ブログ
新車同様 新車時より車庫保管 車検2年付 1オーナー Mercedes-AMG GLC43 販売前メンテナンス 足廻り清掃・確認編①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日に入庫のお知らせをさせて頂きました、『新車同様 新車時より車庫保管 車検2年付 1オーナー Mercedes-AMG GLC43』ですが、販売前メンテナンスの様子をご紹介しております。
前回は内装関連を清掃した際の様子をご紹介致しましたが、今回は【足廻り清掃・確認編①】として、フロント側におけるホイールハウス内清掃をはじめ、サスペンションやアーム類の清掃・状態確認及びゴム類やブレーキパッドの残量確認の様子をご紹介致します。
※入庫のお知らせはこちら ⇒ Mercedes-AMG GLC43入庫しました
※外装関連清掃の様子はこちら ⇒ Mercedes-AMG GLC43 外装清掃
※内装関連清掃の様子はこちら ⇒ Mercedes-AMG GLC43 内装清掃
弊社では販売前メンテナンスとしまして、車両を安全かつ快適に運転する上で大切なパーツ類であります、サスペンションやアーム類、ブーツ類、ブレーキパッド(シュー)など足廻り部品に関してしっかり状態確認を行っております。
同時に、普段はまず清掃することの無いホイールハウス内部まで綺麗にすることで、不具合の発見に繋がるだけでなく、ご納車後も気持ち良く清潔感のある車両にお乗り頂きたいとの考えから、弊社では全ての車両において足廻り周辺の部品まで綺麗に清掃しております。
では早速、運転席側フロントの状態確認及び清掃から入ります。
雨の日の走行が少なく、砂利や泥のある様な箇所を走行することは避けていたので、清掃前でも大きな汚れの無いホイールハウス内となっていますが、今までの感謝の気持ちを込めてホイールハウスの裏側のインナーフェンダー含め、サスペンション、アーム類などの汚れを落として、徹底的に綺麗にしていきます。
ホイールハウス内の各パーツが綺麗になりました。
因みに、本車両にはAMGスポーツエアサスペンション(AIR BODY CONTROL)が装備されておりますが、製造メーカーはあの有名なビルシュタイン製となっています。
更に、サスペンション形式はマルチリンクなのでたくさんのアームがあり、そのアーム類がアルミ製であることはもちろんのこと、アルミ鋳造製のナックルやサブフレームがごっついこと。。。
ここまで如何にも剛性の高そうなサブフレームはなかなか見ることがありませんが、大きな段差も1発で収束させる極めて剛性感の高い乗り味はこういった実際に高い剛性のパーツを用いていることによるものであります。
こういった部分は見えない箇所ではあるものの、走行性能や乗り味に係る部分にはしっかりコストをかけているところがさすがメルセデスです。
清掃が終わりましたら、日頃から確認を行っておりましたが、改めてエアサスペンションからのオイル漏れが無いか、また、タイロッドエンドブーツ、ドライブシャフトブーツ、ロアボールジョイントブーツ、スタビライザージョイントブーツなどの各部ブーツ類の亀裂や破れが無いかなどの状態確認を行っていきます。
H30年式と大変新しい車両ですので、ヒビなどの劣化が進みやすいタイロッドエンドブーツも全く問題無し。
ロアボールジョイントブーツもヒビの発生無く綺麗な状態で問題無し。
ドライブシャフトブーツ、インボードブーツも共に綺麗そのもので、問題無し。
ここで少しウンチクですが、GLCのドライブシャフトは運転席側、助手席側で長さが同じになっており、そのおかげで大きな駆動力を掛けてもトルクステアが発生しません。
こういったところまで乗り味に拘っているのがメルセデスなんですね。
スタビライザーブーツも上下共に問題はございません。
因みにで御座いますが、2021年10月に4輪ホイールアライメント調整を実施しております。
AMG車両は工場出荷状態で基準値上限側までトーインが付いていると知り、メーカーの基準値の真ん中に合わせたく調整を行いました。
結果はフロント、リア側共に基準値よりも少しトーイン側というレベルでしたが、バッチリ基準値真ん中に調整をして頂きました。
最後に、ブレーキパッドの残量確認です。
ブレーキパッド残量は9.0mm残っており、当分交換の必要はございません。
ブレーキパッドを収めているキャリパーはオポーズドの対向4ポッドキャリパーで、高いストッピングパワーはもちろんのこと、ブレーキタッチも非常に高い剛性感のあるものとなっております。
足廻りの清掃、確認が終わりましたら、外したホイールとタイヤの状態確認を行います。
ホイールは20インチの専用AMGマルチスポークホイールですが、縁石にぶつけたりしたことはございませんし、大きな段差を通過する際には必ずスピードを落としたりしておりましたので損傷や曲がり等は一切ございません。
ホイールのセンターキャップはOP選択しましたAMGホイールセンターキャップを装着しております。
また、タイヤにおいては乗り心地の向上を求めてAZENIS FK510に交換済みであり、交換後の走行距離が5,000km程ですので残量は7mm残っております。
続いてはホイールの裏側まで綺麗に清掃を致します。
表側も裏側もブレーキパッドダストの焼き付き等も無く大変綺麗な状態です。
こういった部分まで含めて、本当に新車同様と言える状態まで仕上げていきます。
確認と清掃が終わりホイールを装着しましたらフロント運転席側は完了ですが、内部まで綺麗な状態になることで、もともと綺麗とは言えやはり一味印象が違います。
加えまして、2021年10月に4輪ホイールアライメント調整をしておりますので、アライメントに関しても完璧です。
運転席側フロントの状態確認及び清掃は完了致しましたので、続いて助手席側フロントに移ります。
まずは清掃です。
ホイールハウス内のサスペンションやアーム類、ブレーキキャリパーまでピカピカです。
運転席側と同様にサスペンションや、アーム類に問題ございませんし、ブーツ類におきましても全て問題ございませんでした。
助手席側のブレーキパッド残量も9.0mmと十分残っており全くもって問題ございません。
そして、最後にホイールの確認、清掃を行います。
ホイールの曲がりはもちろんありませんし、こちらもタイヤ残量は7.0mmありまだまだこれからです。
以上でフロント足廻りの状態確認及び清掃は完了ですが、H30年式の走行距離約2万キロの車両ですので当然とは言えますが、全ての部分において問題は無く、各部非常に良好な状態であることが確認できました。
足廻りに関しましては2万キロを超えてようやく馴染みが出てきたという感覚ですので、今からが一番おいしい乗り味を発揮してくれることかと存じます。
続きまして、リアの状態確認、清掃に移りますが、その様子は次回にご紹介致します。
では、失礼致します。