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ご依頼作業:Mercedes Benz E200 (S213) 室内異音低減作業 その③
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度、京都府にお住まいのお客様よりMercedes Benz E200 (S213 ステーションワゴン)において運転中に発生する内装異音に関して大変お困りとのことでご相談を頂きまして、この度弊社にて異音低減作業を行いました。
そこで、本車両におきまして以下の箇所から発生しておりました異音低減作業の様子を3回に渡りご紹介しております。
①バックミラー付近 ⇒ 解消済
②助手席側Aピラー根本付近 ⇒ 解消済
③助手席側ダッシュボード側面 ⇒ 解消済
④助手席側ダッシュボード下部 ⇒ 解消済
⑤センターコンソール内部 ⇒ 解消済
⑥センタースピーカーカバー
前回はドライブレコーダー配線からの異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、今回は最終回としてダッシュボード上のセンタースピーカーカバーからの異音低減処理とご納車前の清掃作業の様子をご紹介致します。
※前回の作業の様子はこちら ⇒ Mercedes Benz E200 (S213) 室内異音低減作業 その②
さて、今回ご紹介致しますのは、ダッシュボード上にあるセンタースピーカーカバーは今まで弊社で作業をさせて頂きましたW213及びS213のEクラスにおきましては全ての車両にて異音が出ておりましたので、構造的に音の出る状態で皆様の車両でも路面が極度に劣化したザラザラ路面では発生している可能性が考えられます。
作業はかなり簡単ですので、気になる方は是非ご自身でトライされてみて下さい。
では早速スピーカーカバーの取り外しですが、手前側にある数カ所のクリップと奥側の爪で固定されているだけですので、手前側から内装剥がし等で丁寧にクリップを外し、スピーカーカバーを取り外します。
尚、VICSユニット等を収めるBOXがスピーカーカバーに固定されており、完全に取り外すにはボルト1本を緩めてこのBOXを取り外す必要がありますが、今回行う作業におきましてはスピーカーカバーをずらす形で可能ですので、タオルを敷く等してダッシュボードに傷が付かない様に留意しながら作業を行いました。
音が出ている部分は、スピーカーカバー奥側にある5カ所の爪で、この爪がダッシュボードの樹脂部分に当たることで異音が出てしまっております。
因みに、VICSユニット等を収めるBOXから異音が出ていた車両もありましたが、本車両はBOXからの異音はありませんでした。
車両の年式などや組付け方法などで微妙に変化があるのだと思います。
今回の対応としましては、この5カ所の爪全てにエプトシールを貼り付けることで音が出ない様に対応します。
そしてスピーカーカバーを元に戻せば完了です。
この状態で異音の出ていた道を走行しましてもピタっと異音は無くなりましたのでOKです。
以上で、ご依頼頂きました箇所を含め異音低減作業としましては完了となりますので、お客様にお引渡しの前に車両の清掃作業を行います。
基本的にお客様に車両をお返しする際には入庫した状態よりも綺麗な状態でお渡ししたいという想いがありますので、細部まで綺麗に清掃します。
内装においても作業を行っておりますので、尚更丁寧に清掃を行います。
『綺麗にして下さったのですね!』といったお喜びのお声が頂けることが楽しみだったりするのが正直なところです(笑)
ということで、3回に渡りS213 メルセデスEクラスステーションワゴンにおける異音低減作業を行って参りましたが、お客様のお困り事象でありましたバックミラーからのビビリ音をはじめ、他の部分に関しても対応を行うことで異音の無い極めて快適な室内空間となりました。
お引渡しの際にお客様と同乗走行を行いましたが、『2年以上悩んでいたビビリ音が無くなって本当に良かった』と大変お喜び頂けました。
異音が無くなるともちろん悩みであった事象が解決するだけでなく、車体の剛性感まで上がった様に感じて、動的質感がグッと向上しますので、『メルセデスライドってこんなもの?』なんてがっかりされている方は、異音低減作業をTRYされても良いかと存じます。
特に、ドライブレコーダーの取り付けなど、社外部品を取り付けられている方は一度異音が出ない状態になっているかチェックされても良いかもしれません。
せっかくメルセデスが作り上げた良い乗り味を台無しにしてしまうことはあまりにもったいないですので。。。
『ご自身では難しい』という方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
私がお手伝いできるかもしれません。
では、失礼致します。