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カスタマイズ多数 程度極上 F56 LCI後期モデル MINI JCW 販売前メンテナンス 足廻り状態確認①
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
TORINO CARS(トリノカーズ)在庫車両の1台であります『カスタマイズ多数 程度極上 F56 LCI後期モデル MINI JCW』ですが、販売開始前に行います販売前メンテナンスの様子をシリーズでご紹介しております。
前回は【内外装清掃編】として、内外装を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致しましたが、今回は第2回目【足廻り状態確認編①】として、フロント廻りにおけるサスペンションなどシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃を行った際の様子をご紹介致します。
※内外装清掃の様子はこちら ⇒ MINI JCW 内外装徹底清掃
サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、弊社では、入庫しました全車両におきまして、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりは無いか、ブッシュやブーツなどゴム部品に破れなどが無いかなど、足廻りの状態確認を必ず行ってから販売をしております。
その上で、破れや亀裂が発生しているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
更に、可能な限り綺麗な状態でご納車をさせて頂きたいとの想いから、ホイールハウス内のインナーカバーやサスペンション、アーム類といった通常清掃のできない様な箇所も綺麗な状態に清掃させて頂いております。
では、早速、運転席側ホイールから外し、ホイールハウス内の確認及び清掃を行って参ります。
JCW専用の巨大なオポーズド4ポッドキャリパーとKWの車高調整式サスペンションが特徴的なホイールハウス内ですが、まずはホイールハウス内、アーム類、ブレーキキャリパー等を柔らかいブラシとタオルにて清掃していきます。
キャリパーに付着していた欧州車特有のブレーキダストも綺麗にすると、ピカピカなブレーキキャリパーになりました。
このブレーキ、ペダルの剛性感もあり、踏めば本当にしっかりとした効きを発揮してくれて、非常に信頼感の高いブレーキシステムです。
ポルシェは動力性能に対して必ずブレーキ性能が勝っているべきという考え方で開発を行っていることは有名ですが、本車両もパワーアップされたエンジンにも対応できるしっかりしたブレーキシステムとなっており、安心です。
また、サスペンションはKWの車高調整式サスペンションが装着されておりますが、前オーナー様からは装着から間もないとお伺いしており、そのお言葉通り、非常に綺麗な新品同様の状態です。
このサスペンションの乗り味がまた優れており、しっかりとしたフラット且つ剛性感を感じる乗り味でありながら、段差通過時などは角の無い突き上げで、しなやかさを感じるものです。
アッパーマウントは純正を使用している為、コトコトといった異音も皆無で、MINIらしさが溢れる本当に気持ち良い乗り味を実現してくれています。
話が少し逸れましたが、ホイールハウス内を綺麗に清掃して、新車同様といっても過言では無い状態になりました。
アーム類も当然綺麗に清掃しておりますので、ピカピカな状態でご納車させて頂きます。
このロアアームも、1枚の鉄板物では無く、閉断面構造の如何にも剛性の高そうなもので、こういった部分が非常に剛性感の高い乗り味を実現する要素の一つになります。
こういった見えない部分にもお金をかけているところがさすがMINI、BMWだなと感じます。
続いてはブーツ類などのゴム部品の確認ですが、本車両はR1年式と新しく走行距離も10,400kmと大変少ない為、全く問題無いことが予想できますが、念のため確認をしていきます。
はじめに、劣化が出やすいタイロッドエンドブーツですが、ヒビの発生は全く無く、ゴムも柔らかい状態で、大変良好な状態です。
続いて、ロアアームボールジョイントブーツもヒビ等無く大変良好な状態です。
ドライブシャフトブーツ、インボードブーツも共に綺麗そのもので、問題無しです。
スタビライザーロッドのブーツも上下共に大変綺麗な状態です。
ラックブーツも同様に大変良好な状態です。
以上、当然では御座いますが、ブーツ類は全て綺麗な状態でした。
確認項目最後はブレーキパッドですが、残量が約8mmですので、まだまだ当分は交換の必要が御座いません。
以上で、運転席側フロントのホイールハウス内の清掃及び状態確認は完了です。
最後に、ホイールを戻す前に、ホイールの確認及び清掃を行います。
裏側も綺麗に清掃を行い、曲がりなども無いことを確認致しました。
このNEUSPEED製RSe10ホイールは鍛造製ではなさそうですが、18インチにも関わらず非常に軽量でした。
そして、ホイールを元に戻せば、運転席側フロント側の作業は全て完了です。
ホイールハウス内、ブレーキキャリパー、ホイール裏側含めて綺麗になりましたので、気持ち良いですね。
続いて、助手席側フロントの作業に移ります。
まずは各部を清掃していきます。
砂などの汚れが無くなって綺麗さっぱりです。
助手席側のKWサスペンションもオイルの漏れ等ございません。
運転席側ではご紹介しておりませんでしたが、ブレーキへの導風口も設けられており、サーキットを除き日本ではあまり無い状況ですが、超高速からのフルブレーキでもフェードの心配もいりませんね。
続いて、運転席側同様にアーム類やゴム部品の状態をご紹介して参ります。
タイロッドエンドブーツ・・・
ロアアームボールジョイントブーツ・・・
ドライブシャフトブーツ及びインボードブーツ・・・
スタビライザーロッドブーツ・・・
ラックブーツ・・・
全てのブーツ類の状態が良好で、全く問題無しです。
助手席側のブレーキパッドも残量は約8mm残っており、当分は交換の必要はございません。
そして、最後はホイールの清掃です。
以上、フロントにおける足廻り関連の清掃と状態確認をして参りましたが、当然ではございますが、問題といえる箇所は1つも無く、全てにおいて大変良好な状態でした。
更に、各部清掃により、新車同様と言っても過言では無いぐらい綺麗になりましたので、気持ち良くお乗り頂けるかと存じます。
次回はリアにおける足廻り清掃及び状態確認の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。