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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

ブログでは今回より、先日にご依頼頂きましたMercedes Benz E200 (S213 ステーションワゴン) における室内異音低減作業の様子をご紹介して参りますが、実作業としましては昨日よりMercedes AMG E53（W213 後期モデル）をお預かりしまして室内異音低減作業を実施中です。

実は現在作業をさせて頂いております AMG E53 は先日に弊社にて異音低減作業をご依頼頂きましたお客様の車両で、今回はメーターパネル付近からの異音でお困りとのことで再度異音低減作業をご依頼頂きました。

※前回の異音低減作業の様子はこちら ⇒ Mercedes AMG E53(W213後期モデル) 室内異音低減作業

前回作業をさせて頂きました際にはメーターパネル付近からの異音は発生しておりませんでしたが、軽微な事故をご経験された後から発生する様になってしまったとのことで、今回メーターパネルからの異音低減に向けて作業中で御座います。

順調に作業は進んでおり、異音を解消した状態でご納車できそうです。

さて、先日で御座いますが、京都府にお住まいのお客様よりMercedes Benz E200 (S213 ステーションワゴン) における室内異音低減作業をご依頼頂きました。

この度のお客様は、本車両をご購入なさった2年前よりずっと頭上辺りからの異音（ビビリ音）で大変お困りで、ディーラー様や、ドライブレコーダーを取り付けされたお店様に何度もご相談されましたものの、解決しないとのことで弊社にご相談のご連絡を頂戴致しました。

そこでいつも通り、お客様と共に異音確認をさせて頂きましたところ、すぐに頭上バックミラー付近からの異音を確認できましたので、異音低減作業のご依頼をお受け致しました次第で御座います。

ということで、車両をお預かりしまして作業を開始するにあたり弊社周辺のいつも異音を確認する道（かなり路面の荒れた道）を走行しましたところ、お客様がお困りの異音箇所に加え以下の異音を確認致しました。

①バックミラー付近 ⇒ お客様のお困り箇所
②助手席側Aピラー根本付近
③助手席側ダッシュボード側面
④助手席側ダッシュボード下部
⑤センターコンソール
⑥センタースピーカーカバー

ということで、上記箇所における異音低減作業を行うことと致しましたので、その様子を今回より3回に分けてご紹介して参ります。

今回は第1回目、その①として、お客様がお困りでありましたバックミラー付近からの異音低減作業の様子をご紹介致します。

では、早速作業の様子をご紹介して参りますが、バックミラー辺りから少しでも劣化したザラザラ路面を走行するとかなり大きなビビリ音が発生しておりました（私なら発狂してしまうと思います）ので、ADASユニットカバーを脱着して内部を確認します。

カバーを外してすぐにわかるのはドライブレコーダーの裸の配線です。

今回のビビリ音は配線のビビリ音とは少し音質の異なる音ですが、この配線も異音の原因になりそうですので対応をしておきます。

見える部分だけでなく、Aピラーまでの配線も全て裸の配線のままでしたので、一度引き出して全ての部分においてTESAテープにて異音低減処理を致します。

加えて、純正配線においても異音対策をされていない部分の対応を行います。

上記対応を行った状態でADASユニットカバーを元に戻して試走をしましたところ、荒れた路面を通過した際の頭上付近のザワザワした感覚が無くなり、かなりスッキリしましたが、やはりビビリ音はしっかり鳴っております。。。

ということで、もう一度ADASユニットカバーを取り外して、フロントウィンドウ上端付近を軽く叩くと、一部から走行中に発生している音と同様のビビリ音がします。。。

強く叩くと音が出ず、かる～く叩くと音が出ます。。。

そこで、よ～く観察すると、運転席側ADASユニットの裏側に音の発生しそうな可動式のカバーがあり、手で押さえると少しカタカタ動きます。

写真では見辛いですが、銀色のユニット本体の裏側にあるカバーです。

このカバーを押さえた状態で再びフロントウィンドウを軽く叩くと、ピタっとビビリ音が消えました！

ということで、このカバーが犯人だった様です。

従いまして、対策としましてはADASユニットを外してこのカバーから音が出ない様に固定したいのですが、ADASユニットを脱着するとエーミング作業等が必要となってしまいますので、カバーとユニットの間にEPDMスポンジを挟み込んで対応致しました。

この状態でフロントウィンドウを叩いてもビビリ音は発生しません。

反対側の助手席側にも同じカバーがありましたので、明確なビビリ音は出ておりませんでしたが、いずれ発生する可能性もあるので、運転席側と同様の対応をしておきました。

上記対応を行いました上で、再びADASユニットカバーを元に戻し、ビビリ音がしていた道を走行しましたところ・・・

ビビリ音は完全に解消です！！！

これでお客様が2年間に渡りお困りでありましたビビリ音は無事に解消したことに加え、荒れた路面を走行した際のバックミラー付近のザワザワした感覚が無くなり、大変快適になりました。

今回ご紹介した内容だけでもかなり大きな変化がありましたが、まだドライブレコーダーの配線によるものと考えられる異音がAピラーや助手席ダッシュボード下、センターコンソール内部から発生しておりますので、次回にその対応の様子をご紹介致します。

これでは異音が出て当然ですよね。。。

では、失礼致します。