、ブッシュBをロアアームに差し込み、ブラケットを固定致します。
因みに、このブラケット固定ボルトの締め付け規定トルクは65N・mですので、トルクレンチにて規定トルクで締め付けます。
続いて、助手席側のロアアームブッシュBにも同様の異音対策を行っておきます。
作業は助手席側と全く同様で、ブッシュBを取り外してグリスアップを行います。
そして、ロアアームにブッシュBを取り付け、ブラケットを規定トルクで締め付ければ作業は完了です。
作業後に試走致しましたところ、大きな段差を通過しても異音は発生せず、無事にブッシュBからの異音は解消です。
これで気持ち良くお乗り頂けます。
以上でフロントにおける作業は完了ですので、続いてはリアの作業に移ります。
運転席側リアからですが、サスペンションからのオイル漏れは無く、シャシーブラックが綺麗に塗布されており、清掃前でも大変綺麗な状態です。
また、ホイールハウスから確認できるサイドフレームも綺麗で、修復歴はありませんし、錆の発生もありません。
ここで、清掃を行います。
サブフレームやアーム類も錆は無く綺麗な状態であることがわかります。
清掃が終わりましたので、ブーツの確認を行います。
ドライブシャフトブーツやインボードブーツ共に状態は良好で、問題ございません。
また、リアブレーキパッドの残量も約8.5mmですので、残量は十分でございます。
ホイールも清掃しますが、フロント同様に裏側まで良好な状態です。
そして最後に、助手席側リアです。
助手席側フレームの状態も錆の発生や曲がり、修復跡はございませんし、また、アーム類も運転席側同様に良好な状態であることが確認できましたので、清掃を行います。
助手席側アーム類の状態も大変良好です。
そして、各ブーツも問題ございません。
ブレーキパッドの残量も運転席側同様の約8.5mmで問題無いことが確認できました。
最後にホイールの清掃を行いまして、全ての作業が完了です。
以上、フロント、リア共に足廻り関連の状態を確認、清掃を行って参りましたが、サスペンションやアーム類、ゴム・ブーツ類、そしてブレーキパッド全て問題無い状態であり、今すぐに交換が必要な部品は無いことが確認できました。
また、ボディーだけでなく、足廻りにおいても全体的に錆が非常に少なく、良くメンテナンスが行き届いており、状態が良好であることも確認できました。
加えまして、フロントロアアームブッシュBのグリスアップ作業も行いましたので、各部が綺麗になりましたことと併せまして、本BEATを気持ち良くドライブ頂ける様になったかと存じます。
ということで、ここまで全7回に渡りまして、ボディー、シャシー、エンジンの状態、そして内外装含めて状態確認及び清掃を行って参りましたが、各部の状態が良好であることが確認でき徹底的に綺麗な状態になりましたので、これにて自信を持って本BEATを販売させて頂くことができる状態になりました。
少し距離が進んでおり一部カスタマイズされている車両ですので、車両価格は抑えて販売させて頂くこととなりますが、ここまでご覧頂きました様に状態が良好な車両であり、各部OHやエアコンレトロフィット済など安心してご購入頂ける車両かと存じます。
尚、本車両におきましては、車検がR4年3月8日までと迫っておりますので、今後車検を取得予定で御座います。
(※R4年2月28日に車検取得済み)
従いまして、R6年3月8日までの車検2年付き車両として販売させて頂くこととなりますので、その点もご安心頂けるかと存じます。
また、外装や内装における詳細説明や写真におきましては、後日『在庫車両情報』に記載予定ですので、ご興味のあるお客様におかれましては在庫車両情報をご覧頂きました上、ご検討頂けましたら幸甚に存じます。
次回は、先日入庫のお知らせをさせて頂きました『希少なオリジナル状態 M.TEC.サージョン様によるOH歴あり メンテ多数 HONDA BEAT』におきましてご成約を頂きましたのでご報告をさせて頂きます。
※ブレードシルバーBEAT入庫のお知らせはこちら ⇒ HONDA BEAT入庫致しました
では、失礼致します。