ブログ
女性1オーナー 走行少ない特別仕様車 HONDA N-WGN 納車整備 ドライブレコーダー取付
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
既に先日ご納車済みの車両となります、『女性1オーナー 走行少ない特別仕様車 HONDA N-WGN』ですが、全ての車両においてご納車前に実施している通常のご納車前整備に加えて、オプション作業として以下の作業をご用命頂きました。
①エンジンオイル交換
②ドライブレコーダー取付(前後2カメラタイプ)
前回は①エンジンオイル交換の様子をご紹介致しましたが、今回は②ドライブレコーダー取付作業の様子をご紹介致します。
今回取り付けを行いますドライブレコーダーはKENWOOD製のDRV-MR450というモデルで、前方カメラに加え、後方カメラも備えており、前後共に録画が可能なタイプのドライブレコーダーです。
更に、今回の取り付けでは、お客様が駐車監視機能もご要望でしたので、専用の電源ケーブル(CA-DR350)を用いて、駐車中も電源を確保して録画が可能な様に取り付けを致しました。
ドライブレコーダーは事故の際の証拠画像となったり、煽り運転にあった際の記録、抑止などに活躍する昨今では必需品となりつつあると言え、ドライブレコーダーが装着されていない車両においてはほぼ全てのお客様よりオプション作業として取り付けをご用命頂いております。
では、早速取り付けに入ります。
今回の取り付けにおいては、駐車監視機能を生かす為に専用の電源ケーブルを使用する為、通常のシガーソケットからの給電では無く、バッテリー常時電源とACC電源の確保が必要となります。
そこで、バッテリー常時電源は運転席足元のヒューズBOXから、そしてACC電源はシガーソケット裏側の配線から取ることにしました。
ACC電源確保はセンターコンソール足元パネルを外してシガーソケット裏側配線の加工を行います。
常時電源とACC電源の確保の準備ができましたので、続いて、リアカメラの設置作業を行います。
本車両におきましては、リアカメラをバックドアガラスに取り付け致しますので、フロントカメラとリアカメラを接続する配線を室内側からバックドアへ通す必要がありますが、できるだけ配線が見えない様に通す為に、純正の配線が通っているゴムの蛇腹内を通して配線を行います。
従いまして、まずは蛇腹内に配線を通す為に運転席側リア廻りの内張パネルを外します。
パネルが外れましたら、リアカメラ配線を室内側から蛇腹側へと通します。
続いて、配線を蛇腹内を通したら、バックドア内部を通して配線を出します。
これでリアカメラの配線はバックドアまで通りましたので、リアカメラを固定します。
リアカメラの固定位置は、リアワイパーが雨滴を拭き取るエリアに入ることと、熱線を避けて固定をします。
付属の両面テープでカメラを固定しましたら、配線をカメラに接続致しますが、配線にはしっかり異音低減処理を施しておきます。
また、異音低減処理と同時に、できるだけ配線が見えない様に工夫をして取り付けを行っております。
これでリアカメラの設置が完了しましたので、続いてはフロントカメラに接続する側の端子をフロントガラスまで通す為に、室内側の配線作業に移ります。
配線作業においては、この車両では、天井側はカーテンエアバックが装備されておりますので、展開の際に配線が邪魔をしない様に、車両の下側を通すことにしました。
ここでも適宜固定することを心掛け、前後のステップガーニッシュを外して純正ハーネスに固定をしながらリアカメラからの配線をフロントまで持ってきましたら、続いてはフロントカメラ廻りの作業を行います。
フロントカメラには常時電源及びACC電源を取っている電源ケーブルと、リアカメラからの配線を接続致しますが、それらの配線は運転席足元からAピラー、天井パネル内を通りフロントウィンドウに設置するフロントカメラに接続することになりますので、まずはAピラーガーニッシュを外します。
本車両のAピラーにはカーテンエアバッグがあり、ガーニッシュは引っ張っただけでは取れない構造となっておりますが、手前に引っ張り浮かした状態で、クリップを小さなマイナスドライバーの様なものでロックを解除すれば取り外すことが可能です。
Aピラーガーニッシュが外れましたら、フロントカメラの設置作業を行いますが、フロントカメラもリアカメラ同様にワイパーの拭き取り範囲に注意をして取り付けします。
設置できましたら、電源ケーブルとリアカメラからの配線を足元からAピラー、天井パネル内を通してフロントウィンドウ上部まで持ってきて、共にフロントカメラへ接続致します。
もちろん、ここでも配線には異音低減処理を行った上で、適宜固定することで異音が絶対に出ないように留意しながら作業を進めます。
因みに、電源ケーブルに付属致しますカットオフ電圧などを設定するBOXはお客様が容易に調整ができる様に、足元センターパネル内に設置致しました。
以上で配線作業が完了となりますので、あとは取り外した全てのパネルやガーニッシュを元に戻せば完成です。
今回も極力配線が見えない様に綺麗に取り付けができました。
最後の最後に、動作確認と共にカメラの角度調整、駐車監視機能設定を行った後に、配線による異音がしないか等を確認する為に試走を行って、全て完了です!
もちろん、このドライブレコーダーの出番が無いことが一番良いことですが、万が一のドライブ中の不慮の事故の際や、駐車中の事故が発生しました際にはこのドライブレコーダーが役に立ってくれることと思います。
以上、HONDA N-WGN においてオプション作業としてご用命頂きましたドライブレコーダーの取付作業の様子をお伝え致しましたが、次回はご納車前の最後の作業としまして、お客様にご納車後も安全且つ安心してドライブを楽しんで頂く為に、弊社におきまして全車両に行っておりますご納車前整備を行いました際の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。