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ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認③
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先週末はメルセデスベンツAクラス(W176 A250)の異音低減作業をご依頼頂きました。
ご購入当初からサンルーフからの異音に悩まされ続けてきて、藁をもすがる思いで・・・とのことで今回作業をご依頼頂きましたが、無事に異音は解消し、大変お喜び頂けました。
冬になると気温と湿度が下がり、異音の頻度や音量が大きくなる傾向にあります。
異音はストレス以外の何ものででも無いと思いますので、お困りで御座いましたら一度ご相談下さいませ。
加えまして、お客様とお話をさせて頂く中でタイヤの話になり、後日タイヤ交換(ミシュラン パイロットスポーツ4)のご用命も頂くこととなりました。
後日、サンルーフからの異音低減作業と共にご紹介予定で御座います。
さて、先日、入庫のお知らせ致しました『ECU移設 メーターOH エアコンレトロフィット済 全塗装直後で程度良好 HONDA BEAT』ですが、販売前メンテナンスを実施致しましたので、作業の様子をシリーズでご紹介しております。
前回はフロント廻りの状態確認及び清掃の様子をご紹介致しましたが、今回は第4回目となる【ボディー状態確認編③】として、リアバンパーを外してリア廻りの修復歴有無や錆の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。
※フロントの様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認②
リアバンパーを外しての作業の目的は基本的にフロントと同様ですが、リアエンドパネルやトランクフロアパネル、そしてサイドフレーム等の修復歴の確認とマフラーの状態確認、遮熱板の状態確認などを行うこと、そして普段は手が届かない部分まで清掃を行って綺麗にすることで御座います。
特に、BEATにおいては本当に軽い接触でもリアエンドパネル及びトランクフロアパネルに歪みが出ますので、慎重に確認を行う必要があります。
では早速、リアバンパーを外して、内側のボディーやフレームの修復歴有無確認及び内部の清掃を実施していきます。
リアバンパーの取り外しは、ガーニッシュに隠れた正面左右のボルト2本と底面にあるクリップ2ケ、バンパー両端のビス2本、そしてバンパー上部のクリップ5ケとライセンスランプの配線を外し、左右を広げる様にバンパーを手前に引っ張ると外れます。
この状態で、リアエンドパネルやトランクフロアパネル、そしてサイドフレーム等のボディー各部に接触跡や修正跡、交換歴等が無いか確認致しますが、当たった跡や交換歴、補修歴が無いので、リアも修復歴は無しと判断できます。
一通り確認後は清掃に入ります。
ホコリや汚れが取れて、綺麗になりました。
バンパーを外した状態で清掃できるリアビームやアーム類なども清掃しておきます。
リアビームやアーム類も錆が無く黒々としていて大変良好な状態です。
因みに、本車両のマフラーはワンオフ作成の左右2本出しマフラーが装着されておりますが、サイレンサーが非常に小さいです(笑)
サイレンサーは小さいですが、音量が大きすぎるということは無く、回転数が上がるにつれて盛り上がってくるエキゾーストサウンドは刺激的で、オープン状態でドライブしているとそれは気持ち良いと思います。
また、本車両のマフラーを最初に見たときは低速トルクが低下していることを予測したのですが、何故かあまり低速トルクの低下を感じることは無く、むしろアクセルを踏んだ瞬間に『スッ』と前に出るレスポンスの良さが印象的です。
数値における低速トルクは排気管長や管径による影響が大きいですが、BEATでは、なにより排気効率が上がることでレスポンスが向上することがこのマフラーを通して体感できました次第です。
少しマフラーの話に逸れてしましましたが、以上でボディー側の確認と清掃が完了ですので、続いて外したバンパーとガーニッシュの清掃を行います。
ガーニッシュもです。
最後にテールライト下側のスポンジ装着を致します。
ほとんどのBEATが劣化で無くなってしまっているテールランプ下側のスポンジですが、本車両も無くなってしまっておりましたので新たに貼り付け作業を行います。
まず気付く方はいらっしゃらないと思いますが、この部分のスポンジが無いと、良く見るとテールライトとバンパーの隙間からボディー色が見えてしまいますので、貼り付け作業を行うことで黒いはずの部分が黒くなりリアから見た時のボディーに引き締まり方が違います。
あとは、可能な限りオリジナルの状態に近付けたいと言う想いのためでもあります(自己満足ですが。。。)。
これにてリアバンパーを外して行う状態確認と清掃は終わりですので、バンパーを取り付けてリア廻りの修復歴有無確認や錆の状態確認、及び各部清掃作業は完了となります。
装着したスポンジによりライトの隙間からボディー色が見えなくなり、イイ感じです。
リアのナンバーボルト固定プレートも塗装しております。
以上、ここまで3回に渡りボディーの状態確認編としまして、BEATの錆弱点ポイントといえるサイドシルや、フロント及びリア廻りのボディーの状態確認及び各部清掃を進めて参りましたが、錆も少なく状態が大変良好であることを確認することが出来ました。
BEATにおけるボディーの状態は本当に大切な要素ですが、本車両においては間違いなくご安心頂ける状態かと存じます。
また、普段は清掃することのできない箇所まで綺麗に致しましたので、清潔感のあるBEATとしてご満足頂けるかと存じます。
ということで、ボディーの状態確認としては以上となりますので、次回は【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、エンジンルーム内のチェック及び清掃、プラグ確認、点火時期確認、アクセルワイヤー調整等を行った際の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。