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ご依頼作業:LEXUS LS460(USF40前期モデル) 室内異音低減作業 その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
本日、1回目のコロナウィルスワクチンを接種しました。
ようやくといったところですが、打った方の手がだるいぐらいで今のところは体の辛さ等は出ておりませんのでホッとしております。。。
さて、前回ブログの続きとなりますが、この度ご依頼頂きました LEXUS LS460(USF40前期モデル)におきまして、以下の箇所から発生しておりました異音低減作業の様子を3回に渡りご紹介しております
①運転席Bピラー周辺 ⇒ お客様のお困り事象
②助手席Bピラー周辺 ⇒ お客様のお困り事象
③運転席フロントドアライニング内側
④運転席ダッシュボードアンダーパネル
⑤助手席側ダッシュボード化粧パネル
⑥助手席側ダッシュボード上スピーカーパネル
前回はその①として助手席側Bピラー周辺の異音対策作業の様子をご紹介致しましたが、今回はその②として運転席側Bピラー周辺とドアライニング内部からの異音低減作業の様子ご紹介致します。
※助手席Bピラー周辺の異音低減作業はこちら ⇒ LEXUS LS460 室内異音低減作業 その①
では早速ご紹介に入りますが、今回ご紹介致します運転席側Bピラー周辺からも前回ご紹介致しました助手席側Bピラー周辺と同様に、Bピラーパネルと運転席フロントドアライニングガーニッシュから異音が発生しておりましたが、助手席側よりも異音発生の頻度が低く、異音の大きさも小さいものでした。
しかし、運転席側ということで小さい音でも気になりますので、しっかり対策を行います。
ということで運転席側のBピラーパネルを外します。
こちら側は助手席の様に異音の出そうな配線や、接触しているカプラーもありませんでしたが、やはりBピラーパネルを少し捻りますと微かにですが異音が発生しておりますので、基本的に運転席側と同じ対策を施します。
そして、運転席ドアライニングを外して、ガーニッシュ側も対策を行います。
加えまして、本車両は運転席ドアライニング内側から路面によって小さなビビリ音がしておりましたが、ドアライニングを外せば原因はすぐにわかりました。
このコントロールユニットが剛性の無いステーで支えられており、軽く叩くと『ビーン、ビーン』とユニットそのものからビビリ音が発生しております。
コントロールユニットそのものを押さえることで対策をしたいのですが、ユニット裏側が空洞であり振れを押さえることができないことに加え、ステーとボディーの間にスポンジ等を挟んでもビビリ音を抑えることができなかった為、このコントロールユニットそのものに制振材を貼り振動を抑える対策を行いました。
写真は撮り忘れましたが、ステーそのものにも制振材を貼り振動を抑える対策を施しましたところ、軽く叩いたレベルではビビリ音が無くなりました。
ここまでの対策を行いまして、ドアライニングとBピラーパネルを元に戻して走行をしましたところ、運転席側Bピラーからの異音と、対策前は発生していたドアライニング内側からのビビリ音は無事に解消致しました。
が、上記対策後においても、ある条件の道路を走行しました際のみ、運転席Bピラー後部から『ピチッ』と異音が発生することがわかり、原因を探っていきましたところ、リアのサイドステップガーニッシュを外したところ音がしないことがわかりましたので、音の出そうな部分に対策を施しました。
この対策を施した上で走行を行いましたところ・・・
運転席側Bピラー周辺からの異音も全て解消致しました。
これにて、お客様がお困りでありました、助手席側Bピラー周辺、運転席側Bピラー周辺からの異音に関しましては解消致しました。
軋み音の様な気になる嫌な音が無くなり、大変静粛性の高さと相まって、本当にすっきりと気持ち良い室内空間になりました。
以上で、お客様のお困りでありました異音に関しましては解消致し、ご依頼頂きました作業は完了となりますものの、いつも異音の確認を行うかなり荒れた道を走行致しました際に私が確認できましたその他の異音に関しましても対策を行いましたので、その様子は次回にご紹介致します。
では、失礼致します。