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M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度極上 HONDA BEAT Version.F ご納車前整備
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
3月3日に愛知県のT様にご納車済みで御座います『M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度極上 HONDA BEAT Version.F』 ですが、前回までドライブレコーダー及びETC取り付けなどのオプション作業の様子や、ロアアームブッシュBの異音対策作業の様子をご紹介して参りました。
今回はご納車前の最後の作業としまして、お客様にご納車後も安全且つ安心してドライブを楽しんで頂く為に、弊社におきまして全車両に行っておりますご納車前整備の様子をご紹介致します。
また、本BEATにおきましては、通常のご納車前整備に加えまして、ハンドルセンターの調整、フューエルリッド水抜き穴の清掃も実施致しましたので、併せてご紹介致します。
※ドラレコ・ETC取り付けの様子はこちら ⇒ BEAT Version.F ドライブレコーダー及びETC取付
※ロアアームブッシュB異音対策の様子はこちら ⇒ BEAT Version.F ロアアームブッシュB異音対策
この度ご納車させて頂きましたBEATは、アズディックグリーンパール色を纏った800台の限定車の BEAT Version.Fとなりますが、2010年にエムテックサージョン様にてエンジン、ミッション、その他OH歴があり、その後もタイミングベルト関連一式交換やエアコン関連一式OH(R134aレトロフィット化)、純正スカイサウンドシステムOH、オルタネーター交換、ヘッドライト交換、IR/UVカットフロントウィンドウ交換などしっかりメンテナンスされている車両で、大変状態が良く、現状不具合の無い車両で御座います。
加えまして、弊社での販売前メンテナンスとしまして各部確認及び清掃を実施し、(※販売前メンテナンスの様子はこちら ⇒ M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度極上 HONDA BEAT Version.F ご納車前メンテナンス 内装徹底清掃)、車両の状態が良好であることを確認している車両では御座いますが、ご納車させて頂きました後も安全且つ安心してお客様にドライブを楽しんで頂きたいという考えから、以下に項目において、改めてご納車前整備を行いました。
・エンジンオイル量、汚れ確認・補充(※オプション作業にて新品交換済)
・冷却水量確認・補充
・ブレーキパッド残量確認
・ブレーキフルード液量確認・補充
・クラッチフルード液量確認・補充
・タイヤの状態確認・空気圧調整
・ホイールナット規定トルク締付
・ワイパーの状態確認
・ウィンドウウォッシャー液量確認・補充
・バッテリー充電
・各部締付ボルトナット確認
・各電装品の動作チェック
・灯火類チェック
・内外装徹底洗車(※オプション作業にてガラスコーティング施工済)
では早速、各項目の確認結果及び作業の様子を記載して参ります。
・エンジンオイル量、汚れ点検・補充
UPPERレベルまで入っており、汚れ、粘度共に問題無しOK。
・冷却水量確認・補充
エキスパンションタンク内のエンジンクーラント量、汚れも問題無くOK。
・ブレーキパッド残量確認
①フロントブレーキパッド
②リアブレーキパッド
フロント、リア共にブレーキパッドは4~5部程度は残っており、問題無しOK。
・ブレーキフルード液量確認・補充
ブレーキフルード液量、汚れ共に問題無しOK。
また、シリンダーとマスターバックからのフルード漏れもございません。
・クラッチフルード液量確認・補充
クラッチフルード液量、汚れ共に問題無しOK。
クラッチ側もフルードの漏れはございません。
・タイヤの状態確認・空気圧調整
規定値の前1.8kPa、後ろ2.0kPaに対し、前2.0kPa、後ろ2.2kPaに調整実施済み。
・ホイールナット規定トルク締付
4本共に締め付けトルク103N・mで締め付け確認OK。
・ワイパーの状態確認
拭きムラも無く問題無しOK。
・ウィンドウウォッシャー液量確認・補充
ウォッシャー液量はMAXより少し上まで入っており問題無しOK。
ウォッシャー噴霧も問題無し。
・バッテリー充電
充電実施済みでOK。
・各部締付ボルトナット確認
ブレーキキャリパーボルトやサスペンション関連、サブフレームなどの主要ボルトも緩み無くOK。
・各電装品の動作チェック
窓ガラスの昇降、エアコンなど電装品は問題無く動作しておりOK。
・灯火類チェック
全ての灯火類問題無しOK。
・内外装徹底洗車
販売前整備にて徹底的に清掃をしておりますが、今回ご納車に当たりまして改めて、細部まで清掃実施しました。
以上で、通常のご納車前整備は全て完了ですが、続きまして、本BEATにおける個別整備と致しまして、ハンドルセンターの調整、フューエルリッド水抜き穴の清掃も実施致しました。
・ハンドルセンター調整
ハンドルのセンターが少し時計回り方向にズレていましたのでハンドルセンターの調整を行います。
このハンドルセンターのズレは大変気になるもので、より気持ち良いドライブを阻害してしまうものですので、ズレが生じている車両に関しましては、基本的にご納車前に調整をさせて頂くことにしております。
ハンドルセンターの調整方法としましては、左右のタイロッドを同角度回して、ナックルを同じ方向に同じ量動かすことで、アライメントに影響を与えずハンドルセンターの調整が可能です。
そして、調整しては走ってを繰り返し、センターが出たところで作業完了です。
・フューエルリッド内水抜き穴清掃
続いて、フューエルリッド内の水抜き穴の清掃を実施致しました。
BEATではフューエルリッド内に入った水は水抜き穴から排出されますが、この水抜き穴がホコリや砂などで塞がってしまうことが多く、水が溜まることで錆の原因になってしまいます。
本車両も、完全に塞がっている訳ではありませんでしたが、抜けにくくなっていましたので、針金を用いて清掃を実施致します。
針金を入れて水抜き穴を清掃して、上から水を入れて確認しますと・・・
リアホイールハウス内の排出口から泥と一緒に水が出てきました。
何度か水を入れて排出を繰り返し、経路を綺麗にすると、綺麗な水が勢いよく排出される様になりました。
この部分は定期的に清掃を行うことで水の溜まりを防ぎ錆の発生を抑えることができますので、BEATオーナー様は是非参考にして頂ければ幸いです。
以上で、『M.TEC.サージョン様OH歴あり 程度極上 HONDA BEAT Version.F』におけるご納車前整備は全て完了で御座います。
本BEATは本当に良い状態での入庫でしたが、改めて各種メンテナンスや清掃、そしてドライブレコーダー取り付けや、ロアアームブッシュBの異音対策など、気持ち良く運転をお楽しみ頂けます様にしっかと各部メンテナンスをさせて頂きました。
是非、BEATドライブをお楽しみ頂けましたら幸いに存じます。
次回は、本BEATを愛知県のT様にご納車させて頂きました際の様子をご紹介させて頂きます。
では、失礼致します。