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希少なVersion.Z ハードトップ・ワタナベホイールなどパーツ多数装着 HONDA BEAT エンジンルーム清掃及び状態確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度TORINO CARSに入庫致しました『希少なVersion.Zでハードトップやワタナベホイールなどパーツ多数装着、弱点ポイント対策済みのHONDA BEAT』における、販売開始前に行います販売前メンテナンスの様子をシリーズでご紹介しております。
※車両のご説明はこちら ⇒ 希少なVersion.Z ハードトップ・ワタナベホイールなどパーツ多数装着 HONDA BEAT 入庫しました
前回は【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃を行った際の様子をご紹介致しましたが、今回は第5回目【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、エンジンルームのチェック及び清掃、プラグの状態確認、アクセルワイヤー調整等を行った際の様子をご紹介致します。
※足廻り状態確認編はこちら ⇒ 希少な HONDA BEAT Version.Z 足廻り状態確認編
では、早速エンジンルームの確認に入りますが、本車両はハードトップが装着されている為、ハードトップを取り外して確認を行うこととなります。
とは言え、ハードトップの脱着は、フロントのキャッチを外しサイド固定のビス2本、後部固定のボルト2本を外すだけで容易に脱着が可能ですので、幌よりもメンテは楽です。
しかも、非常に軽い為、一人での脱着が可能です。
ということで、ハードトップを取り外し、作業を続けます。
まずは、メンテナンスリッドの上にあるマットを車外に出しますと・・・
メンテナンスリッドが現れます。
当然錆などはございませんが、ホコリや汚れは見られますので、まずは清掃から始めます。
メンテナンスリッド周辺の清掃はもちろんのことですが、こういった隅の奥の清掃もなかなかできない部分ですので、一緒に綺麗にしていきます。
運転席側の赤い配線は、HIDの電源線で、バッテリーから直接電源を取っています。
これでシート後部のメンテナンスリッド周辺が綺麗になりました。
続いて、メンテナンスリッドを固定している4本のボルトを緩めて外し、ようやくエンジンルーム内の確認と清掃ができます。
ホコリの付着はございますが、エンジンマウントブラケットやヒューエルレギュレター等の各部鉄部品の錆が軽微がことが印象的なエンジンルームです。
ホースなどのゴム部品の状態も問題ありません。
そして、真新しいNGK製のプラグコードも確認できます。
こういった点からもしっかりメンテナンスされていたことが伺えます。
そして、全体的にチェックが完了しましたら、エンジンルーム内の清掃を行って参ります。
清掃は手の届く範囲にはなりますが、硬く絞った濡れタオルで奥の方まで丁寧に清掃を行っていきます。
綺麗になりました。
ホコリによる汚れを綺麗にすると、やはり状態が良いことが良くわかります。
錆が進んでいる車両ですと、ここまで綺麗に仕上げることはできません。
因みに、BEATでの心配事項の一つであるタイミングベルトはH26年、走行距離71,140km時に交換済みの為、当分は安心です。
※前オーナー様によるとH30年、走行距離85,000km時にタイミングベルトを交換したとのことですが、交換記録簿が見当たらない為、記録のある数字を記載しております。
続いて、プラグの点検に移ります。
プラグは、焼け色や状態を確認することで、燃焼室内部の異常や、インジェクターのトラブルなどを発見することができたり、摩耗状態などを見ることで今後のメンテナンス情報として役に立ちます。
プラグはNGKの6番プラグが装着されておりますが、3本共に、焼け色、状態共に良好です。
中心電極、側方電極の摩耗も問題ありません。
そして、最後に、アクセルワイヤーの張りを調整します。
アクセルワイヤーの張りを適切に調整しアクセルペダルの過大な遊びを無くすことで、BEATが本来持つレスポンシブルなアクセルワークを味わうことが出来る様になります。
以上で、本BEATのエンジンルーム内の確認及び清掃は完了ですので、メンテナンスリッドを元に戻して4本のボルトで固定し・・・
掃除機掛けと濡れタオルで綺麗に清掃したトランクマットを元に戻せば、今回のエンジンルーム関連作業は全て完了です。
以上、エンジンルームの状態やその他のプラグや補器類の状態確認、そして清掃を行って参りましたが、本車両におけるエンジンルーム内の各部状態が非常に良好であることが確認できました。
エンジンルームの状態を見ると凡そその車両の状態がわかるものです。
そういった意味でも本車両は安心してご購入頂ける車両であるかと存じます。
次回は同じエンジン関連である【エアクリーナーケース確認編】として、エンジンの健康状態を計り知る為の一要素であるエアクリーナーケース内のブローバイガスの状態確認及びエアクリーナーエレメントの状態確認を実施致しましたのでその様子をご紹介致します。
では、失礼致します。