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イソマサオート様によるOH済み 20周年記念パーツ多数装着 程度極上 HONDA BEAT Ver.Z 販売前メンテナンス エンジンルーム清掃及び状態確認

TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

先日入庫のお知らせをさせて頂き、ご成約を頂いております『イソマサオート様によるOH済み 20周年記念パーツ多数装着 程度極上 HONDA BEAT Ver.Z 』ですが、この度販売開始前に行います販売前メンテナンスを実施致しましたので、その作業の様子をシリーズでご紹介しております。

※車両に関する説明はこちら ⇒ HONDA BEAT Ver.Z 入庫しました

※リア廻り確認の様子はこちら ⇒ BEAT Ver.Z ご納車前メンテナンス ボディー状態確認③

前回は【ボディー状態確認編③】として、リア廻りの状態確認及び清掃の様子をご紹介致しましたが、今回は第5回目【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、リアにあるエンジンルームのチェック及び清掃、プラグの状態確認、点火時期確認、アクセルワイヤー調整等を行った際の様子をご紹介致します。

では、早速エンジンルームの確認に入りますが、まずはスクリーンのファスナーを外し、幌後部の固定ボルトを6本を外して幌とスクリーンをめくります。

そして、マットを車外に出しますとメンテナンスリッドが現れます・・・

ホコリなどの汚れはありますが、錆などは無く綺麗なものです。

メンテナンスリッドを外す前に、この状態でリアトレイ廻りを隅々まで清掃を行います。

メンテナンスリッド周辺の清掃はもちろんのことですが、こういった隅の奥の清掃も普段はなかなかできない部分ですので、一緒に綺麗にしていきます。

反対側も。

今まで多くの綺麗なBEATを扱ってきましたが、この隅の部分まで綺麗だった車は見たことがありません。

この車両はイソマサオート様で本当に様々なメンテナンス、部品交換がされている車両ですが、さすがにここまでの清掃は行われなかったのだと思います。

メンテナンスリッド周辺が綺麗になりましたので、メンテナンスリッドを固定している4本のノブを緩めて車外に出して、ようやくエンジンルーム内の確認と清掃となります。

やはりホコリの付着はあるものの、エンジンマウントブラケットやヒューエルレギュレター等の各部鉄部品の錆も軽微な為、大変綺麗なエンジンルームといえます。

そして、様々な部品が交換されていることがすぐにわかります。

デストリビューターをはじめ・・・

EACVや・・・

燃料デリバリーホースやレギュレターなどもしっかり交換されております。

そして、もちろんリビルト品に交換されているエンジンもご覧の様に大変綺麗です。

そして、全体的にチェックが完了しましたら、エンジンルーム内の清掃を行って参りますが、手の届く範囲を、硬く絞った濡れタオルで奥の方まで丁寧に清掃を行っていきます。

ここまで綺麗なBEATのエンジンルームはなかなかお目にかかれません・・・

これで、エンジンルーム内も大変綺麗になりましたので、続いて、プラグの点検に移ります。

プラグは、焼け色や状態を確認することで、燃焼室内部の異常や、インジェクターのトラブルなどを発見することができる重要なバロメーターであり、摩耗状態などを見ることで今後のメンテナンス情報として役に立ちます。

本車両のプラグはNGKの7番イリジウムプラグが装着されておりますが、3本共に焼け色は良好であり、大変綺麗なことからエンジンの燃焼状態が良好であることが伺えます。

当然、中心電極、側方電極の摩耗も問題ありません。

プラグの状態が良好であることが確認できましたので、しっかり規定トルクで元に戻し、続いては、アクセルワイヤーの張りを調整します。

本車両はアクセルペダルの遊び量が少し大きめでしたので、アクセルワイヤーの張りを適切に調整し、BEATが本来持つレスポンシブルなアクセルワークを味わうことが出来る様に致します。

アクセルワイヤーの遊び調整は、簡単な作業で、アクセルを踏んだ際の印象が良好になるので、おすすめのメンテナンスです。

そして、最後にタイミングライトを用いてエンジン点火時期の確認を行います。

この点火時期というのは、良い燃焼を行い、エンジンが本来持つエンジンパワーを引き出す為の大変重要なファクターです。

点火時期が早すぎるとエンジンに重大な損傷を及ぼす『ノッキング』という異常燃焼を起こしてしまいますし、逆に遅すぎるとしっかり燃料が燃えずパワーダウンが起こってしまいますので、メーカーにおける開発ではノッキングテストなどの膨大なテストを行い、安全マージンなども考慮しながら最適な点火時期を設定しています。

BEATにおいては、点火方法がデストリビューターを用いたものですので、点火時期を容易に調整ができますが、裏を返しますとデストリビューターの交換の際などには簡単にズレてしまうとも言えます。

従いまして、本車両において、その点火時期が適切なところとなっているかを確認致します。

確認方法としては、各補正が入らないエンジンを十分に暖めた状態でサービスカプラを短絡させて、タイミングライトを用いて確認を行いますが、本車両はバッチリ規定の点火時期となっていることが確認できました。

本車両のエンジンは滑らかに回り、異音等も全くありませんが、様々な部品が交換されているだけでなく、こういった調整部分もしっかり規定値になっているからこそなのです。

以上で、本BEATにおけるエンジンルーム内の確認及び清掃は終了ですので、メンテナンスリッドを元に戻して4本のノブにて固定し、清掃をしておきましたトランクマットを敷いて、今回のエンジンルーム関連作業は全て完了です。

以上、エンジンルーム内の状態やプラグや補器類の状態確認、点火時期確認、そして清掃を行って参りましたが、本車両におけるエンジンルーム内の各部状態が非常に良好であり、しっかりとメンテナンスされている車両であることがエンジンルームからも改めて改めて伺えるものでしたので、調子が良い状態で今後も安心してお乗り頂けるかと存じます。

次回は同じエンジン関連である【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認を実施致しましたのでその様子をご紹介致します。

では、失礼致します。

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