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走行距離少なく程度極上 カスタマイズ多数 H18年式 AP2 HONDA S2000 納車整備 ガラスコーティング施工その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度ご成約を頂き、ご納車を控えております、『走行距離少なく程度極上 カスタマイズ多数 H18年式 AP2 HONDA S2000』ですが、前回よりオプション作業としてご用命頂きましたガラスコーティング施工の様子をご紹介しております。
前回はガラスコーティング施工その①として、洗車から水垢除去作業までの様子をご紹介致しましたが、今回はその②としてボディー表面に付着している鉄粉除去作業からマスキング作業までの様子をご紹介致します。
※前回の作業はこちら ⇒ HONDA S2000 ガラスコーティング施工その①
では早速ご紹介に入りますが、本車両には塗装面に多くの鉄粉付着が見られましたので、純白でツルツルの塗装面にしたいことに加え、ポリッシング作業の際に鉄粉を巻き込んでしまい新たな傷の原因となってしまう鉄粉の除去作業を行います。
鉄粉除去作業としましては鉄粉除去剤を塗布してボディーに付着している鉄粉を浮かして除去し易い状態にした上で、粘土にて鉄粉除去を行います。
写真はボンネットですが、鉄粉除去剤を塗布しますと除去剤が鉄粉に反応して、紫色に変色していることがお分かり頂けるかと存じます。
この様にフロントフェンダーやトランクなどにも多量の鉄粉付着が見られます。
全てのパネルに鉄粉除去剤を塗布して鉄粉が除去し易くなっているこの状態で鉄粉除去用の粘土を用いてしっかりと鉄粉を除去していきます。
除去の方法としまして、パネル1枚ごとに、粘土を動かして鉄粉をからめとっていきますが、この粘土使用も新たに傷を入れてしまう原因となってしまいますので、『あらかじめお湯で柔らかくする』『可能な限り一方向に動かす』『除去面が汚れたらすぐに内側に織り込む』『洗剤等を用いて滑りを良くする』などのことを留意し、極力新たな傷が付かない様に留意しながら鉄粉を除去していきます。
そして、ボンネットに加え、リアトランクやドア、リアフェンダーにも鉄粉付着が見られましたので、順次鉄粉除去作業を行い、鉄粉除去剤が残らない様に十分な水量でしっかり流した後、最後に鉄粉が塗装面に残っていないか確認して鉄粉除去作業は完了です。
白のボディーでは鉄粉付着があると、良く見ると黒いポツポツが見えてしまいますが、鉄粉を除去しますと白一色となり、鉄粉除去作業だけでも塗装面が綺麗になったことがわかります。
これで、一見綺麗にはなりましたものの、細かい洗車傷は当然残ったままですので、しっかりとポリッシング作業で傷を取り除いて艶を向上させる必要はあります。
鉄粉除去作業が終わりましたので、続いてはポリッシング作業に入る前のマスキング作業を行います。
このマスキング作業は、コンパウンドが隙間に入り込んでしまわない様に、また研磨作業の際に研磨したくない箇所の保護及びエッジ部の削り過ぎを防ぐ目的で、主にパネル隙間部やメッキ部、エンブレム、ステッカー部などにマスキングテープを用いてマスキングをしていきます。
また、S2000ではAピラーをポリッシングする際にウェザーストリップや幌にコンパウンドが付着しないように、ウェザーストリップや幌の一部にもマスキングを行う必要があります。
因みに、今回は前後のライト類のポリッシングもご希望でしたので、ライト類のマスキングは行っておりません。
以上の様に必要な箇所にマスキングを行いましたら、ガラスコーティング施工における下準備と言える『洗車~水垢除去~鉄粉除去~マスキング』までが完了です。
時間がかかる作業ですが、下準備をしっかりすることで初めて、次の工程であるコーティング施工において肝と言えるポリッシング作業が生きてきますので、ここまでの作業も仕上がりに対して大事な作業と言えます。
ということで、この次は、コーティング施工において最も重要であり、このS2000の艶を大幅に向上させるポリッシング作業へと移りますが、ポリッシング作業からコーティング剤塗布して完成までの様子は次回のブログにてご紹介致します。
では、失礼致します。