ブログ
ご依頼作業:MercedesBenz AMG C63S カブリオレ(A205) 室内異音低減作業 その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
GWが明け、今日からお仕事が再開という方が多いのではないでしょうか。
ここ大阪含め、コロナウィルスの緊急事態宣言対象地域の方は自粛が求められていた故、お出掛けは出来ない状態でしたが、その分家でゆっくりや、車の洗車やメンテナンス等、皆様それぞれ有意義に過ごされたことと思います。
私もGWは数日お休みを頂きましたが、普段なら『さぁ出掛けるぞ!』というところをグッと我慢して、家でゆっくり過ごしました。
私と妻は大人なので問題ありませんが、子供は精一杯遊びたかっただろうにと可哀そうでしたので、コロナウィルス感染拡大が治まったら、やりたいことを存分にさせてあげようと思います。
ということで、TORINO CARSも本日より通常営業開始で、本日の朝からのご予約でご来店頂きました、新車でありますHONDA N-ONEのガラスコーティング施工させて頂く予定で御座います。
さて、ブログの方は、前回からの続きで御座います、MercedesBenz AMG C63S(A205)カブリオレにおける室内異音低減作業の様子を引き続きご紹介致します。
前回はその①として、助手席ダッシュボードから発生していた異音低減作業の様子をご紹介致しましたが、今回はその②として、センターコンソール内と運転席廻りから発生している異音低減作業の様子をご紹介致します。
※助手席ダッシュボードの異音処理はこちら ⇒ 異音低減作業その①
今回ご紹介致しますセンターコンソール内からの異音はW205やC205、A205といった205系やGLC系列も含め、メーカーにおける内部の配線の異音対策が不十分で異音が発生してしまう車両がかなり多い様に思います。
W205系のセンターコンソール内の異音に関しては既に3台施工しておりますので、原因はわかっており、施工も慣れたもので御座います。
また、運転席廻りの異音に関しましては、『ビビリ音』や、段差通過時に『ザワザワ』として異音が発生しておりますが、本車両はレーダー探知機やドライブレコーダーが後付けされておりますので、原因は凡そ予測できるものです。
では、センターコンソール内の異音処理からご紹介して参ります。
まず、センターコンソールの内部を確認する為に、センターコンソールを外しますが、センターコンソールの脱着するには、アームレスト内にあるツメを押して、アームレスト前側の銀色のカバーを外します。
かなり硬いですが銀色のカバーが外れましたら、手前にあるトルクスネジ2本を外せばセンターコンソールは浮いてくれるので数本繋がっているハーネスのカプラーを外して、センターコンソールを完全に外します。
センターコンソールが外れましたら、オーディオAVユニットを固定しているボルトを外し、一式を手前に引っ張り出します。
この車両に限らず、W205系はこのように多数のハーネスが異音処理されておらず、グチャグチャに押し込まれているだけの状態です。
これでは、異音が出て当たり前と言えますので、ハーネスを綺麗に束ねて、異音が出ない様に処理致します。
奥の方にも裸で遊んでいるハーネスが数本あるので、タイラップにて固定をして、異音が出ない様に致しました。
そして、オーディオAVユニットを元に戻しましたら、センターコンソールに接続されているハーネスも異音が出そうな箇所は異音処理をしていきます。
写真に載せた部分以外にも、異音が出そうな箇所に関しては全て処理をして、センターコンソールを元に戻せば、センターコンソール内からの異音低減処理は完了です。
例えば、センターコンソールそのものやアームレスト内のLEDチューブなどもカタカタ音がでますので、処理をしております。
これで、センターコンソール内からの異音は無くなっているはずですので、このまま運転席廻りの異音処理に入ります。
ダッシュボード内部の確認と足元のガーニッシュを外す為に、ダッシュボードサイドのカバーを外します。
予想通り、レーダー探知機とドライブレコーダーの配線が異音処理されずにそのまま足元に向かって通っていますので、まずはこのハーネスを異音が出ない様に固定と異音処理を行います。
続いて、ヒューズBOXを外して内部を確認致しますと、内部に多数の配線が遊んでおり、レーダー探知機のヒューズケースなどもあり、異音が出ることが容易に予想できる状態です。
そこで、配線をまとめることと、遊んで異音が出そうな箇所はエプトシールで異音処理を致します。
これで、ダッシュボード内はOKですので、続いて足元の配線処理に入る為、運転席足元のガーニッシュを外します。
外しましたら、レーダー探知機とドライブレコーダーのグチャグチャに押し込まれた配線が現れました。。。
これで異音が出ないはずがありません。
ですので、全ての配線を一度バラバラにして、綺麗にまとめて、異音処理を行います。
これで異音は出ないと思います。
そして、足元ガーニッシュやダッシュボードサイドのカバーを元に戻せば運転席廻りにおける異音処理は完了です。
以上、センターコンソール内と運転席廻りの作業が完了致しましたので早速試走を行いましたところ、センターコンソール内からの異音も、ザワザワ、ビリビリしていた運転席廻りからの異音もきれいに解消しており、前回処理した助手席側ダッシュボード内部からの異音と併せて、7~8割の異音は解消致しました。
これで、本車両における異音発生箇所である以下の箇所における①と②、③の処理が完了致しましたので、次回は④運転席・助手席ドア内と⑤オーバーヘッドコンソール周辺の異音低減処理の様子をご紹介致します。
①助手席ダッシュボード(コトコト音)
②センターコンソール内(コトコト音)
③運転席廻り(ビビリ音)
④運転席・助手席ドア内(コトコト音)
⑤オーバーヘッドコンソール周辺(ビビリ音)
⑥幌ウェザーストリップ(軋み音、ピチピチ音)
では、失礼致します。