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ご依頼作業:日産セレナ(C25)イグニッションコイル・プラグ交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
前回に引き続き、ご依頼作業のご紹介が続きますが、先日、日産セレナ(C25)にお乗りのお客様よりイグニッションコイル及びプラグの交換をご用命頂きました。
お客様がエンジン不調によりディーラー様にお持ち込みされた際に、イグニッションコイル不良と診断されたものの、交換工賃がかなり高額とのことで、弊社にご相談のご連絡を頂きまして、お見積りをさせて頂きましたところ、この度弊社にて交換作業をご用命頂くこととなりました。
この型のセレナはイグニッションコイルやプラグを交換する為に、インテークマニホールド周辺部品まで外さないと交換できない為、ガスケットの交換まで含めると工賃が高額になってしまう事は致し方無いところでは御座いますが、弊社では部品代まで含めてトータルでディーラー様よりも安価で交換をさせて頂きました。
因みに、入庫しました際は確かにエンジンの1気筒が稼働していない様な大きな振動がある状態でしたので、イグニッションコイル不良で間違いは無いと思います。
ということで、ここからイグニッションコイルとプラグを交換した際の様子をご紹介して参りますが、イグニッションコイルにたどり着く為にはエンジンの上部にあるインテークマニホールドを外す作業が必要となりますので、エンジンカバーやインテークダクトなどをどんどん外していきます。
カバー類が外れましたら、インテークマニホールド本体を外す為に数本のボルトを外しますが、ボルトがスロットルバルブの裏側等奥まったところにも数本あるので、コネクティングチューブやエアクリーナーケースカバーなどまで外す必要がありました。
そして、インテークマニホールドを固定している全てのボルトを外して、インテークマニホールドを取り外します。
これでようやくイグニッションコイルが見えました。
あとは通常のイグニッションコイル交換作業と同様ですのでカプラーを外し、イグニッションコイルを取り外します。
イグニッションコイルが外れましたらエンジンヘッドカバーを清掃をした後に、続いてプラグを取り外します。
上部が取り外したイグニッションコイルとプラグで、下部がこの度交換する新品のイグニッションコイルとプラグとなります。
そして、新品のプラグを規定トルクで締め付けて、イグニッションコイルも取り付けます。
プラグは締め付けトルクが低すぎると緩む可能性がありますし、トルクが高すぎるとかじってしまい大変なことになってしまいますので、しっかり規定トルクでの締め付けが必要です。
プラグとイグニッションコイルを取り付けましたら、外したパーツを元に戻す作業となりますが、取り付ける前に清掃と、ガスケットの交換を行います。
清掃とガスケットの取り換えが終わりましたら、インテークマニホールドを元に戻します。
全てのボルトを取り付けましたら、コネクティングチューブなどの周辺パーツも元に戻していきます。
そして、最後にカプラーなどのつなぎ忘れが無いか確認し、エンジンカバーを元に戻し、エンジンが問題無く稼動することを確認しましたら作業は完了です。
エンジンの振動は収まり、綺麗に回っているのでこれで完治です。
これで、今後10万キロは問題無いと思います。
お引渡し前に室内の清掃を行いまして、ご納車させて頂きましたが、帰りの道中にお客様から『内装まで綺麗にして頂けたのですか!?』とお喜びのお電話まで頂きまして、この度の交換作業にご満足頂けました様で何よりで御座います。
I様、この度は弊社に作業をご用命頂きまして誠にありがとう御座いました。
以上、日産セレナ(C25)のイグニッションコイルとプラグ交換作業の様子をご紹介致しましたが、次回からはこの度弊社に入庫致しましたMINIジョンクーパーワークスの販売前メンテナンス作業の様子をご紹介して参ります。
では、失礼致します。
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