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希少 走行距離49,600km 程度極上 無限コンプリート HONDA BEAT 納車整備 エンジンオイル・オイルフィルター交換
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
去る、2月26日に群馬県のお客様にご納車させて頂きました『希少 走行距離49,600km 程度極上 無限コンプリート HONDA BEAT』 ですが、オプション作業として ①ガラスコーティング施工 ②エンジンオイル及びオイルフィルター交換 をご用命頂いておりました。
①ガラスコーティング施工の様子は既にご紹介済みで御座いますが、②エンジンオイル及びオイルフィルター交換の様子をご納車前にご紹介できておりませんでしたので、引き続き作業の様子をご紹介して参ります。
※同じくオプション作業としてご用命頂いておりましたガラスコーティング施工の様子はこちら ⇒ 無限コンプリートHONDA BEAT ガラスコーティング施工
今回交換致しますエンジンオイル及びオイルフィルターですが、エンジンオイルは、信頼のHONDA純正URTRA MILDオイル、オイルフィルターもHAMP製のものを使用します。
元エンジン開発者としましては、色々なことを考慮すると、ホンダのエンジンにはホンダ純正オイルが一番適していると考えており、お客様にも基本的には純正エンジンオイルの交換をお薦めさせて頂いております。
では早速作業に入りますが、今回はエンジンオイルに加え、オイルフィルターも交換の為、まずはエンジンオイルの排出から行います。
画像にある、オイルパン右側のボルトがエンジンオイルドレンボルトです。
オイルパン後ろにホンダのHマークがボディーと同色の赤でペイントされているところなどにも、前オーナー様の愛着を感じます。
そして、オイルが抜けやすい様に、事前にリアバルクヘッドにあるオイルフィラーキャップを外してからオイルドレンボルトを緩めてオイルを排出します。
BEATのオイルドレンはオイルパン後端にありますので、排出の際は車体を水平にして、古いオイルがしっかり抜ける様に心掛けます。
そして、古いオイルが抜けきりましたら、パッキンを新品に交換してオイルドレンボルトを締めます。
ドレンボルトの締め付け規定トルクは40N・mですので、規定トルクで締め付けます。
これはBEATに限ったことではありませんが、オイルドレンボルトの締め付けは、ワッシャーからの滲みや、ボルト舐めを防ぐ為にもきちんとトルク管理しての締め付けが必要です。
規定トルクで締め付け、パーツクリーナーで垂れたオイルを綺麗にしましたら、続いてはオイルフィルターの交換です。
オイルフィルターはエンジン前方下側にありますので、フィルターレンチで緩めて外します。
右側が外したフィルターで、左側が今回交換致します新品のフィルターです。
そして、新品フィルターの取り付けですが、パッキンに新品オイルを塗布することと、オイルフィルターにエンジンオイルをある程度満たしておきます。
こうすることで、オイルがエンジン各部に行きわたる時間を短縮し、気持ちではございますがエンジン保護にも繋がります。
そして、エンジン本体に規定トルク(今回は12N・m)で締め付ければオイルフィルターの交換作業は完了です。
以上で、エンジンオイルの排出とオイルフィルターの交換が終わりましたので、続いてはエンジンオイルの注入作業となります。
オイルをジョッキに入れて、バルクヘッドのオイル注入口からオイルを注入しますが、このオイルホースの内径が小さい為、少しづつオイルを入れないと簡単に溢れて、バルクヘッドがオイルまみれになってしまいます。
ちなみに、BEATのオイルフィルター交換無しの際のオイル量は2.7Lですので、フィルターに満たしたオイル量も考慮して約2.4L程入れ、オイルレベルゲージにてオイル量を確認します。
UPPERとLOWERの間にあることを確認しましたら、一度エンジンを回してオイルをエンジン各部に行きわたらせ、少し時間をおいてもう一度レベルゲージを確認します。
そうすると、上の写真の様に少し減っているはずですので、あとは少しずつオイルを入れてはレベルを確認して、UPPERレベルになればエンジンオイル交換は完了です。
そして、最後にエンジンオイルがドレンボルトやオイルフィルター部から漏れ、滲みが無いかを確認しましたら、本車両におけるエンジンオイル及びオイルフィルターの交換作業は全て完了となります。
これで、次のエンジンオイル交換時まで安心してエンジンを回す楽しみを味わって頂けるかと存じます。
以上で、この度ご納車させて頂きました『希少 走行距離49,600km 程度極上 無限コンプリート HONDA BEAT』 においてご用命頂きましたオプション作業の様子のご紹介は終了となりますので、次回はお客様にご納車後も安全且つ安心してドライブを楽しんで頂く為に、弊社におきまして全車両に行っておりますご納車前整備の様子をご紹介致します(既にご納車済では御座いますが・・・)。
では、失礼致します。