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TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。

先日入庫のお知らせをさせて頂きました『錆少なく程度良好 無限マフラー/ワタナベホイール メンテバッチリ HONDA BEAT 』ですが、この度販売前メンテナンスを実施致しましたので、その作業の様子をシリーズでご紹介しております。

※車両に関する説明はこちら ⇒ HONDA BEAT 入庫しました

前回は【内装清掃編】として、シートを外して内装を徹底的に清掃をした際の様子をご紹介致しましたが、今回は第2回目【ボディー状態確認編①】として、BEATの錆定番ポイントであるサイドシルの状態確認及びサイドエアダクトを外してサイドシル内側の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致します。

では、早速ですが、まずはBEATで錆確認ポイントとして一番メジャー且つ容易に確認することのできるサイドシルの確認から行います。

・運転席側サイドシル

・助手席側サイドシル

この部分は、サイドシル下側の水抜き穴が塞がってしまうことで、サイドエアダクトから侵入した水が溜まり、錆が発生してしまうポイントで、錆が進んでしまうとサイドシルのつなぎ目や表面まで錆が浮き出てしまいますが、このBEATにおきましては、運転席側、助手席側共に、非常に綺麗な状態です（内部の確認は後述します）。

続いては、ジャッキアップポイント等を含めた、サイドシル下側を確認します。

・運転席側

・助手席側

このジャッキアップポイント及びサイドシル下側ミミ部分もBEATにおいては錆のチェックポイントとなりますが、この車両においては、錆は勿論のこと、ジャッキアップポイントの潰れや、接触跡も無く、本当に綺麗な状態です。

続きましては、サイドエアダクトを外してサイドシルの内側を確認して参ります。

上記にてご紹介致しましたサイドシル外側からの確認にて問題無くても、内側のフレームや裏側に錆が発生し穴が空いている可能性もある為、サイドシル内側の確認も重要です。

まずは運転席側からですが、サイドエアダクト取り外しは、室内側からビス3本を外し、ボディーとサイドシルの隙間から細いマイナスドライバーの様なもので3つのクリップを確実に外してから取り外します。

この作業を怠りビスだけ外して無理やり引っ張るとクリップの台座部分が割れてしまいますので注意が必要です。

どれだけ状態の良い車両といえども、この部分は通常は清掃することが無い部分ですので、手の届く範囲とはなりますが、内側の奥まで溜まった汚れを綺麗に清掃致します。

またひと手間として、ヒューエルリッド開閉ワイヤーが車体に接する部分に純正でもスポンジが巻かれているのですが、さすがにボロボロになっているので、新しいものに交換をしておきます。

これで異音や、ワイヤーの切れ、接触による錆の発生などを防ぐことが出来るかと存じます。

綺麗に清掃をしましたら、内部をライトで照らして、奥まで目視で良く確認します。

この部分の確認は毎回ドキドキしますが、本車両においては目視でも奥まで錆は見られません。

多くのBEATを見てますと、なぜか運転席側の方が錆が見られる確率が高いので、一安心です。

確認が終わりましたら、普段は清掃できないサイドダクト裏側を綺麗にしてから、元に戻します。

元に戻す際は、きっちり３つのクリップがボディーに嵌る様に奥に押し込み、クリップがボディーに噛んだことを確認した後にビスの固定を行わないとサイドエアダクト後端が浮いてしまいますので注意が必要です。

以上で運転席側の確認作業は完了ですので、続いて助手席側の確認に移ります。

こちらも、サイドエアダクトを外して、まずは清掃から始めます。

綺麗にしましたら内部の確認を行います。

助手席側のサイドシル内側にも錆が発生していないことを確認できました。

助手席側の確認が終わりましたので、サイドエアダクトを清掃して・・・

元に戻せば助手席側も完了です。

以上、ここまでBEATのボディーにおける錆定番ポイントであるサイドシルの状態確認及びサイドエアダクトを外してサイドシル内側の状態確認及び清掃作業は完了となります。

今回確認致しましたサイドシル内側の状態は、サイドシルの外側に加え、車体下から裏側を確認することでもある程度予想のできるものであり、そういった部分は当然確認を行った上で仕入れをを行っておりますが、本車両においてはこのサイドシルだけで無く、他の部分からも錆が大変少ないことが伺えるもので、安心できる車両と言えます。

続いては、フロントバンパーを外してフレームの修復歴有無の確認や錆の状態確認、及び各部清掃となりますが、その様子は次回【ボディー状態確認編②】としてご紹介致します。

では、失礼致します。