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ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT 販売前メンテナンス エンジンルーム状態確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
本日は2022年2月22日ということで、2ばかりが並んだ猫の日だそうです。
本日の22時22分は2022年2月22日22時22分ということでもっと2ばかりになりますが、200年後は2222年2月22日22時22分となり全て2が並ぶことになります。
さすがに200年後を体験することはできませんが、本日の22時22分は体感しておこうと思います。
何かあるわけでもないですが・・・。
さて、先日、入庫のお知らせ致しました『ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。
前回はリア廻りの状態確認、清掃作業の様子をご紹介致しましたが、今回は第5回目【エンジンルーム状態確認編】として、エンジンルームのチェック及び清掃、プラグ確認、点火時期確認、アクセルワイヤー調整の様子をご紹介致します。
※リア廻り確認、清掃の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認③
では、早速エンジンルームの確認から入りますが、まずはスクリーンのファスナーを外し、幌後部の固定ボルトを6本を外して幌とスクリーンをめくります。
そして、フロアマットと同じチェック柄である社外マットを車外に出しますとメンテナンスリッドが現れます。
ホコリなどの汚れはあるものの綺麗なメンテナンスリッド部分です。
ここで、メンテナンスリッドをあける前に、リアトレイ廻りを隅々まで清掃を行います。
この奥まった部分は汚れが溜まり易いので、念入りに綺麗にします。
助手席側も綺麗にします。
これでリアトレイ全体が綺麗になりました。
清掃が終わりましたら、メンテナンスリッドを固定している4本のボルトを緩めて車外に出して、エンジンルーム内の確認に入ります。
ホコリなどの堆積はありますが、オイル滲みなどは無く、錆が少ないことが印象的なエンジンルームです。
エンジンマウントブラケットやヒューエルレギュレター等の各部鉄部品の錆も大変軽微な為、やはり本車両の錆は全体的に少ないと言えます。
続いて、清掃を行う前に各部チェックを行いますが、まずはスパークプラグの状態確認を行います。
プラグは、焼け色や状態を確認することで、燃焼室内部の異常や、インジェクターのトラブルなどを発見することができる重要なバロメーターであり、摩耗状態などを見ることで今後のメンテナンス情報として役に立ちます。
本車両のプラグはNGKの7番イリジウムプラグが装着されておりますが、3本共に焼け色は良好であり、状態が綺麗なことからこのプラグは交換されてからあまり距離を走っていないことが伺えます。
中心電極、側方電極の摩耗も問題ありませんので、当分交換の必要はありません。
また、熱価を純正の6番では無く7番と1番手上げているもの、恐らく排気効率が著しく向上していることによる対応だと考えられ、前オーナー様がしっかりと車のことを理解している方であったことが伺えます。
スパークプラグの状態確認が終わりましたら、規定トルクでスパークプラグを締め付けます。
大事な部分ですので、しっかりトルク管理or締め付け角度管理で取り付けが不可欠です。
続いて、点火繋がりで点火時期の確認を致します。
運転した際のフィーリング的にズレている感覚はありませんが、エンジンの性能や耐久性に関わる部分ですので現在はBEATにおいては全車両確認しております。
確認方法としては、各補正が入らない様にエンジンを十分に暖めた状態でサービスカプラを短絡させて、タイミングライトを用いて確認を行いますが、バッチリ規定の点火時期となっていることが確認できました。
続いて、アクセルワイヤーの張り調整を実施致します。
アクセルワイヤーの遊びが過大ですとアクセルフィーリングが悪くなり、操作感も悪化してしまいますので適正なところまで調整を致します。
入庫時のBEATはほぼ全ての車両が遊び過大の状態ですので、しっかり適正な遊びに調整することでアクセルレスポンス向上やダイレクト感が向上するので、よりBEATの運転を楽しむことができます。
以上で各部確認が完了ですので、最後にエンジンルーム内を隅々まで綺麗に清掃致します。
手の届く範囲において濡れたタオルで拭き掃除を行う事で清掃を致しますが、埃っぽさが無くなり綺麗な状態になりました。
これでエンジンルームの清掃も完了となります。
以上で、本BEATにおけるエンジンルーム内の各部確認及び清掃は完了となりますので、メンテナンスリッドを元に戻して4本のボルトにて固定し、別途清掃をしておきましたトランクマットを敷いて、幌を固定すれば今回のエンジンルーム関連作業は全て完了です。
以上、今回はエンジンルーム内の状態確認、プラグ確認、点火時期確認、アクセルワイヤーに調整、最後に清掃を行って参りましたが、次回は同じエンジン関連である【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認を実施致しましたのでその様子をご紹介致します。
では、失礼致します。