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ご依頼作業:MercedesBenz AMG C63S Coupe(C205後期モデル) 室内異音低減作業 その②
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
前回より、埼玉県にお住まいのお客様から、MercedesBenz(メルセデスベンツ) AMG C63S Coupe (W205後期モデル)の室内異音低減作業をご依頼頂き、作業を実施致しました際の様子をご紹介しておりますが、今回はその②としまして、センターコンソール廻りの異音処理を実施しました様子をご紹介して参ります。
前回は、サンルーフ及び運転席廻りの異音処理の様子をご紹介致しましたが、今回はより大きな音が出ておりましたセンターコンソール内部の確認と異音処理の様子をご紹介して参ります。
では、センターコンソールの内部を確認する為に、センターコンソールを外します。
センターコンソールの脱着するには、アームレスト内にあるツメを押して、銀色のカバーを外します。
銀色のカバーが外れましたら、手前にあるトルクスネジ2本を外せばセンターコンソールを上に引っ張るだけで簡単に浮いてくれますが、ハーネスが数本繋がっているので丁寧にカプラーを外して、センターコンソールを完全に外します。
この部分も、ハーネス含めて以前に異音処理がされている様ですが、一部ハーネスがそのまま置きっぱなしであったり、プラスチックカプラーがそのままであったりと不十分な箇所がありますので、後で処理をする様にし、内部確認を進めます。
更に内部を確認する為に、オーディオユニット一式を手前に引っ張り出し、内部を確認しますと・・・
異音処理が全くされていないハーネスがグチャグチャに詰め込まれていますし、プラスチックのカプラーも裸のままです。
ん?純正には無い端子もそのまま遊んだ状態です。
更に奥を確認しますと・・・
走行中でもTVを見ることができるようにするTVキャンセラーが無造作に置かれているだけでした。
更に、ハーネスは基本的に何の異音処理もされていません。
これではさすがに走行中に異音は出放題です。
すこし動かすだけでも、金属とプラスチックがあたる音が盛大に発生しています。
従いまして、まずはこのTVキャンセラーに異音処理をして、動かない様に固定をします。
そして、ハーネスや裸のカプラー達も、固定をしたり、エプトシーラーで異音が出ない処理をしていきます。
そして、オーディオユニットを元に戻せば、この部分は完了です。
これでセンターコンソール内部から異音は出ないと思います。
続いて、センターコンソールそのものもビビリ音が出そうな箇所がいくつかありましたので、対応していきます。
※この部分も異音対応の形跡が見れましたが、異音が発生していましたので、改めて処理しました
エアコン操作パネルなどセンターコンソールにはめ込まれている各パネル類が、ネジ留め用の穴が空いているにも関わらず、ネジ留めされておらず、ツメではめ込まれているだけの状態でした、全ての箇所をしっかりネジ固定をしておきました。
完全にコストカットだと思います・・・。
あとは、センターコンソール下側のカプラー類や、LEDチューブなど、動いて異音が発生している箇所は全て異音処理をしていきます。
そして、センターコンソールを元に戻せば、この部分に関しては完了です。
以上、作業時点でかなり手ごたえはありましたが、実際に試走を行いましたところ、既にこの時点で、ダッシュボード廻りからのビビリ音等の異音は消えていました。
やはり、あのTVキャンセラー廻りからの異音が大きかった様です。
実際、なかなか異音のことまで考えて取り付けを行ってくれる業者様は少ないと思います
しかし、やはりお困りになるお客様もおりますので、最低限のこといいので異音が出ない様に配慮をして取り付けを行いたいものです。
本当にちょっとした配慮だと思います。
もしくは、お客様におかれましては、『十分に異音に配慮して取り付けをお願いします』等、念を押して作業をお願いすることも一つかと存じます。
ここまでの処理で、私が試走を行った限りでは、ほぼ異音は解消しておりましたが、稀に助手席側ダッシュボード内部とドアパネル付近からも異音が発生しておりましたので、続いては助手席廻りの異音処理に入りますが、続きは次回ご紹介致します。
では、失礼致します。