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希少なVersion.Z ハードトップ・ワタナベホイールなどパーツ多数装着 HONDA BEAT 足廻り状態確認
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
この度TORINO CARSに入庫致しました『希少なVersion.Zでハードトップやワタナベホイールなどパーツ多数装着、弱点ポイント対策済みのHONDA BEAT』における、販売開始前に行います販売前メンテナンスの様子をシリーズでご紹介しております。
※車両のご説明はこちら ⇒ 希少なVersion.Z ハードトップ・ワタナベホイールなどパーツ多数装着 HONDA BEAT 入庫しました
前回は【ボディー状態確認編②】として、フロントバンパー及びリアバンパーを外して、修復歴有無や錆の状態確認及び清掃を行いました際の様子をご紹介致しましたが、第4回目【足廻り状態確認編】として、サスペンション等のシャシー部品や足廻りのゴム部品の状態確認及び清掃を行った際の様子をご紹介致します。
※ボディー状態確認編②はこちら ⇒ 希少なVersion.Z ハードトップ・ワタナベホイールなどパーツ多数装着 HONDA BEAT ディー状態確認編②
サスペンションを含めて足廻りの状態は車の乗り味を大きく左右するものですので、弊社では、入庫しました全車両におきまして、足廻りの状態確認を必ず行うようにしており、サスペンションからオイル漏れが無いか、アーム類に曲がりは無いか、ブッシュなどゴム部品に破れなどが無いかなど、きっちりと状態把握を行っております。
その上で、破れているゴム部品の交換はもちろんのこと、劣化や摩耗が見られる部品に関してはお客様に交換のご提案をさせて頂くなど、車両が本来持つ乗り味やハンドリングを安心して楽しんで頂ける状態でご納車させて頂きたいと考えております。
では、早速、運転席フロントからホイールを外してホイールハウス内の清掃、確認を行って参ります。
この時点で、一通りの状態確認を行いますが、サスペンションからのオイル漏れや、アーム類の曲がり、接触跡、ゴム部品の破れ、グリスの飛び散り等が無いことが確認できました。
そして、ここからサスペンション、ホイールハウス内、アーム類を徹底的に清掃いたします。
砂による汚れが無くなり綺麗になると、ホイールハウスの印象も随分と変わります。
また、アーム類も含め、しっかりとシャシーブラックの塗布施工がされていることも確認できます。
そして、装着されておりますRG製の車高調式サスペンション(減衰力調整式)はダストブーツに破れが見られますが、本体は非常に綺麗な状態です。
このサスペンションは交換記録簿が残っておりませんが、前オーナー様のお話では交換後の走行距離は10,000km未満ですのでダンパーも良好な状態です。
非常にしっかりとした乗り味が特徴で、低速域では硬さを感じますが段差での嫌な突き上げ感は無く、速度が上がるにつれてサスペンションが良く動く様になり、路面にベターっと張り付いた様な乗り味になります。
清掃の次は、改めてアーム類やゴム部品類のチェックに入ります。
まず、スタビライザーラバーAですが、ヒビの発生や硬化度合いが比較的軽微な為、一度交換歴があると思います。
このパーツは新品への交換による効果を大きく感じることのできるパーツであり、弊社でも安価で交換が可能な為、多数の交換のご用命を頂いている箇所でも御座いますので、ご用命頂けましたら新品に交換し、より良い状態でご納車させて頂くことも可能です。
続いて、タイロッドエンドブーツはひび割れ等の劣化が無く、良好な状態です。
ロアボールジョイントブーツも問題無い状態です(表面に見えるヒビはシャシーブラックによるものです)。
ラックブーツも同様に問題無い状態です(表面に見えるヒビはシャシーブラックによるものです)。
ブレーキパッドは残量が4.0mmですので、まだ問題ありませんが、ご用命頂けましたら新品に交換後のご納車も可能でございます。
続いて、助手席側フロントに移ります。
こちらも汚れは御座いますが、サスペンションのオイル漏れグリスの飛び散り等が無いことを確認しましたら、清掃に入ります。
綺麗になりましたので、運転席同様にアーム類やゴム部品の確認を行います。
助手席側のゴムやブーツ類の状態も問題ございません。
また、アーム類も綺麗で、錆がほとんど見られないことも特徴的です。
助手席側のブレーキパッドも運転席側同様に残量は4.0mmあり、現状のままで問題ございません。
続いてはリアの確認に移ります。
運転席側リアの清掃前の状態がこちら。
サスペンションからのオイル漏れ等御座いませんし、フレームも綺麗で、修復歴はありません。
また、アーム類も錆や、曲がりなどは無く、状態は良好です。
そして各部清掃を行って行きます。
リアもしっかりとシャシーブラックが塗布されており、大変綺麗になりました。
リアのRG製サスペンションも状態は良好です。
続いて、リアのゴム部品の確認に入ります。
ドライブシャフトブーツやインボードブーツの状態も共に問題ありません。
アーム類の状態も、錆は無く良好です。
また、リアブレーキパッドは残量が3.0mmと少なくなっておりますので、現状のままでも問題はございませんが、交換しても良いかもしれません。
運転席側リアのホイールハウス内にあるフューエルリッド内の水抜き穴の清掃も行っておきました。
これでフューエルリッド内の錆も心配ございません。
最後に、助手席側リアです。
こちらも汚れは御座いますが、サスペンションやアーム類に問題は見られませんでしたので、清掃を行います。
綺麗さっぱりしました。
フレームの状態も曲がりや修復跡はございません。
そして、ブーツ類、ブレーキパッドの残量も問題無いことが確認できました
以上、フロント、リア共に足廻り関連の状態を確認、清掃を行って参りましたが、サスペンションやアーム類、ゴム・ブーツ類、そしてブレーキパッド全て問題無い状態であり、今すぐに交換が必要な部品は無いことが確認できました。
また、しっかり各部にシャシーブラックが塗布されていることもあり、全体的に錆が少なめで、状態が良好であることも確認できましたことに加え、しっかりと清掃を行いましたので、足廻りまで含めて綺麗な状態でご納車させて頂くことが出来ます。
ここまでで、乗り味を大きく左右する、ボディーの状態、足廻りの状態が良好であることが確認できましたので、本車両のしっかりしたスポーティーな乗り味を安心してお楽しみ頂けるかと存じます。
強いて言えば、リアのブレーキパッドをそろそろ交換しても良いかもしれませんので、ブレーキパッド含めご希望の交換部品がございましたらお気軽にご相談頂ければ幸いで御座います。
次回は販売前メンテナンス第5回目【エンジンルーム清掃及び状態確認編】として、エンジンルームのチェック及び清掃、プラグの状態確認、アクセルワイヤー調整等を行った際の様子をご紹介致します。
では、失礼致します。