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20周年記念パーツ多数 錆少で整備箇所多数 HONDA BEAT 販売前メンテナンス エンジンルーム状態確認+プラグ交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
現在販売前メンテナンスの様子をご紹介しております『20周年記念パーツ多数 錆少で整備箇所多数 HONDA BEAT』ですが、先週金曜日(1月21日)にお客様のもとへご納車させて頂きました。
京都市にお住まいのお客様のもとへのご納車でしたが、お住まいの地域は雪が積もっておりビックリ。
お客様ご自宅前も道に雪が積もっている状況でしたが、何とか無事にご納車させて頂き、大変お喜び頂けました。
ということで本車両は既にご納車させて頂きましたが(ご納車の様子は後日ご紹介予定で御座います)、ブログでは引き続き本車両における販売前メンテナンスの様子をご紹介して参ります。
さて、前回はリア廻りの状態確認、清掃作業の様子をご紹介致しましたが、今回は【エンジンルーム状態確認+プラグ交換編】として、エンジンルームのチェック及び清掃、点火時期確認、そしてオプション作業としてご用命頂きましたプラグ交換作業の様子をご紹介致します。
※リア廻り確認、清掃の様子はこちら ⇒ HONDA BEAT 販売前メンテナンス ボディー状態確認③
では、早速エンジンルームの確認から入りますが、まずはスクリーンのファスナーを外し、幌後部の固定ボルトを6本を外して幌とスクリーンをめくります。
そして、マットを車外に出しますとメンテナンスリッドが現れます。
この部分も前回のご納車前に清掃済みですので綺麗なものです。
また、こういった隅や奥の部分も綺麗な状態でしたが、改めて念入りに綺麗に清掃を行っております。
メンテナンスリッド周辺の清掃が終わりましたら、メンテナンスリッドを固定している4本のボルトを緩めて車外に出して、エンジンルーム内の確認と清掃を行います。
エンジンルーム内も、前回の清掃から約2年経過しているものの、大変綺麗な状態を保っております。
改めて確認しましても、エンジンマウントブラケットやヒューエルレギュレター等の各部鉄部品の錆も大変軽微な為、大変状態が良好なエンジンルームといえます。
エアコンベルトやACGベルトの状態も良好です。
綺麗な状態ではありますが、ホコリ等は付着しておりますので、改めて手の届く範囲できっちり綺麗にさせて頂きました。
清掃が終わりましたら、前回は確認しなかった点火時期の確認を致します。
運転した際のフィーリング的にズレている感覚はありませんが、エンジンの性能や耐久性に関わる部分ですので現在はBEATにおいては全車両確認しております。
確認方法としては、各補正が入らないエンジンを十分に暖めた状態でサービスカプラを短絡させて、タイミングライトを用いて確認を行いますが、バッチリ規定の点火時期となっていることが確認できました。
以上、エンジンルームの確認及び清掃が終わりましたので、続いては、オプション作業としましてご用命頂きました点火プラグの交換作業を行います。
今回交換します点火プラグは客様とご相談の上決定しましたNGK製のイリジウムIXプラグで、熱価は純正と同じ6番です。
交換作業ですが、まずはプラグに刺さっているプラグコードを抜き、プラグレンチを用いてプラグを取り外します。
手前が今回取り付けるプラグで、奥が元々装着されていたプラグとなりますが、元々装着されていたプラグもNGK製のイリジウムプラグの6番で、焼け色も問題ありませんし、オイルで湿っているなんてこともありませんので、エンジンの燃焼状態も良好で、オイル上がりや下がりが無いことが伺えます。
そして、新しいプラグをエンジンに取り付けますが、箱に記載している新品取り付け時の締め付け角(ガスケット着座後3/4回転)を遵守して締め付けます。
大事な部分ですので、しっかりトルク管理or締め付け角度管理で取り付けが不可欠です。
過大な締め付けトルクはカジリに繋がりますし、過小な締め付けトルクは燃焼圧力の逃げに繋がってしまいますので、手トルク管理は絶対に避けましょう。
あとは、プラグコードをしっかり差し込みましたら、プラグ交換作業は完了です。
これで当分はプラグ交換の必要が無く、調子の良い状態でドライブをお楽しみ頂けるかと存じます。
因みに、通常ですと最後に実施致しますアクセルワイヤーの張りの調整ですが、本車両は前回のご納車時に調整済みで、現状も遊びが規定値内でしたので調整は致しませんでした。
以上で、本BEATにおけるエンジンルーム内の確認及び清掃、プラグ交換作業は終了ですので、メンテナンスリッドを元に戻して4本のノブにて固定し、清掃をしておきましたトランクマットを敷いて、今回のエンジンルーム関連作業は全て完了です。
通常の作業は以上で完了で御座いますが、最後の最後の作業として、本車両においては、幌の固定ボルトに少し錆が見られましたので、取り付け前につや消しの黒で塗装を致しました。
細かい部分ですが、黒くあるべき部分がしっかり黒いと見栄えが向上します。
以上、エンジンルーム内の状態確認、点火時期確認、清掃、そしてオプション作業である点火プラグ交換を行って参りましたが、次回は同じエンジン関連である【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認を実施致しましたのでその様子をご紹介致します。
では、失礼致します。