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ご依頼作業:HONDA FD2 CIVIC TYPE-R ガラスコーティング施工【研磨~ガラスコーティング塗布(完成)編】
TORINO CARSのブログをご覧頂きまして誠にありがとう御座います。
先日、8月13日、14日と2日間に渡り、京都府にお住まいのS様より HONDA FD2 CIVIC TYPE-R ガラスコーティング施工ご用命を頂き作業を実施致しましたので、3回に渡りその作業の様子をご紹介しております。
前回は鉄粉除去からマスキング作業までの様子をご紹介致しましたが、今回はガラスコーティング施工における肝と言え、塗装面の艶を復活させる研磨作業(ポリッシング)からガラスコーティング塗布して完成までの様子をご紹介致します。
毎回、コーティングのブログでは記載させて頂いておりますが、弊社では完全屋内施工により研磨作業を行いますので、屋外作業とは違い、砂やホコリをシャットアウトすることで余計な傷が入ることを防ぐことができることに加え、屋内にて専用照明を用いて作業を行うことで、きちんと傷の状態を把握しながら作業を実施することができ、確実な研磨作業を行うことが可能です。
『傷が見えない状態で傷を取り除くことはできない』・・・という考えです。
また、本車両では、塗装面の艶が失われていた状態ですので、正確に状態を把握し、塗装面を削り過ぎることなく、またムラを防ぎながら艶を復活させる作業が可能となります。
では、早速、水垢除去作業や鉄粉除去作業にて不純物が無くなった塗装面に対して、艶を復活させる研磨作業(ポリッシング)に入ります。
研磨作業は、塗装の状態や傷の深さ、種類などに応じて、最適な研磨剤(コンパウンド)とバフの組み合わせを選択して作業を行いますが、その上で、ポリッシャーの回転速度や力加減など、塗装に応じてその場その場で判断しながら綺麗に塗装面を仕上げていきます。
ということで、ボディー各部の研磨前と研磨後の状態をご紹介して参ります。
・ボンネット研磨前
・ボンネット研磨後
研磨前は塗装面に艶が無く、白く粉をふいている様な状態且つ、無数の傷が入っていることがわかりますが、研磨後はその劣化した塗装面を一皮剥くことで、傷は綺麗さっぱり無くなり、艶が復活していることがおわかり頂けるかと存じます。
・助手席側フェンダー研磨前
・助手席側フェンダー研磨後
フェンダー部も、研磨前は、もはやライトの映り込みさえ分からないレベルでしたが、研磨後はライトが綺麗に映り込んでいることがお分かり頂けるかと存じます。
他の箇所も研磨による変化をどんどんご紹介して参ります。
・運転席側フロントドア研磨前
・運転席側フロントドア研磨後
・運転席側リアドア研磨前
・運転席側リアドア研磨後
・助手席側フロントドア研磨前
・助手席側フロントドア研磨後
・助手席側リアドア研磨前
研磨したフロントドアと研磨前のリアドアの差異がわかりやすいですね。
・助手席側リアドア研磨後
・天井ルーフ研磨前
・天井ルーフ研磨後
・リアトランクフード研磨前
・リアトランクフード研磨後
・フロントバンパー研磨前
・フロントバンパー研磨後
モデューロのフロントバンパーは、最近時に交換されたとのことで、艶もあり綺麗な状態でしたが、細かな洗車傷は入っておりましたので、綺麗に取り除いておきました。
・ヘッドライト研磨前
・ヘッドライト研磨後
ヘッドライトも黄ばみでかなりくすんでおりましたので、クリアな状態に仕上げました。
あとは、写真は掲載しておりませんが、ドアミラーやリアバンパー、リアフェンダー、サイドステップ、リアスポイラーなど、外装パーツは全てしっかりと研磨(ポリッシング)を行っております。
以上、各塗装面の研磨前後の状態比較をご紹介して参りましたが、各部分、艶が無く、くすんでしまっている塗装面が、艶のある綺麗な塗装面に復活したことが確認頂けたかと存じます。
そして、磨き残しが無いか、コンパウンド残り(焼き付き)が無いかをしっかり確認しましたら研磨作業(ポリッシング)としましては完了です。
研磨作業が終わった状態は、車両が研磨粉で真っ白ですので、洗車をして一度研磨粉を綺麗に洗い流して綺麗さっぱりにします。
この洗車の時点で、併せて、細かい部分の汚れも綺麗にしておきます。
そしていよいよ、綺麗で艶が復活した塗装面に、今後もこの良い状態を維持して頂ける様に、ガラスコーティングを塗布していく作業に入ります。
弊社のガラスコーティング剤は塗装面の保護はもちろんのこと、独特の光沢感や艶感をプラスしながら、塗装面の汚れが落ちやすい為、メンテナンス容易化が可能です。
また、副次的なメリットとしましては、洗車後の拭き取り作業が楽になる為、この様な大きな車両では格段に洗車作業が楽になると思います。
コーティング剤の塗布作業は、専用のスポンジを用いて、塗装面に傷が入らない様に力を入れず優しく塗り込んでいきます。
ポイントとしては、パネル毎に細かい範囲で区切って塗り込むことで、そうすることで、塗り残しや、拭き残し、ムラを防ぐことができます。
そして、コーティング剤を塗布しては拭き取りを迅速且つ確実に繰り返していき、ボディーパネル全体にガラスコーティング剤を塗布しましたら、ガラスコーティング施工作業はいよいよ完了となります。
ガラスコーティング塗布後のCIVIC TYPE-Rがこちら。
しっかりと研磨作業を行い、ガラスコーティング塗布を行うことで、もはや入庫した際の状態とは見違える様に綺麗になっており、まるで別の車の様です。
ガラスコーティング独特の濡れた様な艶が出て、景色が映り込むことの無かった塗装面にはしっかりとモノが映り込む様になりっていることがお分かり頂けるかと存じます。
そして、最後、お引渡し前に内装の清掃を実施して完了です。
以上で、ガラスコーティング施工は全て完了ですが、今回のCIVIC TYPE-Rは今までになくコーティング施工による変化が大きく、かなり大変な作業になりましたが、非常にやりがいのあるガラスコーティング施工でした。
お客様にお引渡しの際には、『こんなにも綺麗になるものなんですね!スゴイ!』と驚いてられる様子で、ご満足頂けて何よりで御座います。
このお喜びのお言葉が私の原動力であり、この一瞬の為に作業を行っていると言っても過言ではありません。
『この車両は少なくとも20万kmは乗るつもりです』とおっしゃっておりましたので、今後もこの良い状態を維持して頂き、まさに愛車であるCIVIC TYPE-Rと楽しい、幸せな日々を過ごして頂ければ幸甚で御座います。
来週は月曜日より、一度車高の問題でフェリーに乗船できずご納車を延期させて頂いておりました、北海道のお客様にフェアレディーZのご納車です。
今回はしっかり車高も調整しておりますので、フェリーも問題無いはずです(笑)
では、失礼致します。